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【2550】村祐 和カップ(むらゆう なごみ)【新潟】

2016.9.6 22:17
新潟県新潟市 村祐酒造
新潟県新潟市 村祐酒造

【カップ酒 全2回の②完】

 父の日に二男から酒が贈られてくる。以前は1升が贈られきたが、2-3年前から、味ノマチダヤのカップ酒の詰め合わせが届くようになった。8個詰め。さまざまな味が楽しめるからうれしい。むろん、毎年ラインナップを変え、重複しないように努めている。

 その中から今回は「天明」と「村祐」をいただく。まずは「天明」をいただき、次に「村祐」を飲む。「村祐」は意固地に、特定名称酒のクラス名を非開示にし続けている。それどころかスペックも非開示。世間には、それを有り難がる向きもある。しかしわたくしは、食品の詳しい表示が義務付けられている社会的風潮に逆行するものとして、この意固地さに、まったく与しない。あるいは、非開示にする理由をラベルに明記すべきだ。

 さて、「村祐 和カップ」をいただいてみる。まずは半分を冷酒で。酸っぱい。非常に酸っぱい。甘み・旨みもあり、これらが一体となり甘旨酸っぱい飲み口となっている。しかし、濃すぎず、適度な厚み。さわやか感・すっきり感・ジューシー感・きれい感があり、キレが良い。このため、甘みがけっこう出ていても、くどくはない。酸が立ち、くどくないので、飲み飽きしない。余韻は辛み。特定名称酒のクラスは不明だが、カップ酒としては恐るべきハイレベル。仰天してしまった。カップ酒恐るべし!!!

 次に、残る半分をぬる燗でいただく。温度はちょうど40℃。甘みが立つ。そのあとに酸が出てくる。甘みが酸より勝る。甘旨酸っぱい。味に厚みがかなり増す。ふくよか感もボリューム感も増す。

 カップのラベルの表示は「原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール」だけ。相変わらずの非開示非開示非開示。醸造アルコールを使っているので、普通酒か本醸造か吟醸か大吟醸ということになるが、それを表示しないのは、あまりにも“上から目線”だ。

 カップの裏ラベルは、この酒を以下のように説明している。「口当たりの柔らかさと切れの良さを基本とし、飲み飽きしない酒質を目指して造りました。心和む一時を『村祐』と共にお過ごし下さい」。酸が立っているので、記されているように、まったく飲み飽きしない。

 味ノマチダヤのホームページを見ると、この酒のクラスは「吟醸」とし、「中身は『和』をマチダヤ用にカップ詰めしています」と説明している。

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