メニュー 閉じる

47NEWS

教師学会でのワークショップ

2018.7.6 10:00 女流二段 北尾まどか
Share on Google+ このエントリーをはてなブックマークに追加
学会で講演する北尾女流二段
学会で講演する北尾女流二段

 

 ポーランドのカトヴィツェという町で行われた教師学会で、「どうぶつしょうぎ」の紹介をしてきました。参加者は教員の方々、123人です。
 ポーランドでは「EiSystem」という教育専門の会社から、学校向けの教材として「どうぶつしょうぎ」が販売されています。

 

 「どうぶつしょうぎ」12セット、ルールの説明書、対戦カードとシール、教えるためのクッション製の「どうぶつしょうぎ」をまとめたパッケージとなっていて、「日本と世界で100万人が遊んでいます」「開発される能力は、ロジカルシンキング、戦略的思考力、記憶力、空間認識能力、直観力、集中力」と紹介されています。

クッション製の「どうぶつしょうぎ」で対局。左は北尾女流二段
クッション製の「どうぶつしょうぎ」で対局。左は北尾女流二段

 

 

 学会の初めに、将棋の紹介と日本での将棋ブームや「どうぶつしょうぎ」の成り立ちや海外での導入事例について20分ほど講演させていただきました。
 これまで学生に話した経験は多くありますが、こんなに大勢の先生方に聞いていただくのは初めてのこと。貴重な機会をいただいたことに感謝しつつ、身の引き締まる思いでした。

 

 今回の学会には「どうぶつしょうぎ」のほかにもカニのイラストのパズルゲームと3Dプリンターが紹介されるコーナーがあり、ワークショップは、先生方が3班に分かれて1時間ごとに全てのコーナーを訪れて体験するスケジュールとなっています。
 「どうぶつしょうぎ」コーナーの中央にはクッション製の大型の盤と駒が置かれ、まずはそれを取り囲む形に座ってルール説明を聞いていただきます。

 

「どうぶつしょうぎ」のルール説明
「どうぶつしょうぎ」のルール説明

 

 その後は対戦。各自がカードを持ち、勝ったらライオンシール、負けたらひよこシールを貼って次々と対戦をします。
 これは日本と全く同じ進め方で、授業の終わりには一番ポイントの多かった人を表彰します。

 

 学会の最後に成績優秀だった先生二人による決勝戦を行い、みんなで観戦しながらとても盛り上がりました。
 教育的な効果のある教材として、教え方も併せて教員の方々に広められるのはとても意義のあることです。

学会のワークショップでの対局風景
学会のワークショップでの対局風景

 

 

 この教材は2017年に発売されてから、すでに小学校160校で導入されました。
 今後はポーランド国内に加えて、他の国にも広めていく計画を立てています。(北尾まどか)

 

北尾まどか

名前 :北尾まどか

肩書き:女流二段

プロフィール:北尾まどか女流二段 2000年 、女流棋士2級としてプロデビュー。09年 10月から半年間、NHK将棋講座にレギュラー出演。女流プロ公式戦の対局をこなす傍ら、幼稚園、小・中学校などの教育機関での出張授業や、原稿執筆、講演など、幅広く活動している。10年に将棋普及のため、「株式会社ねこまど」を設立し、代表取締役に。「将棋をもっと楽しく 親しみやすく 世界へ」を理念に掲げ、世界中でイベント出演など将棋を通じて国際交流を行っている。多くの子どもたちに将棋を楽しんでもらおうと考案した「どうぶつしょうぎ」は、発売以来累計60万個を突破するヒット商品になった。東京都出身。1980年1月21日生まれ。

関連記事 一覧へ