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【3196】真野鶴 大吟醸(まのつる)【新潟県】

2017.12.23 15:31
新潟県佐渡市 尾畑酒造
新潟県佐渡市 尾畑酒造

 休日の夕方、ふらりと近所のうなぎ屋へ。うなぎはもちろん美味しいのだが、酒がいい。定番酒はありきたりの地酒3種類ほどだが、店主の“隠し酒”が面白い。この場合の面白い、は特段意味のある言葉ではない。わたくしの興味をそそる酒が多い、ということだ。どんなルートで入れているのか興味のあるところだが、あえて聞かないことにしている。

 席につくと、なぜかわたくし係になっている仲居さんが、2種類の酒を抱えてきた。「真野鶴」と「北の錦」。このうち、「北の錦」は以前、このうなぎ屋さんで飲んでいるため、「真野鶴 大吟醸」をいただくことにする。

「真野鶴」はよく目にする酒のため、数多く飲んでいるだろう、とおもい込んでいたが、調べてみたら「真野鶴 真野鶴の舞 大吟醸」(当連載【216】)と「真野鶴 越淡麗 大吟醸 原酒」(当連載【1748】)の2種類しか飲んでいなかった。さて、今回のお酒はどうか。

 上立ち香ほのか、含み香は果実香が適度。非常に上品な入り口。甘みがあり、なめらか、まろやか。余韻はほんのり辛みと苦み。酸は感じない。淡麗・軽快な飲み口。やわらか、まろやかだが、適度な辛みがあり、バランスが良い。基本は淡麗辛口だが、甘みも十分あり、そっけない表情ではない。

 アテに出てきたカキ南蛮漬と合わせたら、料理の味の強さに負けてしまい、水の如し味わいになった。次にアテに出てきたマグロの漬と合わせたら、バナナやメロンをおもわせる果実香が劇的に広がり、びっくり仰天。旨みも広がる。すごい変わりようだった。

 瓶のラベルの表示は「原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール、新潟県産米100%使用、精米歩合50%」にとどまり、使用米の品種名が非開示なのは残念だが、蔵のホームページをみると、原料米は麹米・掛米ともに五百万石だった。

 蔵のホームページはこの酒を以下のように紹介している。

「フルーティな香り、淡麗で軽快な味わい、まろやかな喉越し。新潟の五百万石で仕込んだこの大吟醸は、新潟清酒の特徴である『淡麗辛口』を感じるお酒。普段、日本酒をあまり飲まれない方や、女性の方にも『これは飲みやすい!』とご好評頂いております。爽やかなリンゴを思わせる香りと軽い飲み口が特徴ですので、軽く冷やして前菜に合わせてみてください。ラベルに描かれているのは、佐渡の象徴でもある朱鷺たちが飛んでいる姿です。
 軽い飲み口ですので、冷やしすぎるとせっかくの香りが閉じてしまいます。軽く冷やしてお召し上がりください。薄手の器、または白ワイン用のグラスで、すっきりと」

 酒名「真野鶴」の由来は、サイト情報によると「真野町に真野山と呼ばれていた山があり、その山の頂を舞う鶴の姿からつけられました」とのこと。

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