陽気に味わうメキシコ サボテンは日本人好み?
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ヘビをくわえたワシがノパル(ウチワサボテン)に止まっている場所に建国せよ―とのアステカ帝国建国伝説にちなみ、メキシコ国旗にも描かれているサボテン。乾燥や寒暖の差に強く、同国の主要農産物でもある。
東京・四谷の「エル・アルボル」では、産地から取り寄せたノパルなど本格的な味が楽しめる。
とげとげした皮をむいて水煮したノパルと、エビ、アボカド、トマトで「エビとサボテンのいため物」。つややかな淡い緑色でこんにゃくに似て見えるノパルは、ほんのり酸っぱく、コリコリした歯応えが印象的だ。
メキシコでは健康野菜として常食される。「クセがなく和洋中問わず使え、日本人好みのはず」と同店。刺し身やサラダにもアレンジしている。

ビターチョコレートに香辛料などを加えたソース「モーレ」は、代表的な家庭料理。味付けや素材に対するこだわりは家それぞれで、日本でのカレーライスのような存在だそうだ。鶏肉が隠れるほどにたっぷりかけると、濃密な味わい。
トウモロコシの粉をのばして焼いたトルティーヤは多様な料理に。トマト、鶏肉、チーズなどと煮込んだ「チラキレス」は唐辛子がピリリと効いている。青唐辛子やチーズを載せて焼いたナチョ・チップスは、ビールやテキーラにぴったり。肉やレタス、トマトを挟んだタコスは辛みの異なる3種類のソースでいただく。上品ぶらず陽気に大きな口でかぶりつくのが、もう一つの調味料だ。

【ミニ情報】店名は「樹木」のスペイン語。開店当初は「幼木」を意味する「アルボリート」だったが“成熟”とともに名を変えた。「エビとサボテンのいため物」1370円、「モーレ」1580円など。不定休。電話03(3357)6868。東京都新宿区四谷1の7、第2鹿倉ビル1階







