ヘルシーなレバノン料理 世界が好む洗練の味
おすすめ度:★★★★★
地中海の東に位置するレバノン。政情不安の影響か、日本での知名度はいまひとつだが、洗練された料理は世界中で愛されている。
東京・新宿のレストラン「シンドバッド」のオーナーはレバノン人。「こってりと思う人が多いけど、実は野菜がたくさんの繊細な料理なんです」と話す。
欠かせない食材に、レモンやトマト、ゴマ、オリーブオイル。とてもヘルシー。レモン消費量は1人当たり年間約25キロといい、生活習慣病の発症も少ないといわれる。
代表的な前菜3品のセットを注文。それぞれをピタパンのポケットに挟んでかぶりつく。
トマトやパセリなど7種の野菜を細かく刻んだ「タブーリ」はレバノンの代表的なサラダ。かむほどに新鮮な野菜の感触が楽しい。
ヒヨコマメと白ゴマのペースト「ホンムス」は、体をつくるタンパク質、脂肪を吸収させにくくする不飽和脂肪酸が豊富。焼きナスをピーマンと練って合わせた「ババガヌージ」も、素材を生かした食感。ああ、滋味が体に染み込むようだ。
店主は、苦しかった来日当初の思い出を語りつつ「日本向けアレンジはあえてしていない。私の母の味をすべての日本人に知ってもらいたい」。
羊肉、鶏肉、牛肉の「ミックスカバブ」は、母から教わった5種類の秘伝スパイスでしっかり味を付け、焼き上げる。余分な油はすっかり落ち、ほお張れば、健康な肉質。その幸せな弾力を楽しみながら、遠い中東の小国をあれこれ想像してみた。

エキゾチックな店内は、食事に合うレバノンワインを一層味わい深くさせる。前菜3点盛り合わせセット1680円。ミックスカバブ1800円。1月1、2日と2月の第3日曜日以外は無休。電話03(3343)3783。東京都新宿区西新宿6の5の1、新宿アイランドビルB1 スパイスロード内







