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(496)とても感じやすい魂 マレーガビアル 

2019.1.2 14:59
水からあがったマレーガビアル。目を閉じて眠っているみたいだ
水からあがったマレーガビアル。目を閉じて眠っているみたいだ

 140頭もワニがいる静岡県東伊豆町の「熱川バナナワニ園」。園の神田康次(こうじ)さんによると、ここで一番大きいのはマレーガビアルで、体長4・5メートルもある。

 「ワニは大きく三つの仲間に分かれます。クロコダイルとアリゲーターとガビアルです。ガビアルはインドガビアル1種だけなんです」。じゃあ、マレーガビアルは?

 「クロコダイルの仲間なんです。ほんとのガビアルではないので『ガビアルモドキ』なんて言われて」。神田さん、ちょっとくやしそうだ。

 一番大きなマレーガビアルは水の中にいたけれど、別の1頭がプールから上がって、さくと木の間のせまい所にいた。これも3メートル以上ありそうだ。口が細く長い。

 「インドガビアルも細長くて、そこが似ています。口が細長い種は、魚を中心に食べているといわれています」

 こんな大きくて強そうなワニにも弱点がある。移動などで環境が変わることだ。えさをほとんど食べなくなってしまうこともある。

 「一番大きなマレーガビアルがオスなので、数年前、卵を産んでもらうために札幌の円山動物園からメス2頭を連れて来たんです」。2頭は最初えさを食べず、神田さんたちは心配した。「でもしばらくして食べてくれた」。ワニはとても感じやすい心を持ってるんだ。(文・写真、佐々木央)

 

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