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【2002】百歳 超辛夏純(ひゃくさい)【茨城】

2015.6.24 18:48
茨城県水戸市 吉久保酒造
茨城県水戸市 吉久保酒造

【日本酒研究会月例会 全6回の⑥完】

 異業種の酒飲み人が月1回、M居酒屋に集う日本酒研究会。研究会とは名ばかりで、単なる飲み会。ちょっとカッコつけて研究会だ。フルメンバー6人全員が参加できるように、今回は例外的に土曜日開催となった。どうしても全員参加でなければならない理由があった。それは、メンバーのMが異動する可能性があり、だとすれば今回が最後の月例会となるからだ。つまり、Mの送別会の意味も込めての開催となった。

 店主が「きょうは大分県シリーズです」と宣言。「倉光 双樹 特別純米 無濾過 斗瓶採り」「わかぼたん 秘宝 吟醸」「山水 特別純米」「八鹿 吟醸 香りの、八鹿」「薫長 純米吟醸」という、わたくしたちが飲んだことのない5蔵の大分酒を繰り出した。「大分のお酒はこれで終わり。最後はこれです」と言いながら店主が冷蔵庫から出してきたのは「百歳 超辛夏純」だった。

 「百歳」というと以前、「百歳 純米 甕口直詰 旨味封じ込め」(当連載【1098】に掲載済み)をいただいたことがある。それも、ここM居酒屋の、日本酒研究会月例会でだった。M居酒屋の店主は「百歳」がお好きなようだ。

 「百歳」は茨城県水戸市の吉久保酒造のお酒。この蔵の主銘柄「一品」は、旨みがたっぷりある、非常にしっかりとした味わいのお酒で、わたくしは気に入っている。さて、「百歳 超辛夏純」。夏酒として出した純米酒だ。

 酒蛙「ラベルに書いているように、たしかに辛口だ。香りは抑えられている」

 H 「これ、いいな。キレが良い」

 B 「辛いっすね」

 酒蛙「旨みがすこしあり、ドライでないのがいい。超辛口を標榜するお酒は、旨み無しのドライな飲み口が多く、俺は抵抗感を覚えるが、これは違っていて、いい」

 F 「きょうのラインナップでは、これが一番いい」

 B 「酸があるね」

 酒蛙「うん、ありますね。中盤から後半にかけて酸がある。これ、いいな」

 みんなから好評だったが、ラベルの表示は「原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)、精米歩合70%」にとどまり、使用米の品種が非開示なのは残念。さらに、超辛口を名乗っているのなら、酒度も表示してほしかった。ネット情報によると酒度は+12らしいが、ネット情報は確実性に欠ける。ここはきちんとラベルに表示すべきだとおもう。