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【速報】競泳・日本選手権第6日 白血病療養から復帰の池江が女子100メートル自由形に優勝

2021.4.8 19:34 共同通信
競泳の日本選手権女子100㍍自由形で優勝し、4位の大本里佳(左)と抱き合って喜ぶ池江璃花子。ともに400㍍リレーの東京五輪代表に決まった=8日、東京アクアティクスセンター
競泳の日本選手権女子100㍍自由形で優勝し、4位の大本里佳(左)と抱き合って喜ぶ池江璃花子。ともに400㍍リレーの東京五輪代表に決まった=8日、東京アクアティクスセンター
 競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権第6日は8日、五輪会場の東京アクアティクスセンターで行われ、女子100メートル自由形は池江璃花子(ルネサンス)が優勝した。池江は日本水連が定める400メートルリレーの選考基準をクリアして代表に決まった。
 男子200メートル個人メドレーは既に代表に決まっていた瀬戸大也(TEAM DAIYA)が制し、2位の萩野公介(ブリヂストン)も代表に決まった。同200メートル背泳ぎの入江陵介(イトマン東進)、女子200メートル平泳ぎの渡部香生子(JSS)らも代表権を獲得した。
 第6日の決勝種目 女子100メートル自由形 男子200メートル背泳ぎ 女子200メートル平泳ぎ 男子200メートル個人メドレー
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 ▽女子100メートル自由形決勝 ①池江璃花子(ルネサンス) 53.98 ②酒井夏海(スウィン美園) 54.32 ③五十嵐千尋(T&G)54.33 ※日本記録 52.79 ※派遣標準記録 53.31

 池江がただ一人53秒台をマークして、3年ぶりに優勝。100メートルバタフライと合わせ2冠を獲得した。スタートの反応はまずまず。周囲が積極的に飛ばす中、余裕を感じさせる大きな泳ぎ。50メートルはトップの酒井とほとんど同時に折り返した。後半は強さを発揮。残り25メートルを前に抜けだし、追い上げを許すことなくゴール。個人の派遣標準記録には届かなかったものの、リレーの選考基準を満たして代表入り。4位の大本里佳(ANAイトマン)までが女子400メートルリレーのメンバーに決まった。

 池江璃花子の話 (目標にしていた)53秒台を出したのはうれしいが、もうちょっと(タイムを)出したかったというのが正直な気持ち。新しいチームでリレーを組むことができてうれしい。

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 ▽男子200メートル背泳ぎ決勝 ①入江陵介(イトマン東進)1:55.52 ②砂間敬太(イトマン東進)1:56.22 ③坂井聖人(セイコー) 1:57.20 ※日本記録 1:52.51 ※派遣標準記録 1:57.26

 31歳の入江は抜群の安定感。背泳ぎ2種目を制し、代表入りを決めた。バサロスタートから浮き上がって、先頭に。そのまま最後までトップを譲らなかった。頭がまったくぶれない美しいフォームでピッチを刻み、2位の砂間に体半分から一つほどの差を保った。2位の砂間はリオデジャネイロ五輪男子200メートルバタフライ銀メダリストで、今大会は背泳ぎで代表を狙った坂井を終盤突き放し、代表入りした。

 入江陵介の話 とにかく自分のレースに集中した。目標のタイムからは遅いが、無事に内定を得たことをうれしく思う。世界中の人が注目するオリンピックになる。最高の泳ぎができるように…。そして感謝の気持ちを泳ぎで伝えられるように頑張りたい。

 砂間敬太の話 5年間の思いを全てぶつけたレースになった。(1分)56秒台では世界とはまだまだ戦えない。しっかり練習して、入江さんと二人で表彰台に乗れるように頑張りたい。

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 ▽女子200メートル平泳ぎ決勝 ①渡部香生子(JSS) 2:23.04 ②青木玲緒樹(ミズノ)2:25.04 ③曽我部菜々(枚方SS)2:25.07 ※日本記録 2:19.65 ※派遣標準記録 2:24.18

 渡部が100メートルに続き平泳ぎ2種目を制し、この種目でも代表入りを決めた。序盤は青木らが積極的に出て、50メートルは3番手でターン。それでも、まったくあわてる様子はなく、ゆったりと流れるような泳ぎで100メートルまでに先頭に出た。後半は一人旅。力みなくしなやかに進み、2位の青木には体一つ分以上の差をつけた。

 渡部香生子の話 (五輪本番でメダル圏内の)2分22秒台を狙っていたので、そこは悔しかった。前半はよく泳げたが、最近の課題だった後半が粘れていない。後半に粘れるようなレースをしないと五輪では戦えない。

男子200㍍個人メドレー決勝のレースを終え、笑顔を見せる優勝した瀬戸大也(右)と2位の萩野公介=東京アクアティクスセンター
男子200㍍個人メドレー決勝のレースを終え、笑顔を見せる優勝した瀬戸大也(右)と2位の萩野公介=東京アクアティクスセンター
 ▽男子200メートル個人メドレー決勝 ①瀬戸大也(TEAM DAIYA)1:57.41 ②萩野公介(ブリヂストン)1:57.43 ③松本周也(中京大) 1:58.84  ※日本記録 1:55.07 ※派遣標準記録 1:57.98
 2019年世界選手権覇者ですでに代表を決めている瀬戸が、萩野を最後にかわして優勝、個人メドレー2種目を制した。ライバル2人の対決が注目されたレース。最初のバタフライで瀬戸が松本と先頭争いをする一方、萩野は出遅れ50メートルでは4番手。それでも続く背泳ぎで上位2人に追い付き、平泳ぎで瀬戸と萩野が抜け出した。150メートルはほぼ同時にターンし、自由形で「一騎打ち」。互いに譲らず、ゴール直前の5メートルを息継ぎなしの「ノーブレス」で泳いだ瀬戸が0秒02差で勝った。萩野も派遣標準記録を突破して、代表入りを決めた。
 瀬戸大也の話 (萩野)公介とレースをするのは楽しいし。刺激をもらえる。本番でも二人でいいレースをして日本を盛り上げたい。夏までにもっともっとレベルアップして、安心して見てもらえるように強化したい。
 萩野公介の話 五輪の代表権を獲得できて、すごくうれしい。最後に負けてしまったが持てる力を出し切った。(瀬戸とのレースに)燃えすぎてしまって最初のバタフライを力んでしまった。いいレースだった。