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ザギトワが米選手に投げかけた辛らつな皮肉

2018.2.28 14:39
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フィギュアスケート女子で金メダルを獲得し、授与式に臨んだザギトワ選手=23日、平昌
フィギュアスケート女子で金メダルを獲得し、授与式に臨んだザギトワ選手=23日、平昌

 平昌五輪が終わり、フィギュアスケート女子で金メダルを獲得したアリーナ・ザギトワ選手(15)=ロシア出身=が28日までに、ロシアメディアRTのインタビューに答えた。後半にジャンプを集中させる自身の演技について2014年ソチ冬季五輪フィギュアスケート女子の米国代表アシュリー・ワグナー選手がツイッターで批判したことについて「同じプログラムで、オリンピックで演技してみればいいわ。どうやって演技するか喜んで見守るけど、その後でコメントしたりしない」と挑発的な言葉を投げかけた。

 「前半に時間をつぶし、後半にただジャンプするだけ。これはフィギュアスケートじゃない」とのワグナー選手の発言を巡っては、ソチ五輪女子金メダリストのロシアのアデリナ・ソトニコワ選手が「全てのジャンプを後半に集めた最も困難な構成。私ができるのは彼女のすばらしい演技に感謝するだけ」と反論するなど話題を呼んでいたが、ザギトワ選手はこれまでコメントしていなかった。

 ザギトワ選手はインタビューで「ワグナー選手の発言で逆にやる気が出て、彼女が正しくないことを演技で証明したいと思ったけど、彼女みたいな人たちに証明するのは無駄かも」と皮肉たっぷりにコメント。後半でのジャンプ集中が、体力に勝る若い選手により多くのチャンスを与える可能性について聞かれ「何年かたって、次の世代の選手が現れて、ワグナー選手みたいに私も(ジャンプ集中への批判を)考える日も来るだろうけど、今はできるだけ長く第一線に残れるよう全力を尽くします」と述べた。

 ワグナー選手は26歳とザギトワ選手より一回り年上で、ソチ五輪では団体でしかメダル(銅)を獲得していないことを考えると、ザギトワ選手の発言はますます皮肉がかっていると感じてしまう。

 現在のルールでは後半にジャンプすると基礎点が1・1倍になることから、ザギトワ選手など一部選手が後半にジャンプを集中。平昌で同選手はショートプログラムで三つ、フリーで七つ全てのジャンプを後半に入れる戦略で金メダルに輝いた。基礎点は上る一方で、体力的にはより負荷がかかる上に、失敗のリスクも高まるとされている。こうした演技構成には批判も出ており、国際スケート連盟(ISU)はルール改正を検討する。 (47NEWS編集部 太田清)