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プーチン氏が旅客機撃墜を命令

2018.3.12 13:19 共同通信
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年末恒例の記者会見で質問に答えるプーチン大統領=2017年12月14日、モスクワ
年末恒例の記者会見で質問に答えるプーチン大統領=2017年12月14日、モスクワ

 18日のロシア大統領選が迫るなか、プーチン大統領は11日にネット上で公開されたドキュメンタリー番組で、2014年のソチ五輪開会式当日、爆発物を持ったテロ実行犯を乗せた旅客機がソチに向かって飛行しているとの情報を受け、一時、旅客機の撃墜命令を出したことを明らかにした。ロシア主要メディアが伝えた。

 「プーチン」と銘打たれた約2時間のドキュメンタリーで、大統領は同年2月7日の開会式の直前に、五輪の警護責任者から電話を受け、「ウクライナ(ハリコフ)発イスタンブール行きの旅客機がハイジャックされ、ハイジャック犯はソチへの着陸を命じた」と告げられたと述べた。

 旅客機はトルコのペガサス航空ボーイング737-800型機(乗客100人)で、パイロットは乗客1人が爆発物を所持し、旅客機は飛行コースを変更せざるを得ないと伝えてきたという。開会式には約4万人の観客が集まっていた。

 安全保障担当者から「このような事態を想定した緊急プランがあり、それによると飛行機を撃墜しなくてはならない」とのアドバイスを得た大統領は、「プランに従って行動せよ」と撃墜を認めた。連邦保安局のボルトニコフ長官によると、実際に戦闘機が離陸、撃墜のため旅客機に向かっていたという。

 大統領は数分後、別の電話で「乗客が酔っぱらってうそを言ったもので、爆弾は所持していない。旅客機はトルコに向け飛行を続けている」との報告を受け、撃墜命令を解除した。

 ドキュメンタリーは大統領選を前に、プーチン氏への支持を高めることを目的に制作されたもので、こうしたエピソードを紹介することで、テロに対して断固たる措置をとるとの姿勢をあらためて示そうとしたと受け止められている。この中でプーチン氏は、父方の祖父がロシア革命の父レーニンと、旧ソ連の独裁者スターリンのための料理人だったことも明らかにしたが、少なくともスターリンの料理担当だったことについては既に明らかになっている。 (47NEWS編集部 太田清)