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五輪代替大会でロシア選手への報奨金は?

2018.2.1 14:15 共同通信
ソチ冬季五輪開会式で掲揚された五輪旗(左)とロシア国旗
ソチ冬季五輪開会式で掲揚された五輪旗(左)とロシア国旗

 ドーピング問題で多くの有力選手が平昌冬季五輪に参加できなくなったロシアだが、不参加選手のため国内で冬季競技大会を開催することになった。五輪に参加できずとも、せめてロシアでその実力を発揮してもらいたいとの計画だが、優勝者などに対する報奨金も、五輪メダリスト並みとなりそうだ。

 プーチン大統領は1月31日、閣議で国内大会のメダリストには「五輪並みの報奨金を保証するよう」関係閣僚に指示した。ペスコフ大統領報道官が明らかにした。

 ニュースサイト「ガゼータ・ルー」によると、五輪に出場するはずだったロシア選手に対する政府からの報奨金は、金メダルで400万ルーブル(約780万円)、銀250万ルーブル(約490万円)、銅170万ルーブル(約330万円)と決まっていたが、国内大会の上位3選手にも同額の報奨金が支払われることになる。1人当たり国民所得が11400ドル(約125万円)=2015年、日本は36680ドル=と先進国と比べると低いことを考慮すると、相当の額となる。

 五輪と違い、参加選手は基本的にロシア人だけと言うことを考えれば、同額の報奨金を得るのはより容易とすら言えるのではないか。もちろん、アスリートにとり五輪でのメダルや名誉は、お金に代えがたいものであるのも確かなのだが。競技会の開催場所や時期は不明だが、2014年の冬季五輪が行われた南部ソチが有力候補地に上がっている。

 ロシアは自国開催となった前回ソチに約230人の選手団が参加したが、平昌に参加が認められたのは169選手だけ(前回銅メダルのスピードスケート女子のオリガ・グラフ選手が参加を取りやめたので実際は168人となった)。韓国出身で、ショートトラック男子で金メダル6個獲得のビクトル・アン選手ら多数の有力選手が出場できない。ロシアは国内大会開催で平昌五輪からの追放という「汚名」から国民の目をそらしたいとの狙いもあるようだが、大会は盛り上がるだろうか。 (47NEWS編集部 太田清)