2009年09月30日
新旧「盛れてる!」渋谷 元気ギャル、若者の最先端
おすすめ度:★★★★★
若者の街・渋谷の駅に降り立つと、忠犬ハチ公像が出迎えてくれた。最近では、画家の岡本太郎さんが原爆をテーマに制作した壁画「明日の神話」が話題を呼んでいる。
幅30メートル、高さ5・5メートルの巨大作品は、京王井の頭線渋谷駅とJR駅との連絡通路にある。往来のにぎやかな場所に、赤や黒などの原色が厳かな雰囲気をもたらしている。
駅前スクランブル交差点を渡ると、人の流れはひときわ繁華な「渋谷センター街」へ。飲食店やゲームセンターが集まる。外国人観光客がカメラを構え、行き交う若者のファッションをしきりにウオッチ。
ラジオの公開放送スタジオでも知られる「スペイン坂」。れんが敷きの道沿いに並ぶおしゃれな雑貨店やカフェをカップルでめぐるのが定番だ。
ギャルファッションの殿堂といわれる「SHIBUYA109」。国内外の人気ブランドがひしめき、紙袋を肩に下げたギャルたちがエスカレーターで上下する。各フロアではダンスミュージックをBGMに、それぞれのブランドで身を固めた店員が接客の技を競う。

赤のヘアウィッグを試すギャル。鏡の前で連れの友人に「これ、マジ盛れてない?(かっこよくない?)」「超、盛れてる!」。ファッションも会話もまさしく独特だ。
美術館やホールがある複合文化施設「Bunkamura」から、さらに奥へ進んだ松濤かいわいは、散策にぴったり。花こう岩が野積みされた外観が印象的な「松濤美術館」や、能楽・観世流の本拠地「観世能楽堂」が閑静な高級住宅街に点在する。
自然あふれる「鍋島松濤公園」は江戸時代には紀州徳川家の下屋敷、明治時代には鍋島家の茶園があった場所だ。中央の池では水車が水しぶきをあげて回り、コイが跳ねる。中州ではアヒルが羽を休める。街中とは異なり、オアシスのよう。“大人な渋谷”を垣間見た気がした。
帰り道、再び渋谷駅前で銅像のハチに会う。動きの激しい街で、変わらぬたたずまい。ほっとさせられる。キオスクで買ったお土産の「ハチ公サブレ」を家族の元に届けてみたくなった。
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2009年09月29日
郷愁を演出するキャバレー 銀座でお国なまりに再会
おすすめ度:★★★★★
高級クラブがひしめく夜の銀座に唯一残るグランドキャバレーが、1931年創業の「白いばら」。在籍ホステス約220人の名前を出身地別に記した日本地図の看板が目印。「郷里の娘を呼んでください」のコピー通り、客は自分と同じ出身地の女性を指名できる。
ミラーボールが輝く広い店内は昭和の雰囲気がムンムン漂う。あちこちで聞こえるのは日本各地の方言。ホステスは初心者が約8割で、本業は会社員や学生が多いのだそう。お国なまりは積極奨励されている。
生バンドが演奏する舞台に電飾の階段が架けられるとショータイム。女性たちが次々降りて、琉球舞踊調からタカラヅカ風まで本格的な歌とダンスを披露する。女性客も楽しめ、客は全国から訪れるとか。日本の中心地で郷愁を味わえる不思議な空間だ。
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2009年09月24日
40年そびえるタイヤゴジラ 今も主役、車窓の名物
おすすめ度:★★★★★
高さ約8メートル、頭から尾まで約20メートルというタイヤでできたゴジラが40年にわたって、東京都大田区の住宅地にそびえ立っている。
JR京浜東北線と東海道線沿いの通称「タイヤ公園」は、知る人ぞ知る東京名物。ゴジラ以外にも、ロボットやロケットといった造形がある。使った古タイヤは約3千本に上るそうだ。
同区によると、開園は1969年。限られた予算の中で職員らが自前でデザインして製作した。タイヤをリサイクルした公園整備は、当時としては画期的なアイデアで、全国各地のほか海外からも視察が相次いだという。
今も昔も、ゴジラは子どもたちが真っ先に駆け寄る主役で、電車の車窓からおなじみの風景。時の流れに身を任せるように、丸めた背中が哀愁を漂わせる。
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2009年09月18日
腕競うケータリングカー オフィス街の広場を演出
おすすめ度:★★★★★
東京の主なオフィス街で定番の光景になりつつあるのが、お昼どきに広場に集まる軽自動車の群れ。それぞれ屋台として、思い切った改造がなされている。
通称ケータリングカー。オーナーたちは指定された場所、時間に車を止め、窓を開けて調理に取り掛かる。丼、カレー、エスニック、スイーツとメニューは色とりどりで、呼び込みもにぎやかな「食の遊園地」。1台だけなら商売にとどまるが、何台も集まると無機質な空間にオアシス効果も期待できるというわけだ。
アイデア、値段、味が売れ行きに直結する都会らしい新商法。注文品が出来上がるまでのぞいて見ると、軽自動車のスペースを存分に生かし車内の動線には無駄がない。実は、こうした調理のパフォーマンスが人気を支える一番の“おいしさ”なのかもしれない。
出店スケジュールは「ネオ屋台村」ホームページに掲載。http://www.w-tokyodo.com/neostall/
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2009年09月11日
