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男女平等先進国に学ぼう 格差解消の道のり、パネル展で 在日スウェーデン大使館、20日まで

2018.9.14 14:00
在日スウェーデン大使館で始まったパネル展
=東京都内
在日スウェーデン大使館で始まったパネル展 =東京都内(同大使館提供)

 

 世界の中でいち早く男女間の格差解消のための改革に取り組み、男女共同参画社会を実現してきたスウェーデン。その「平等先進国」の道のりと残された課題を紹介するパネル展が東京・六本木の在日スウェーデン大使館で始まった。会期は20日までで、一般の人も無料で見ることができる。日本との外交関係樹立150周年記念イベントの一環。

 大使館提供の資料によると、スウェーデンの女性議員の割合は43・6%(2016年時点)、管理職に占める女性割合も39・5%(15年)と、OECD平均を大きく上回っている。スイスにある国際機関が毎年発表している「男女格差報告」では、毎年トップ5入りをキープしており、144カ国中114位(2017年)と「下位常連」の日本を大きく引き離している。

 一方で、参画社会をけん引してきた政治家や、研究者らは一様に「まだ道半ば。完全ではない」と口をそろえる。父親の育児休業取得率は90%以上と、日本の5%のはるか上を行く。だが、この中には育休を数日しか取得していない父親も含まれており、「母親と同じ期間休む父親」は14%程度とも。

 パネル展では「経済」「教育」「女性に対する男性の暴力」「子育て」といったテーマごとに現状を紹介。達成することができた実績だけではなく、「なぜ女性の平均賃金は男性の87%なのか」「父親の育児休業取得状況は、今のペースの伸びでは2040年まで母親との格差が解消されない」など、残る課題や必要な取り組みについてもしっかり触れている。

 目玉は改革の歴史をまとめた10メートルに及ぶ年表で、女性への性的暴行と誘拐を禁じた法律が制定された13世紀から現在までの出来事を時系列でたどることができる。

 場所はスウェーデン大使館内ベルイマンホール。開館時間は午前9時~午後5時半で、午後0時半~1時半は昼休み。土日と祝日は閉館。

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