“語源”のカンボジア料理 「かぼちゃケーキ」に驚き
おすすめ度:★★★★★
カボチャの語源はカンボジアにあると言われるが、カンボジアの「かぼちゃケーキ」のおいしさは知らなかった。
東京・代々木の「アンコールワット」。丸のままのカボチャから種をくりぬいた後、卵やココナツミルクを注いで蒸すこと二、三時間。中がプリンのように固まり、冷やして外側のカボチャとともに食べると素朴な甘み。さっぱりしたココナツアイスを載せていただくのがお薦めだ。
全般に、辛くないとされるカンボジア料理だが「牛肉たたきのサラダ」は違う。刻んだタイの赤唐辛子が、目にも舌にも刺激的。トゥック・トレイと呼ばれる魚醬やレモンを利かせ、辛くて甘酸っぱいソースで牛肉、キュウリ、タマネギなどをあえる。「半分生の牛肉を、辛さで消毒する感じ。大人のサラダで酒のつまみとされます」と、 経営するゴ・ワンディさん。ゴさん一家はカンボジアの内戦で難民として来日。一九八二年に同店を開店した。

カニと干しエビ、春雨をいため、鶏がらスープとしょうゆなどで調味した「カニ爪(つめ)と春雨の火鍋焼き」は、あっさりしているのにしっかりダシが利き、はしが進む。
サケの身を唐辛子、レモングラス、カレーパウダーなどを加えたココナツミルクで蒸した「アモック(サケのココナツスパイシー蒸し)」は、グラタンのようにクリーミー。おめでたいときに大量に作ってふるまわれる料理という。東南アジア最大の湖トンレサップ湖を持ち、川魚が豊富なカンボジアらしい一品だ。

アンコールワットでは、伝統の手ぬぐい「クロマー」といった雑貨も販売されている。「牛肉たたきの辛いサラダ」924円、「かぼちゃケーキとココナツアイスのセット」504円など。年中無休。電話03(3370)3019。東京都渋谷区代々木1の38の13 住研ビル1階