ホー!渋谷キング・オブ・ポップ マイケルさん追悼で専門店
おすすめ度:★★★★★
6月に急死した米人気歌手マイケル・ジャクソンさんの公式グッズを集めた国内初の専門店「KING OF POP(キング・オブ・ポップ)」が東京・渋谷に登場した。
51回目の誕生日である8月29日に期間限定でオープンした店内は、来日時の秘蔵映像が流れ、ポスターやバッジ、追悼本などマイケル尽くし。1番人気は死去で幻となったロンドン公演で販売予定だった公式Tシャツ(3990円)。最高額の品は直筆サイン入りフィギュアで、47万2500円だ。直筆サイン入りCDジャケットの額装(39万9千円)は開店初日に売れる人気ぶり。〝お宝〟グッズは高騰中という。
親の影響でファンになったという10―20代も目立ち、男子大学生(19)は「手に取って選べるのがいい」。店を企画した「ジャパン・オールラウンド・ミュージック」は「10月末には死の直前のリハーサル映像を収めた映画も世界同時公開される。マイケルフィーバーは続く」とみて、年内は出店を続ける予定だ。
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2009年09月10日
「愛のかぶと」を折り紙で ブーム反映、女性に人気
おすすめ度:★★★★★
NHK大河ドラマ「天地人」で話題の「愛」のかぶと。前立てなどをリアルな雰囲気で再現する折り紙セットが、和紙の製造販売や教室運営をする「お茶の水 おりがみ会館」(東京都文京区)で人気を呼んでいる。
赤や黒の千代紙が入った「兼続の兜(かぶと)」キット(525円)は今春発売。折り方は定番のかぶとより少し高度で、雲形の飾りと黄金の「愛」の字を張り付けて仕上げる。女性客を中心に、多い月は500~600個は出る勢いだという。
夏からは、来年のえと「寅(とら)」を意識して「加藤清正の虎(とら)」(1260円)も発売開始。清正がトラを退治した伝説にちなんで、トラ、かぶと、よろいびつの3点セットを折る。こちらも月300個以上と好調だ。
背景にあるのは戦国武将ブーム。小林一夫(こばやし・かずお)館長は「手遊び感覚で、かっこいいものが作れるのが魅力」と話している。ホームページでも購入可能。http://www.origamikaikan.co.jp/
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2009年09月04日
どこでもジオラマが出現 A3サイズ「会社でも」
おすすめ度:★★★★
「どこでもジオラマ~」と言って、ドラえもんが取り出しそうな鉄道の風景模型が、今夏の東京おもちゃショーに登場した。A3サイズで鍵付きアタッシェケース入り。持ち歩き可能で、開ければジオラマが現れるという驚きの商品だ。
Tゲージと呼ばれるレール幅は、世界最小という3ミリ。ぐるぐる走り回る電車の長さは4・5センチ。虫眼鏡で見ないと細部は分からないが、ビル街や道路、森林、トンネルがリアルに造形されている。こんなジオラマがクリーニングキットやUSB電源ケーブルなどとケースに収まり、総重量は約700グラム。
手掛けたのは、おもちゃ製造の栄進堂(大阪市)。価格は5万2500円で、受注生産をする。狭い部屋でも楽しんでもらいたいと開発したが「会社に持って行って眺めたい」「ベッド横に置き、寝る前に癒やされたい」といった予想外の引き合いがあるそうだ。商品名は「アタッシュケースジオラマ」。ホームページはhttp://www.kk-eishindo.co.jp
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2009年09月01日
都心で増える“朝活”族 自分時間を有効、多様に
おすすめ度:★★★★★
都心に働くサラリーマンやOLらの間で、出勤前の時間を有効に使って活動する“朝活”族が増えている。残業などが入りやすい夜に比べ、自分の時間で結婚相手を探したり、伝統芸能に親しんだりと生かし方は多様だ。
午前6時半、東京・新宿のオフィスビルに男女が集う。結婚情報サービス会社「パートナーエージェント」が企画した「朝婚活」のお見合いパーティーだ。
6月中旬の 初回は、男女6人ずつが軽食をとりつつ、席を替わりながら約1時間半ほど会話した。会費は5500円。この日はカップル1組が誕生した。参加した会社員の女性(30)は「朝だとお酒が入らず、その人の本質が見えると思う。出会うための投資だから妥当。また参加したい」という。
今年4月、東京駅近くに開校した市民講座「丸の内朝大学」では発声法、農業、環境などを学ぶ講座が人気を集める。スタートは午前7時半。7月13日開講の第2期は10講座のうち5講座が定員に達した。今期は男性限定の「家事コミュニケーション力講座」(8回・3万6千円)を新設。収納法やパーティー料理を学び、女性にモテることを狙う。「参加者は自分のオリジナリティーを打ち出そうという意識が高い」と担当者。
一風変わった朝活を提案するのがイベント「朝ZERO」だ。午前7時45分から東京・神谷町の寺で、約20人が能の謡(うたい)を体験。7月中の4回は講師に喜多流、観世流など若手シテ方能楽師を迎え、結婚式でおなじみの「高砂」に取り組む。実行委員会は「声を出してプレッシャーを発散し、一日の始まりを『無』に」と話している。定員制で、会費は無料。
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