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【編集後記】Vol.22

2014.2.13 20:41
ジャンプ女子でメダルを逃し、目に涙を浮かべながら引き揚げる高梨沙羅=ソチ(共同)
ジャンプ女子でメダルを逃し、目に涙を浮かべながら引き揚げる高梨沙羅=ソチ(共同)

 大きな期待をかけられながら、それに応えられなかったスポーツ選手の心境は察してあまりあるが、競技終了直後に話を聞くという役回りも、またつらいものである。

 ロシア有数のリゾート地ソチで開催されている冬季五輪。スキージャンプ女子で4位に終わり、メダルに届かなかった高梨沙羅選手にマイクを向けた、NHK工藤三郎アナウンサーの心温まるインタビューに称賛の声が上がっている。

 ともすれば敗因や技術論に話を持っていきがちだが、工藤さんは傷心の17歳をいたわるような質問に終始し、最後は「よく頑張りましたね」というねぎらいの言葉で締めくくった。

 豊富な五輪取材を経験しているベテランらしい選手への配慮が、短いインタビューの中で随所に込められていた。

 NHKの大リーグ中継などでもおなじみの工藤さんは、解説者の行き過ぎたコメントにチクリとくぎを刺すことがある。言葉の大切さを誰よりも理解しているアナウンサーだからこそのこだわりと見識。同業者として学ぶことが多い秀逸のインタビューだった。(編集長・宍戸博昭)

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