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てくてくjapan

2009年10月30日

築地土産、魚々どら名乗り 流線形をパクリと

おすすめ度:

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国内外から客が訪れる日本最大の魚市場、東京・築地に土産の新たな定番を作ろうと、地元企業が動きだした。魚をイメージした焼き印が特徴のどら焼き「魚々(とと)どら」。今夏に販売を始めたが売り切れる日もあり、まずは順調な“出漁”だ。


 だて巻きの老舗「つきじ入船」が5年前から場外市場に開いている和菓子専門店「笑楽(わらく)」。社長の長女で店を任された青山真里子さん(28)が、客の「土産にしたいが、生菓子はちょっと」という声を聞き、日持ちのする新製品に取り組んだ。もちろん築地らしさは不可欠。4~5カ月の試行錯誤から、流線形でかわいらしい魚々どらが生まれた。


 北海道産の小麦とアズキを使い、保存料はなし。それでも賞味期限は7日間と生菓子より大幅に延び、一つ一つをビニール包装したことで土産向きになった。生地はしっとり、あんはまろやか。「お母さんが作ったような味」(青山さん)が自慢という。1個130円。


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2009年10月28日

知識も靴も磨きたい 図書館カウンター越しにプロの技

おすすめ度:★★★★★

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ビジネスマンの利用が多い都心の区立千代田図書館で、プロによる靴磨きが毎月第1月曜のイベントとして行われ、人気を集めている。


 専門店の職人2人がバーと見まがう特設カウンターの上で、カクテルシェーカーを振るように軽やかにブラッシングして汚れを取り除き、指に巻きつけた布で磨き上げる。1足20~30分。靴に合わせてクリームの色を調合するこだわりも。


 図書館を利用するだけでなく、ビジネスマナーにも気を留めるきっかけにしてもらおうと、同館が今夏から始めた企画。利用者は靴を預けてスリッパを借り、本やCDを探したり、磨くコツを聞いたりして待つ。


 紳士靴1500円、婦人靴1200円など。毎回25人前後が利用し、輝く仕上がりに「こんなにきれいになるなんて」との声が上がるが、知識磨きの方は?


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2009年10月27日

築地の繁栄見守り350年  波除神社、戦災も免れる 

おすすめ度:★★★★

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日本最大の魚市場、東京・築地市場の繁栄を見守ってきた「波除(なみよけ)稲荷神社」が今年で創建350周年。時折、ゴム長を履いた市場関係者が商売繁盛を願い、社殿へ向けてかしわ手を打つ。愛され続ける守り神は何とも表情豊かだ。


 「すし塚」をはじめ「玉子塚」「海老塚」など、築地の人々が供養のために建てた石碑が、境内に並んでいるのがユニーク。


 起源の1659年、埋め立て工事が困難を極め、海に現れたご神体を祭ったところ波風がぴたりと静まったという。だが社殿に納められたご神体の姿形を見た人はごくわずか、なのだとか。


 太平洋戦争でも、築地周辺は空襲を免れた。「近くにキリスト教系の病院があったため」という説もうなずけるが、神社のたたずまいとネーミングは、そうした合理性を超えて迫ってくる。


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2009年10月26日

老舗が削る究極ねこまんま  日本橋のホテル、客は限定

おすすめ度:★★★★★

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レシピ本がヒットするなど静かなブームが続く「ねこまんま」。その〝究極〟版がロイヤルパークホテル(東京都中央区)に登場し、評判を集めている。


 地元日本橋で創業310年の老舗「にんべん」が協力。カビ付けや天日干しを繰り返す、かつお節の最高級品「本枯節(ほんがれぶし)」を同社の達人が宿泊客の前で削り出す。シュッ、シュッと心地よい音をたてる透明の削り器はアクリルの特注品だ。


 「酸化が早いので、削りたてが一番」。いぶした木の香りとうま味があふれ、余計なアレンジは要らない。元は家庭の節約メニュー。シンプルだが年配客は「ぜいたくだねぇ」と目を細め、外国人が目を見張る。


 ただし毎週金曜、高層階のエグゼクティブフロア宿泊客限定の朝食の特典。地方や海外のビジネス客も多く「老舗が培った日本橋の食文化を発信できたら」とホテル。「スローフード」の流れもあり、にんべん本店ではここ数年、削り器と本節の売り上げが2けた台で伸びているという。


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2009年10月20日

山谷にもチェンジの風 外国人向け宿が大盛況

おすすめ度:★★★★

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日本最大規模の労働者の街、東京・山谷で、外国人旅行者向けのゲストハウスにリニューアルする簡易宿泊所が増え続けている。周辺に、おしゃれなバーも次々にオープンし〝下町の六本木〟と呼びたい変ぼうぶりだ。


