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新橋の隊長がつくる「炊き込みご飯のオムライス」 【GOHANスペシャル】

2011.6.13 12:12 共同通信
炊き込みご飯のオムライス
炊き込みご飯のオムライス

 昼休み。普段なら、お金がなくて昼飯抜きだが、今日はほどほどに懐が温かい。よし、あのオムライスにしよう。

 東京・新橋三丁目の裏通り。やはり静かだ。新橋三丁目交番前の通りは大勢の人が歩いているのに、ここは人通りが少ない。

 まだ開いていた。「いらっしゃい」。店内から隊長(マスター)の声が響いた。ここはバーなのだが、昼はオムライス限定のランチサービスをしている。

 「オムライスのAで」。「A」というのは「炊き込みご飯のオムライス」のことだ。注文すると、まず「鴨(カモ)つくねスープ」と水菜のサラダが来る。少し前までは、狩猟免許を持つ隊長が自ら捕ったカモを料理していたそうだが、生臭くなるのでやめたとのことだ。


■「ON THE BAR」の店内
■「ON THE BAR」の店内

 オムライスと言えば、ケチャップを「これでもか」というぐらいに使うと思っていたが、ここでは、隊長の好みにより、自家製のトマトソースが主役。トマトをすりつぶし、唐辛子を加えたトマトソースだ。しかし、オムライスの上にはケチャップとチリソースがかかっていて「ピリ辛オムライス」になっている。

 卵焼きで包まれたオムライスの中身は、普通はケチャップで味付けしたチキンライスかバターライスだが、ここも隊長の好みにより、ニンジンやタケノコ、ゴボウなどが入った炊き込みご飯になっている。


■「炊き込みご飯のオムライス」は「鴨(カモ)つくねスープ+サラダ」付き
■「炊き込みご飯のオムライス」は「鴨(カモ)つくねスープ+サラダ」付き

 店内にあるメニューには「炊き込みご飯は特製出汁(だし)にシチューソースで味付け」と書かれている。

 これまで出合ったことのない風変わりなオムライスだが、炊き込みご飯はクキクキしたゴボウの食感が心地よく、自分の口に合っている。

 多趣味で、気さくな隊長は「大体、テキトーにやってるからね」と話す。だが、店内のメニューをもう一度、読んでみると「トマトソースは北イタリア産の完熟トマトホールを使用」「鴨つくねは山芋と卵だけで手練りしています」などと書かれており、素材にえらくこだわっている様子がうかがえる。


■外に置かれたランチサービスメニューの看板
■外に置かれたランチサービスメニューの看板

 最後の鴨つくねスープを食べていると、二人連れの会社員が店に入って来た。「ごめんなさいね、この人で最後だったんですよ」。隊長が申し訳なさそうな顔をして話すと、二人連れは「ああ、残念」と言って帰って行った。

 会社員の言う通り、本当に残念だが、炊き込みご飯のオムライスは1日限定20食なのだそうだ。炊き込みご飯を炊く炊飯器の容量が限られているからだ。

 このオムライスが食べたくなったから、私は急いでここに来た。これで500円。満腹だ。

 最後に、隊長がグレープフルーツジュースを出してくれた。「気分次第でこういうサービスもしてるんですよ」。確かに「テキトー」だ。

 

 

木村馨一@東京 (47NEWS)
住所  :東京都港区新橋3-11-5
電話番号:03-3433-1771
オススメ:炊き込みご飯のオムライス、特製鴨(カモ)つくねスープ+サラダつき
営業時間:11時30分~24時

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