新旧「盛れてる!」渋谷 元気ギャル、若者の最先端
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若者の街・渋谷の駅に降り立つと、忠犬ハチ公像が出迎えてくれた。最近では、画家の岡本太郎さんが原爆をテーマに制作した壁画「明日の神話」が話題を呼んでいる。
幅30メートル、高さ5・5メートルの巨大作品は、京王井の頭線渋谷駅とJR駅との連絡通路にある。往来のにぎやかな場所に、赤や黒などの原色が厳かな雰囲気をもたらしている。
駅前スクランブル交差点を渡ると、人の流れはひときわ繁華な「渋谷センター街」へ。飲食店やゲームセンターが集まる。外国人観光客がカメラを構え、行き交う若者のファッションをしきりにウオッチ。
ラジオの公開放送スタジオでも知られる「スペイン坂」。れんが敷きの道沿いに並ぶおしゃれな雑貨店やカフェをカップルでめぐるのが定番だ。
ギャルファッションの殿堂といわれる「SHIBUYA109」。国内外の人気ブランドがひしめき、紙袋を肩に下げたギャルたちがエスカレーターで上下する。各フロアではダンスミュージックをBGMに、それぞれのブランドで身を固めた店員が接客の技を競う。

赤のヘアウィッグを試すギャル。鏡の前で連れの友人に「これ、マジ盛れてない?(かっこよくない?)」「超、盛れてる!」。ファッションも会話もまさしく独特だ。
美術館やホールがある複合文化施設「Bunkamura」から、さらに奥へ進んだ松濤かいわいは、散策にぴったり。花こう岩が野積みされた外観が印象的な「松濤美術館」や、能楽・観世流の本拠地「観世能楽堂」が閑静な高級住宅街に点在する。
自然あふれる「鍋島松濤公園」は江戸時代には紀州徳川家の下屋敷、明治時代には鍋島家の茶園があった場所だ。中央の池では水車が水しぶきをあげて回り、コイが跳ねる。中州ではアヒルが羽を休める。街中とは異なり、オアシスのよう。“大人な渋谷”を垣間見た気がした。
帰り道、再び渋谷駅前で銅像のハチに会う。動きの激しい街で、変わらぬたたずまい。ほっとさせられる。キオスクで買ったお土産の「ハチ公サブレ」を家族の元に届けてみたくなった。








