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【3742】岩木正宗 七郎兵衛 特別純米 辛口 華吹雪(いわきまさむね しちろうべえ)【青森県】

2019.3.7 21:38
青森県北津軽郡板柳町 竹浪酒造店
青森県北津軽郡板柳町 竹浪酒造店

【北海道・青森県の酒 全5回の③】

 なじみのH居酒屋から「お酒を4本入れたので、テイスティングに来てください」と連絡が入った。わたくしは、酒質を1行で説明する「酒メニュー」を作ってあげている。お客さんが酒を選ぶとき、酒質が分かると選びやすいからだ。そのためにはまず飲まなければならない。

 おっとり刀で暖簾をくぐったら、店主の友人Mが北海道&青森県のかなりマニアックなお酒5種類を差し入れてくれたとのこと。まずは、先にそちらを飲んでみることにする。北海道の「千歳鶴 特別純米 北海道限定品」、青森県の「武士道 純米大吟醸」を飲み、3番目にいただいたのは「岩木正宗 七郎兵衛 特別純米 辛口 華吹雪」だった。

 この酒を醸している竹浪酒造店は、江戸初期・正保年間(16441647)の創業で、青森県最古の老舗。青森県の現存する会社の中で、もっとも創業が古いんだそうな。当連載では今回の酒を含め3種類を取り上げている。さて、いただいてみる。

 酒蛙「昭和レトロ的熟成感的クラシカル香味が少し。この蔵独特の香味だ」

 店主「おもった以上に飲みやすい」

 酒蛙「かなり辛い」

 店主「うん、辛い。最後に酸を感じる」

 酒蛙「うん、酸はほんのわずか。辛みが前に出ており、甘旨みはすくなめ。この酒、熱燗にすればけっこういいかも」

 瓶の裏ラベルの表示は「アルコール分15度、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、使用米 華吹雪100%、精米歩合60%、酵母 K-701、製造年月31.1

「華吹雪」は青森県農業試験場が1974年、母「おくほまれ」(祖母が「山田錦)と父「ふ系103号」(祖母が「ササニシキ」)を交配。育成と選抜を繰り返し開発、1988年に品種登録された酒造好適米だ。

 銘柄名「七郎兵衛」の由来は、ネット情報によると「酒造りを家業とした八代目当主の七郎兵衛氏に由来します」とのこと。主銘柄名「岩木正宗」は、蔵からほど近い岩木山(青森県最高峰)にちなむ。

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