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ロシア選手への禁止薬物、日本で盛られた?

2018.3.1 11:17
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アレクサンドル・クルシェルニツキー選手=8日、韓国・江陵
アレクサンドル・クルシェルニツキー選手=2月8日、韓国・江陵

 平昌五輪カーリング混合ダブルスでロシア出身者として初のメダルとなる銅を獲得したアレクサンドル・クルシェルニツキー選手(男性)から禁止薬物であるメルドニウムが検出され、ペアを組んだアナスタシア・ブリズガロワ両選手(女性)ともどもメダルが剥奪された事件は、ブリズガロワ選手がその美貌から「平昌の超美人」とSNSなどで褒めそやされていたことなどで国際的にも大きな関心を読んだ。ここにきて、禁止薬物を巡り新たな可能性が浮上した。クルシェルニツキー選手は自ら薬物を摂取したのではなく、飲食物に盛られたというのだ。しかも、薬物を混入させたのは同選手の元婚約者だという。

 ロシアのポータルサイト、ランブレルによると、新たな可能性を指摘したのはスポーツジャーナリストのウラジーミル・スニェギリョフさん。同氏はこれまで何度も五輪を取材してきたベテラン記者で、ロシア・オリンピック委員会に近い専門家の話として伝えた。それによると、元婚約者は長い間、クルシェルニツキー選手と交際していたが、同選手に新たな恋人が現れたことから別離。新たな恋人というのはカーリング・ペアのブリズガロワ選手で、2人は昨年6月に結婚。元婚約者は別れたクルシェルニツキー選手に恨みを抱いていたという。

 クルシェルニツキー選手は平昌五輪の前に日本に滞在しており、専門家は薬物を盛られたのは、この滞在中である可能性が高いと指摘した。

 国家ぐるみのドーピング騒ぎを受け、クルシェルニツキー選手を含むロシア出身選手への徹底的なドーピング検査が行われることは自明の理で、女子フィギュアスケート金メダリストのザギトワ選手に対しても公開練習を中断させてまでも検査を行ったほど。その中で禁止薬物を摂取するというのは「ばかげた行為」(クルシェルニツキー選手)で、しかもメルドニウムは長期間服用しなければ効果がないとされるにもかかわらず、クルシェルニツキー選手の服用は1回だけとみられることから、そもそもドーピング違反の動機がない。

 スニェギリョフさんは情報源について詳しく明かしておらず、どこまで信憑性のある情報か不明だが、ロシアではクルシェルニツキー選手ははめられたとの説がますます強まっている。ロシア・カーリング連盟はクルシェルニツキー選手の無実を証明するための委員会を立ち上げたほか、国際オリンピック委員会から同選手が滞在していたホテルのビデオ録画を入手するなど、本気でドーピング違反の「犯人」探しを行っている。 (47NEWS編集部 太田清)