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【3671】天明 山廃酛純米 熱酒急冷 焔HOMURA 二回火入(てんめい)【福島県】

2018.12.23 15:26
福島県河沼郡会津坂下町 曙酒造
福島県河沼郡会津坂下町 曙酒造

【日本酒研究会番外編 全7回の⑥】

 日本酒研究会の遠征場所が開かれた。この会は単なる異業種間交流の飲み会だが、毎月欠かさず延々、足掛け12年も続けている。会員のみなさまは、研究熱心なのだ。12年もやっていると、異動でメンバーがかなり変わる。OBとも旧交を温めたい。ということで年に1~2回、OBが多く居住している市に遠征し、飲み会を開いている。場所はMうなぎ屋さんと決まっている。今回は新旧研究員10人が集まった。

 この番外編を開くときは、お酒を持ち寄る。それを順不同で飲んでいく。「秩父小次郎 純米生原酒」「直実 特別純米」「おら酒 雷神 純米大吟醸」「辰泉 純米吟醸 辰ラベルNo.2 純米吟醸 中取り一回火入れ瓶囲い」「五橋 純米大吟醸」と飲み進め、6番目にいただいたのは「天明 山廃酛純米 熱酒急冷 焔HOMURA 二回火入」だった。

「天明」は比較的飲む機会の多い酒でこれまで、今回のお酒を含め、当連載で8種類を取り上げている。旨みと酸のバランスが良い酒でジューシーな飲み口というイメージを持っている。今回のお酒はどうか。いただいてみる。

 酒蛙「酸が出ている。予想以上にさっぱり・すっきりした飲み口だ。キレが良い」
 B 「日本酒は酸が出ていないとね♪」
 M 「四の五の酸(三)ね。これ、旨いわぁ」(おやじギャグに、みんな「さぶ・・・」)
 F 「入り口抑えめ、出口じんわり」
 SI「それって、どういうこと?」
 K 「言っている意味が分からない」
 酒蛙「直前に飲んだ『五橋 純米大吟醸』から甘みと旨みを減らし、酸は同じ感じ。濃からず薄からず。旨みと酸のバランスが良く、さわやかな山廃酒だ。」
 F 「冷たいときはシャープ、温度が上がるとシャープさが無くなる」

 瓶の裏ラベルは、この酒のコンセプトを以下のように紹介しているが、かなり難解な文章だ。一般の飲み手にも簡単に理解できる文章にしていただきたいものだ。

「曙酒造では、佐瀬式といわれる搾り器(槽・フネ)で約48時間かけお酒をしぼります。しぼりだされたお酒は、一秒一秒刻々と進化を繰り返し、様々な表情を魅せてくれます。今回、総米800kgの単独醸造。しぼれるタイミングでそれぞれを詰め分け、普段はおみせできない、それぞれの豊かな表情を一年間を通して表現していきたいと考えます。季節を重ねる美しさ、心躍る酒とも出逢い。それこそが限定焔HOMURA」

 裏ラベルの表示は「2016年収穫米 2016-17年醸造、原料米 会津坂下産山田錦精米歩合55%、原料米 会津坂下産五百万石精米歩合65%、使用割合 山田錦26% 五百万石73%、原材料名 米(国産)米麹(国産米)、アルコール分16度、日本酒度+2、酸度1.85、熱酒急冷二回火入、無加水原酒、製造年月2018.08」。

 酒名「天明」の由来についてコトバンクは「酒名は、日の出のように世に羽ばたいてほしいとの願いを込めて命名」と説明している。

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