 予約を入れて訪れたスウェーデン人の学生(23)は「ニンポウ(忍法)の道場に通う。部屋は狭いが、安いしネットもある。秋葉原にも近い」。外国人がレンタサイクルで行き交う姿も目立つ。


 個室素泊まりで1泊2千円台から。「アニメなど日本のサブカルチャーに造詣が深い外国人が増えた。宿泊費を安く抑えて、グッズを買い求めるため集まるのが山谷」と、簡易宿泊所でつくる「城北旅館組合」の帰山哲男(きやま・てつお)副組合長は言う。


 高齢化で山谷の労働者は減少傾向だが、1990年代に改装した「ニュー紅陽」が海外のガイド本で評判になり、2002年のサッカーW杯を機に外国人が激増。今では14軒に1日当たり300人以上が宿泊し、平均稼働率は軒並み90%以上。フランス、スペインなど欧州勢が4割を占める。


 こうした盛り上がりは経営センスにも変化を促した。4代目が07年に全面改装した「会津屋本店」はマネジャーにフランス人を起用。今年5月に開業した「カンガルーホテル」は、デザイナーでもある3代目が天然木の床など細部にこだわる。


 経営者と商店街、労働者をつなぐ動きも。任意団体「結(ゆい)」は老朽化した宿の再生、運営を引き受ける。第1号の「ホテル明月」は 8月13日の開業早々、満室に。労働者に部屋の清掃など雇用の場を提供し、地元の店にも客を誘導する計画だ。


 帰山さんは「江戸文化の名残や、建設中の東京スカイツリーなど近くに観光資源も豊富。世界有数の安宿街にしたい」と意気込む。




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2009年10月15日

アナログ野球盤が復権 電光掲示で父親世代ゲット 

おすすめ度:★★★★★

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1960~70年代を中心に子どもたちを魅了した「野球盤」の人気が盛り返している。原動力は現在の父親世代。「子に楽しさを教えてやりたい」と言いながら、自分でもう一度操作したいという欲求があるらしい。


 発売元のエポック社は、購入者アンケートで最も要望が多かった「電光掲示板」を9月中旬に販売した最新バージョンに搭載。ナイターの雰囲気を表現し、お父さんを“狙い打ち”する考えだ。


 野球盤は1958年に誕生。磁石で球を誘導する変化球機能や、人気漫画が生んだ「消える魔球」機能などが次々登場し、70年代には年間100万台以上を販売するおもちゃの定番だった。


 テレビゲーム登場後は苦戦もあったが、最も売れた74年販売のデザインを、2004年に「野球盤スタンダード」として再現。大人が集まる雑貨店でPRに努めた結果、販売数は前年の4倍という約20万台にまで回復した。その後も人気は安定し、08年の販売台数は約35万台という。


 これまでの販売総数は1100万台超。50余りのバージョンがあるが、バネをはじいて投球し、ぜんまいで回転させたバットが打つ基本スタイルは変わらない。


 新顔の電光掲示板は、イニング数や得点、ストライク・ボール・アウトなどを表示し、実況アナウンサーの音声も流れて臨場感たっぷり。豪華になったと思わせるが、電光掲示をさせるためには手作業でボタンを押す。


 同社広報宣伝室の平野大輔(ひらの・だいすけ)さんは「自動ではないアナログさも、魅力だと思う。野球盤は永久に不滅です」。最新バージョンの「野球盤ライブスタジアム」は7329円。


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2009年10月13日

安らぎ目的、大人に人気 都内のプラネタリウム 

おすすめ度:★★★★★

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東京都内のプラネタリウムで、大人向けに癒やしを提供する番組が人気を集めている。最新機器が映し出すリアルな星空と趣向を凝らしたプログラムに、安らぎを見いだしているようだ。


 詩人の谷川俊太郎さんがプロデュースした番組「夜はやさしい」を7月から上映するのは日本科学未来館(江東区)だ。投影機はプラネタリウムクリエーター大平貴之さん製作の「メガスターⅡ」。書き下ろしの詩とナレーションを、女優の麻生久美子さんが朗読する。


 場面は東京の夜空に始まり、バリ、ミュンヘンなど世界6カ所を巡る。現地収録の音源で、大自然のざわめきや民族音楽、鳥獣の鳴き声を再現する。「耳から入る音で刺激され、イマジネーションは広がる」と谷川さん。夜にすっかりなじんだころ、25分間の旅が終わる。


 一方、「ユートリヤ・スターガーデン」(墨田区)は、シニア世代に懐かしの時間を提供する。年5~6回の「シルバータイム」では地元の夜景や星空を、美空ひばりさんや坂本九さんの歌に乗せてショーに。自動音声を使わず、客層に合わせた“生解説”が売りで、60代~70代の女性客に好評という。


