路線価、0・2%上昇 8年ぶり、リーマン以来
2016年07月01日

国税庁は1日、相続税や贈与税の算定基準となる2016年1月1日時点の路線価を公表した。評価額の対前年変動率は全国平均で0・2%のプラスとなり、リーマン・ショック前の2008年以来、8年ぶりに上昇に転じた。路線価全国1位は、31年連続で東京・銀座の文具店「鳩居堂」前の銀座中央通りで、1平方メートル当たり3200万円だった。 近畿の路線価最高地点は33年連続で大阪市北区角田町の御堂筋(阪急百貨店前)で、22・1%増の1016万円。近畿の上昇率のトップは、国内外の観光客でにぎわう繁華街・ミナミの戎橋北側にある大阪市中央区心斎橋筋2丁目の心斎橋筋(戎橋ビル東側)で、39・6%増の712万円だった。