築地の繁栄見守り350年 波除神社、戦災も免れる
おすすめ度:★★★★
日本最大の魚市場、東京・築地市場の繁栄を見守ってきた「波除(なみよけ)稲荷神社」が今年で創建350周年。時折、ゴム長を履いた市場関係者が商売繁盛を願い、社殿へ向けてかしわ手を打つ。愛され続ける守り神は何とも表情豊かだ。
「すし塚」をはじめ「玉子塚」「海老塚」など、築地の人々が供養のために建てた石碑が、境内に並んでいるのがユニーク。
起源の1659年、埋め立て工事が困難を極め、海に現れたご神体を祭ったところ波風がぴたりと静まったという。だが社殿に納められたご神体の姿形を見た人はごくわずか、なのだとか。
太平洋戦争でも、築地周辺は空襲を免れた。「近くにキリスト教系の病院があったため」という説もうなずけるが、神社のたたずまいとネーミングは、そうした合理性を超えて迫ってくる。
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