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【606】東洋美人 純米大吟醸 ASIAN BEAUTY(とうようびじん)【山口】

2011.9.30 21:36
山口県萩市 澄川酒造場
山口県萩市 澄川酒造場

【水無月会月例会 全4回の③】 

 不特定少数の酒好きが月1回、Y居酒屋に集う水無月会。今回の例会にはわたくしたちが飲んだことのない4種類の酒が出された。まず、「桜顔」、次に「天の戸」を飲んだあと、3番目は「東洋美人 純米大吟醸 ASIAN BEAUTY」だ。

 東洋美人は山口県の著名蔵で、わたくしはこれまで、2種類を飲んだことがあるが、いずれもレベルの高い酒だった。それは、「東洋美人 純米吟醸 611」(当連載【325】参照)と「東洋美人 純米吟醸 大辛口」(当連載【407】参照)で、いずれも当連載で紹介している。

 が、今回の「東洋美人」を見て、みんな目が点になった。ラベルが、仰天の日本髪美人。かつて外国人が日本について連想した、フジヤマ、サクラ、ゲイシャをおもわせるモードだ。「東洋美人」を直訳した「ASIAN BEAUTY」が、なんとも面白い。飲む前から、話題はラベルに集中だ。

 男性Kさん「ずいぶんユニークなラベルですね」

 女将「そう、どういう目的なんでしょうね、このラベルは」

 酒蛙「輸出用じゃないのかなあ。でないと、日本髪美人をラベルに起用しにくいんじゃないかなあ。ラベルに『ASIAN BEAUTY』と東洋美人の直訳が表示されているし、外国の人たちに親しんでもらいたい、というおもいを感じる」

 女将「なあるほどねぇ~」

 男性Kさん「ヨーロッパ狙いでしょうかね。瓶がワイン的だし」

 酒蛙「いやいや、輸出用というのは、わたくしの勝手な想像だよ。じっさいのところは分からない」

 最後にわたくしが言ったように、この会話はあくまでも、わたくしたちの勝手な推論。蔵元さんがなぜ、このようなラベルを使っているのか、わたくしたちは知るよしもない。もし、会話の内容が蔵元さんのコンセプトとまったく違っていたら、ごめんなさい。ただ、このような会話が展開された事実を記しておく。さて、いただく。

 女将「飲みやすい。すいすいいくわ。私、きょうの中で、これが一番好き」

 男性Kさん「わたしも好きです」

 酒蛙「吟醸香が適度。旨みも適度。奥に酸味がある。やや辛口におもえ、キレがある。上品な感じ。突出したところがなく、うまくまとまっている」

 日本髪美人をラベルにあしらっているだけあって、なかなか上品で、クセのないきれいな飲み口のお酒だった。万人に受け入れられそうなお酒だった。それにしても、とおもう。なぜ、このラベルなんだろう、と。