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【3753】来福 純米大吟醸 朝日(らいふく)【茨城県】

2019.3.18 14:45
茨城県筑西市 来福酒造
茨城県筑西市 来福酒造

【日本酒研究会月例会 全6回の③】

 異業種間の日本酒研究会。単なる飲み会だが、ちょっと気どって研究会だ。足掛け13年目に突入した超長寿飲み会。毎月開いてきたが、この間、一度も休まず飲んできた。みなさん、なんと研究熱心なことか。今回は仕事で参加できないメンバーが多く、5人での月例会となった。

 東京の地酒2種類「国府鶴 中屋久兵衛 辛口純米」「桑乃都 純米」をいただいたあと、3番目にいただいたのは「来福 純米大吟醸 朝日」だった。ラベルは、来福という酒名に加え、鶴と亀に朝日…と縁起物ばかりで固めている。「来福」は、今回の酒を含め、当連載で7種類を取り上げている。個人的に「来福」には、まったりした調子のお酒、というイメージを持っている。さて、今回のお酒はどうか。

 S、Y、K「うむ、悪くないね」
 酒蛙「ほんわりとした果実香。基本的にはすっきり系。旨み、酸、苦み、香りの調和がとれており、やさしい飲み口。『来福』はあまり酸を出さない酒を醸してきているように感じてきたが、これは『来福』にしたら酸がずいぶん出ているように感じた」

 瓶の裏ラベルには、以下のような口上が掲載されている。「江戸時代から続く伝統を守りつつ、常に新しい酒造りにチャレンジし、最高品質の日本酒が出来る様に心掛けています」

 裏ラベルの表示は以下の通り。「原料米 岡山県産朝日100%、原材料名 米・米こうじ、アルコール分16度、精米歩合50%、酵母 東農短醸分離株、製造年月2018.11」

 使用米の「朝日米」について、ウィキペディアは以下のように記述している。
     ◇ 
【概要】明治41年に京都府向日市で山本新次郎という農家が「日ノ出」という品種の米を栽培していた時、その中に特異な2穂を発見した。それを育て、日ノ出から連想させて「朝日」と名称を定めたが、すでに同名の品種が京都府内に存在していたため、明治44年に京都府農業試験場が「旭(京都旭)」と正式に命名した。
 大正時代に岡山県農業試験場が旭の品種改良を行ったが、岡山県内ではすでに旭という品種が別に存在していたために混同を避けるため、「朝日」という名称に決定した。 大正14年2月に岡山県の奨励品種に定められた。
 その後も岡山農業試験場は試験・品種改良を続け、「朝日47号」を分離選出した。現在栽培されている朝日の大半はこれである。
 コシヒカリ・ササニシキ・あきたこまちも品種改良をたどれば、この朝日(旭)にルーツがある。
【特徴】大粒で、適度な粘りと歯ごたえが持ち味である。また、ふくよかでほどよい甘さのある上品な味わいだといわれる。米飯の他、握り飯や寿司(握り寿司、ばら寿司など)に適している。
 中心部分に心白が少ない品種であるが、酒米としても使用される。
 欠点としては、背が高いため栽培時に倒れやすく育てにくい、脱粒しやすい等の点が挙げられる。 
【主要産地】岡山県 - 南部を中心に栽培される。アケボノ、ヒノヒカリ、雄町とともに岡山米の代表格とされている。

     ◇

 蔵名・酒名の「来福」の由来について、蔵のホームページは以下のように説明している。

「来福酒造は、1716年(享保元年)、近江商人が筑波山麓の良水の地に創業いたしました。創業当時からの銘柄『来福』は俳句の『福や来む 笑う上戸の 門の松』に由来するものです」

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