アナログ野球盤が復権 電光掲示で父親世代ゲット
おすすめ度:★★★★★
1960~70年代を中心に子どもたちを魅了した「野球盤」の人気が盛り返している。原動力は現在の父親世代。「子に楽しさを教えてやりたい」と言いながら、自分でもう一度操作したいという欲求があるらしい。
発売元のエポック社は、購入者アンケートで最も要望が多かった「電光掲示板」を9月中旬に販売した最新バージョンに搭載。ナイターの雰囲気を表現し、お父さんを“狙い打ち”する考えだ。
野球盤は1958年に誕生。磁石で球を誘導する変化球機能や、人気漫画が生んだ「消える魔球」機能などが次々登場し、70年代には年間100万台以上を販売するおもちゃの定番だった。
テレビゲーム登場後は苦戦もあったが、最も売れた74年販売のデザインを、2004年に「野球盤スタンダード」として再現。大人が集まる雑貨店でPRに努めた結果、販売数は前年の4倍という約20万台にまで回復した。その後も人気は安定し、08年の販売台数は約35万台という。
これまでの販売総数は1100万台超。50余りのバージョンがあるが、バネをはじいて投球し、ぜんまいで回転させたバットが打つ基本スタイルは変わらない。
新顔の電光掲示板は、イニング数や得点、ストライク・ボール・アウトなどを表示し、実況アナウンサーの音声も流れて臨場感たっぷり。豪華になったと思わせるが、電光掲示をさせるためには手作業でボタンを押す。
同社広報宣伝室の平野大輔(ひらの・だいすけ)さんは「自動ではないアナログさも、魅力だと思う。野球盤は永久に不滅です」。最新バージョンの「野球盤ライブスタジアム」は7329円。
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