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(501)指の吸盤が発達している アイフィンガーガエル

2019.1.16 17:06
アイフィンガーガエルは体長3~4㌢ぐらい。目がかわいい
アイフィンガーガエルは体長3~4㌢ぐらい。目がかわいい

 

 通りすぎそうになった。ガラスの中に、ちっちゃな茶色っぽいカエルがいた。東京・多摩動物公園の昆虫園、南西諸島の生きもののコーナー。沖縄県でも南西にある先島(さきしま)諸島にいるアイフィンガーガエルだ。
 名前だけなら、ヨーロッパかアメリカのカエルかなと思ってしまう。「先島諸島の石垣島と西表(いりおもて)島、それに台湾にしかいません。アイフィンガーさんが見つけたのでこの名になったんです」と担当の佐々木愛子さん。
 見のがしそうになったのには理由があった。「いる場所によって色も変わっちゃうんです。いま葉っぱの上にいるのは、もう少しすると白っぽい感じになって、もようも変わってきますよ」
 日本で唯一、子育てをするカエルだそうだ。どんなことをするんですか?
 「お母さんはたまり水みたいなところに卵を産みます。その後、オタマジャクシになるまでお父さんが卵を見守ります」。お父さんは卵が乾かないようにしているように見えるそうだ。
 オタマジャクシになると、お母さんが自分のかえらない卵を、えさとしてやって育てる。
 ガラスの垂直な壁にもすべり落ちずにくっついている。「樹上性の生きものなので、くっつけるように足の指の吸盤が発達しています。そこもまたかわいらしいです」(文・写真、佐々木央)=2017年12月配信

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