メニュー 閉じる メニュー

【聖火リレー アーカイブス(24)】 聖火迎える徳島阿波おどり 一太郎ゆかりの教授ら走る

2021.4.20 12:00 共同通信
子どもたちが披露する「阿波おどり」に迎えられる最終走者グループの聖火ランナー=16日夜、徳島市
子どもたちが披露する「阿波おどり」に迎えられる最終走者グループの聖火ランナー=16日夜、徳島市
 東京五輪の聖火リレーは16日、徳島県での2日目が実施された。聖火は、ぽつぽつと雨が落ちる中、県南部の海陽町を出発し、観光名所の眉山などがある徳島市へ。港から市街地を巡り、最終走者グループは夜、子どもたちが披露する徳島の夏の風物詩「阿波おどり」に迎えられた。
 徳島市では、日本語ワープロソフト「一太郎」で文字変換システムの開発に貢献した徳島大名誉教授の赤松則男さん(77)が、聖火ランナーとして登場。大学の陸上部員だった1964年の東京五輪の際にも、ランナーに選ばれて地元の同市内を走った。「大舞台での経験が、新たな研究を始める自信になった」と回想。2度目のリレーの幸せをかみしめるように足を前に運び、最終走者グループに引き継いだ。
 東京パラリンピックで初採用されるパラバドミントンで日本代表入りを目指す小倉理恵さん(35)や、息子の疾患をきっかけに徳島市で児童発達支援施設を開いた太田恵理子さん(34)ら、奮闘する母親たちも同市で聖火をつないだ。
 徳島市内の終盤では、コースに近づいてきた救急車両を妨げないよう、聖火とランナーがしばらく動きを止める一幕もあった。ゴール会場では、新型コロナウイルス感染予防のため口元を透明なシールドで覆った25人の子どもたちが、軽快な身のこなしの阿波おどりで場を盛り上げた。
 2日目のリレーは、四国八十八カ所霊場の一つで美波町にある薬王寺や、巨大なひな壇を設けた勝浦町の人形文化交流館を巡った。徳島県内から薬王寺に来ていた50代姉妹のお遍路さんは「エネルギーをもらえた。五輪をぜひ成功させてほしい」とほほ笑んだ。
 聖火は17日から香川県へ。高知、愛媛の順に22日まで各県を2日間ずつ巡り、九州へ渡る。