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【3467】鳳凰美田 純米吟醸 無濾過本生 大地 雄町(ほうおうびでん)【栃木県】

2018.7.7 22:51
栃木県小山市 小林酒造
栃木県小山市 小林酒造

【B居酒屋にて 全6回の⑤】

 会社から帰り、ふらりと近くのB居酒屋へ。2週間ほど前に訪れたとき、店長が「そろそろ、酒の入れ替えをしようかな」と言っていたのをおもいだし、暖簾をくぐったのだった。まだ飲んだことのない酒が数本入っており、冷蔵庫の中に鎮座していた。

「まんさくの花 巡米吟醸 愛山 28BY」「播州一献 純米吟醸 愛山 生酒 澱絡み」「赤武 AKABU 純米吟醸 愛山」「姿 純米吟醸 無濾過生原酒 愛山」という“愛山酒”を4連発で飲んだあとにいただいたのは「鳳凰美田 純米吟醸 無濾過本生 大地 雄町」だった。

「鳳凰美田」は飲む機会が多い酒で、今回の酒を含め、当連載で12種類を取り上げている。旨口の安定感のある酒、というイメージを持っている。今回の酒はどうか。いただいてみる。

 甘いっ! しかし、キレが良く、スッといなくなる。甘みは旨みを伴い、そのあと、一呼吸を置いてから酸が出てくる。果実的でジューシー。やわらか、ふくよか。ものすごく上手に造っている印象。甘みが、和三盆を連想させ上品。甘みのキレ味は、和三盆そのものだ。余韻はわずかな辛み。

 瓶のラベルは、この酒を以下のように紹介している。

「新酒の雫をそのままの姿で一本、一本、丁寧に瓶詰めしております。しぼりたての生酒のため保存は冷蔵暗所にて、開栓後はお早めにお召し上がり下さい。濾過等の処理は一切行っておりませんので、澱などが絡んでいる場合もございますが品質には問題ございません。グラスに注ぎ、ゆっくりと空気に触れさせて常温に近い状態にまで温まりますと、味わいの膨らみ、お米の優しさ、自然な甘み、日本酒だけにしか纏えない芳醇な香り、雅な質感など日本酒の素晴らしさをお伝えできるかと存じます」

 ラベルの表示は「原料米 雄町100%、精米歩合55%、アルコール分16.0%以上~17.0%未満」。今回のお酒の甘みは、雄町に由来するものなのだろうか。

 酒名「鳳凰美田」の由来について、コトバンクは「酒名は、所在地の旧称『美田村(みたむら)』と、創業当初からの銘柄『鳳凰金賞』の『鳳凰』を合わせて命名」と説明している。

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