 池袋のコニカミノルタプラネタリウム「満天」で開催中なのが「星のせせらぎ アクアヒーリング」(11月23日まで)。水琴窟の音色が響きわたり、肉眼では見えない9等星を含め約40万個の星がドームいっぱいに広がる。ローズマリーなどアロマの香りが発生する仕掛けも。観賞した専門学校生の男性(19)は「体全体が包み込まれるような感じで安らげた。初めての感覚」と話した。


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2009年10月07日

新宿巡りに「WEバス」 東西つなぎ、天窓の景色も

おすすめ度:★★★★★

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新宿駅や百貨店、高層ビル街、都庁、歌舞伎町など、東京都新宿区の中心地を巡る循環バスが、9月27日から運行を開始する。


 直接行き来しにくい駅の西側(WEST)と東側(EAST)をつなぐ私たちのバス、との意味を込め「新宿WEバス」と命名。天井の大部分がガラス張りで、景色を見上げながら新宿を“散歩”することができる。料金は小学生以上100円のワンコイン。1日乗車券は300円。


 新宿区は、高層ビル周辺の公共駐車場に車を止めてバスで移動してもらう「パークアンドバスライド」にも活用する方針。車の同乗者最大8人を400円で1日バス乗り放題にしたり、百貨店などで一定の買い物をすれば駐車場料金を店が負担する―などの優遇を計画している。


 約5キロのルートに、10のバス停を設けた。約35~40分で周回し、平日は15分間隔、土日祝日は10分間隔で運行する。午前10時から午後8時まで。


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2009年10月05日

東京メトロおもしろグッズ 地図付きペン、駅名巻き尺

おすすめ度:★★★★★

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渋谷と池袋をつなぐ副都心線の開業1周年を記念して東京メトロが発売した「オフィスグッズシリーズ」が、人気を呼んでいる。
 ボールペンやホチキスなど、車両をかたどった“おもしろツール”の数々。1番人気の「インフォボールペン」(400円)は、10000系車両のフロントがキャップになり、外せば握りの太いボールペン。さらに本体の取っ手を引っ張ると、地下鉄路線図が巻物のように取り出せる。
 「メジャー」(500円)は1メートルの巻き尺。目盛りの上の部分に「渋谷」から「和光市」(埼玉県)までの副都心線の駅名表示が印刷されている。電車のミニチュアみたいなホチキス(800円)や、車両のシルエットをデザインしたゼムクリップ(500円)も細部まで凝ったつくり。
 便利かどうか意見が微妙に割れそうなものもあるが、マニア心理をくすぐるのは確か。上野や新橋など12駅の定期券売り場で発売。ネットを介した通販はメトロコマースで。ホームページはhttp://www.metocan.co.jp


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2009年10月01日

古くて新しい、無声映画 鑑賞会50年でファン若返り 

おすすめ度:★★★★★

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アラカン、阪妻、右太衛門…。時代劇を中心に昭和初期まで映画の主流だった「活動弁士」付きの無声映画。その魅力を語り継ごうと、東京で開かれている「無声映画鑑賞会」が創立50周年を迎えた。根強いファンに支えられながら、弁士も客層も若返り新たな人気を獲得しつつある。


 「活動弁士は、世界にも類のない語り芸。無声映画を見にくる若者にとって、未体験の古いものがかえって新しく感じるんでしょう」


 鑑賞会を主催する「マツダ映画社」の代表、松田豊さんは手応えを語る。父の故松田春翠(しゅんすい)さんは少年時代から弁士として活躍、鑑賞会の創立者でもある。


 所有する国内外の無声映画は800本以上。所属弁士は、約35年のキャリアを持つ沢登翠(さわと・みどり)さんをはじめ5人。沢登さんの門下には20代、30代の若者もいる。月1回の鑑賞会は創立以来、一度も休まずに続けられている。


 7月下旬、下町のホールで上映されたのは「切られお富」(1937年)。恋人の与三郎のために、恐喝や殺人まで犯して金をつくる女の物語。31歳の片岡一郎)さんが弁士を務めた。音楽に合わせて、通りのよい声が表情豊かに抑揚する。モノクロフィルムに新たな命が吹き込まれるかのようだ。


 「今日(こんにち)に通じる作品もあり、内容にも時々ハッとさせられる。映画の根源的な良さって、実は昔も今も変わらないのでは」と片岡さんは話す。


 マツダ映画社は定例鑑賞会以外にも、資料展示などイベントや上映会を積極的に展開。50年の活動をまとめた「活狂(カツキチ)たちの半世紀」(1890円)も8月に記念出版した。


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