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【パラ聖火リレー アーカイブス(11)】 トーチキスで聖火つなぐ 東京にランナー予定者集結

2021.8.25 12:00 共同通信
ロボットの画面に映し出された宇宙飛行士の星出彰彦さんとポーズをとる聖火ランナーら=21日夜、東京都江戸川区の葛西臨海公園
ロボットの画面に映し出された宇宙飛行士の星出彰彦さんとポーズをとる聖火ランナーら=21日夜、東京都江戸川区の葛西臨海公園
 東京パラリンピックの開幕まで3日となった21日、聖火リレーに代わる点火セレモニーが東京都江戸川区の葛西臨海公園で開かれた。
 新型コロナウイルスの感染拡大で都内の公道走行は中止となり、ランナーとして予定されていた人たちが全国各地から集結。トーチ同士を合わせ、炎を移す「トーチキス」で聖火をつないだ。同様のセレモニーは開会式の24日まで連日開催される。
 21日午後、公園内の特設会場であったセレモニーでは、ランナーが家族や関係者の拍手に笑顔で手を振り、思い思いのポーズを決めた。
 車いすで参加した北海道当麻町の高校1年唯野大翔さん(16)は、スキーでパラリンピックへの出場を目指している。「一生に一度あるかないかのことで、楽しく貴重な経験だった。テレビでパラを見て、障害者スポーツに関心を持ってもらいたい」と話した。
 岩手県釜石市の市職員村田奈々さん(37)は、高校生の頃に足にけがをして車いす生活となった。「公道を走れなくても聖火をつないでいけた。無事に終わってほっとしている。トーチを家族に見せて喜んでもらいたい」と笑顔だった。
 国際宇宙ステーションに滞在中の星出彰彦飛行士も大型画面を搭載したロボットに映し出された動画で登場。会場にいる金井宣茂、大西卓哉の両飛行士とともに盛り上げた。
 星出さんは宇宙航空研究開発機構(JAXA)を通じ「希望の火をつなぐことができたことをとてもうれしく思います」とコメントを寄せた。
 聖火は47都道府県とパラ発祥の地とされる英国ストーク・マンデビルで採火された炎が20日夜、東京・迎賓館の「集火式」で一つとなって誕生した。