×
メニュー 閉じる メニュー

【パラ聖火リレー アーカイブス(12)】 共生願い、パラの炎つなぐ リレー代替、障害者も参加

2021.8.26 12:00 共同通信
東京パラリンピックの聖火リレーは新型コロナウイルスの影響で公道走行中止となったが、ランナーらは聖火のトーチを手に笑顔を見せた=22日午後、東京都国分寺市
東京パラリンピックの聖火リレーは新型コロナウイルスの影響で公道走行中止となったが、ランナーらは聖火のトーチを手に笑顔を見せた=22日午後、東京都国分寺市
 東京パラリンピックは22日、都内の聖火リレーに代わり、ランナーとして予定されていた人たちがトーチを合わせて炎をつなぐ「トーチキス」をする点火セレモニーが東京都国分寺市で開かれた。障害がある人もおり「挑戦する姿を見せたい」と共生社会の実現を願った。
 都内のリレーは新型コロナウイルス禍で公道走行が中止。代替の点火セレモニーは、20日から開会式の24日まで予定されている。
 国分寺市内の会場では、参加者は黄色い衣装にピンク色のトーチを持って登場。特設ステージで約20メートルにわたり移動し、次の人へ炎を移していった。
 下半身にまひがあり、車いすで参加した東京都昭島市の西川知恵子さん(90)は車いすダンスやシェークスピアの研究活動に取り組んでいるという。「この年で障害があっても、チャンスがあればチャレンジする。何か伝わるものがあれば」と話した。
 両太ももと右の二の腕から先がない横浜市戸塚区の小石昌矢さん(17)は、電動車いすの右側にトーチを装着、左手でレバーを操作して火を運んだ。「コロナ禍で厳しい状況だが、パラ選手から勇気をもらい、みんなの笑顔が増える大会になってほしい」と語った。
 がんで闘病中の広島県廿日市市の植木敦さん(52)は、妻美輝子さん(55)ら家族への感謝と長男でダウン症の智大さん(24)に諦めない姿を見せるため参加。中継映像で見守った家族を思い「頑張りが伝わったと思う。病気に負けない気力もわいた」と笑顔だった。