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【速報】競泳・日本選手権第2日 白血病からの完全復活を目指す池江が優勝、五輪へ

2021.4.4 18:20 共同通信
女子100㍍バタフライで優勝し喜ぶ池江璃花子=東京アクアティクスセンター
女子100㍍バタフライで優勝し喜ぶ池江璃花子=東京アクアティクスセンター
 競泳の東京五輪代表選考会を兼ねた日本選手権第2日は4日、五輪会場の東京アクアティクスセンターで決勝3種目が行われ、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(ルネサンス)が女子100メートルバタフライで優勝し、東京五輪代表に決まった。
 男子100メートル平泳ぎの佐藤翔馬(東京SC)、女子400メートル自由形の小堀倭加(セントラル戸塚)と難波実夢(MGニッシン)も代表入り。
 第2日の決勝種目 女子100メートルバタフライ 男子100メートル平泳ぎ 女子400メートル自由形
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 ▽女子100メートルバタフライ決勝 ①池江璃花子(ルネサンス)57.77 ②長谷川涼香(東京ドーム)58.18 ③飯塚千遥(筑波大)58.26 ※日本記録 56.08 ※派遣標準記録 57.10
 池江が3年ぶりの優勝。リレーの派遣標準記録57秒92を突破した。スタートのリアクションはまだ本調子でなく、序盤は相馬あい(ミキハウス)にリードを許した。それでも50メートルはトップ相馬から0秒03の小差でターン。後半は大きくしなやかなフォームでスピードを保ち、残り25メートルほどで首位に出た。復帰後は最後に失速することが課題だったものの、このレースではしっかり泳ぎ切り、ただ一人57秒台をマーク。ガッツポーズを作った後は、涙があふれ、肩がふるえた。
 池江璃花子の話 まさか優勝できると思っていなかった。自分が勝てるのはずっと先のことだと思っていた。「ただいま」という気持ちでこのレースに入場してきた。すごくつらくて、しんどくても努力は必ず報われると思った。
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 ▽男子100メートル平泳ぎ決勝 ①佐藤翔馬(東京SC)59.30 ②武良竜也(BWS)59.55 ③渡辺一平(トヨタ自動車)59.77 ※日本記録 58.78 ※派遣標準記録 59.21
 20歳のホープ佐藤が2連覇。ただ、タイムは準決勝の自己ベスト59秒18に届かなかった。攻めのレースが持ち味ながら、前半は抑えた泳ぎ。50メートルは28秒30で最下位だった。その後は、強いキックを生かした切れのあるフォームで順位を上げ、最後の10mを切ってから先行した武良を捉えて逆転した。リレーの派遣標準記録59秒93を突破したものの、ゴール後は首をひねった。
 佐藤翔馬の話 派遣標準を突破できなくて残念な部分はあるが、まず100メートルに優勝できてよかった。泳ぎは悪くなかったが、(前半は)落ち着きすぎてしまった…。僕のメインは200メートル。しっかりと自己ベストを更新したい。
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 ▽女子400メートル自由形決勝 ①小堀倭加(セントラルスポーツ戸塚)4:06.34 ②難波実夢(MGニッシン)4:06.36 ③佐藤千夏(スウィン大教)4:10.57 ※日本記録 4:05.19 ※派遣標準記録 4:0710
 優勝した小堀と2位の難波が派遣標準記録を突破し、五輪代表を決めた。難波が積極的な泳ぎを披露。100メートルで首位に出ると350メートルまでレースを引っ張った。一方、小堀は200メートルで2番手に浮上。しっかりと難波をマークした。残り50メートルのターンでは体半分ほどの差があったものの、小堀はここからギアチェンジ。シャープな泳ぎで難波に迫り、残り10メートルほどでライバルを捉えると、100分の2秒差でかわした。
 小堀倭加の話 ラスト15メートルが勝負だと思ったので、最後に力を振り絞った。勝ててよかった。夢をかなえることができた。五輪ではもっといいタイムで泳ぎたい。ジャパン・オープンが終わった後、不安しかなく、練習もできていなかったが結果が出せてよかった。
 難波実夢の話 最後に差されてしまったが、夢だった五輪を内定できてほっとした気持ちでいっぱい。悔いのないように、前半から(積極的に)行こうと思った。もっと上のタイムを目指して、日本記録も出したい。