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てくてくjapan

2009年08月28日

銀座に〝黄金色〟の名人  キャリア43年のビールつぎ

おすすめ度:

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きめ細かい泡と黄金色の液体のコントラストが美しい生ビール。開店75周年を迎えた「ライオン銀座7丁目店」(東京都中央区)の海老原清さん(61)は、キャリア43年のビールつぎ名人だ。


 グラスを傾ける角度は11度、満杯の大ジョッキは2キロの重さ。「腕だけではなく、からだ全体でビールを受け止めるのがコツ」。底から渦を巻き、せり上がる泡が余分な炭酸や苦味を抜き、のどごしさわやか。


 舞台のような重厚なカウンターで、半日に約300杯をつぐ。「タンクやホースの手入れで味の8割が決まってしまう。洗浄など下準備も大事」


 温かい人柄も人気で、国内外からファンが駆け付ける。親子で通い「大人になったら最初の一杯をついで」と〝予約〟する高校生も。昨年、定年を迎えたが、惜しむ声におされ月、金曜の夜と水曜昼に名人技を披露している。


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2009年08月25日

リメーク着物でアロハ!細部にこだわり、験担ぎ

おすすめ度:★★★★★

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日系移民がハワイに持ち込んだ着物がルーツともされるアロハシャツ。骨董市などで仕入れた大正、昭和の和服をリメークする着物アロハ専門店「山雲海月」が、東京の下町・根津に登場した。


 正絹の黒留め袖や羽織の裏地、木綿の浴衣をほどき、洗いをかけメンズやレディース、子ども用に仕立て直す。柄に合わせて縫い糸の色を変え、薩摩焼やスワロフスキーのボタンも添えるこだわりよう。一点ものだけに大人用は2万~5万円台が中心だが、売り上げは上々という。


 店主の中村明彦さんは大手企業を脱サラ。祖父はマウイ島生まれ、祖母は和裁を教えていた。「着物の柄にはストーリーがある。気軽に着て、日本文化のよさを感じてほしい」。御所車のきらびやかな柄は「良縁」、南天にクモの巣は「難を転じて、金運をつかむ」。ジーンズと意外と相性がいい着物アロハで、験を担ぐのもいいかも。


 ネットでも購入可能。アドレスはhttp://www.kimonoalohashirts.com


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2009年08月21日

地球はどこに投げられる?  足が止まる野球発祥の碑

おすすめ度:★★★★

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オフィス街に突如現れる巨大な手。今にも投げそうに握っているのは、地球を模したボールだ。東京・神田の学士会館の敷地内に立つ「日本野球発祥の地」記念碑。通り掛かりのビジネスマンの中には、かつての野球少年もいるのだろう。足を止めて見る人は少なくない。


 ブロンズ製で、高さ約237センチ。明治初期、ここに東大の前身である開成学校があり、米国人教師のホーレス・ウィルソンが、生徒に野球を教え始めた。やがて運動場が整備され、本格的な試合が行われるまでに。


 記念碑は2003年、ウィルソンの野球殿堂入りを記念して建てられた。もし彼が、メジャーリーグで活躍する日本人選手の姿を見たら何を思う…。つめをきれいに切りそろえた手のモデルは、ウィルソンの教え子のはるか後輩、東大野球部の主将が務めたとか。


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2009年08月18日

若者集う吉祥寺・下北沢 自然と文化が交わる暮らし

おすすめ度:

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東京の住みたい街ランキングで、常に上位の吉祥寺。JR中央線で新宿から約十五分。駅北口は百貨店と商店街が入り組み、大勢の人でにぎわう一大ショッピングゾーンだ。


 アーケード街を行くと、松阪牛専門店「サトウ」の前に長い行列。お目当ては「元祖丸メンチ」だ。出来たてをほお張ると肉汁があふれ出る。戦後の闇市の面影を残す「ハーモニカ横丁」はすれ違うのがやっとの狭い路地。昔ながらの洋服店やカフェ…。約百軒がひしめき合う。

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 駅の南側からエスニック雑貨店などが立ち並ぶ通りを抜け「井の頭公園」へ。約三十八万平方メートルの広さを誇り、お花見スポットとしても名高い。中央に徳川家光が命名したとされる井の頭池がある。映画やテレビドラマのロケ地としても数多く登場する。


 週末はボート乗り場がにぎわう。「カップルで乗ると別れる」という“都市伝説”もどこ吹く風。思い思いにオールを動かし、憩いの時間を過ごす。園内では路上ライブや大道芸人のショーも行われる。


 雑木林を進んで「井の頭自然文化園」に入ると約九十種の動物や鳥類を観察できる。キツネに似たフェネック、六十歳を超えたアジアゾウ「はな子」にファンが集まる。


 日時指定の予約制だが、公園内にある「三鷹の森ジブリ美術館」では、宮崎駿(みやざき・はやお)監督が製作したアニメの世界を映像や展示を通して楽しめる。

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 京王井の頭線で下北沢に移動。演劇の街として知られる。新進気鋭の芝居を見たい人は南口を出てすぐの「本多劇場」や、「ザ・スズナリ」がおすすめだ。ライブハウスも多く、ギターを抱えた若者も目立つ。路地では古着、激安アクセサリーを扱うショップの個性がぶつかり合う。


 駅すぐそばには通称「開かずの踏切」。小田急線との交差だ。鉄道路線のクロスポイントに若者文化あり。二つの街はそんなことを感じさせてくれる。


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2009年08月17日

東京に第2の定期観光バス  屋根なし、風を感じる路線

おすすめ度:

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屋根のない真っ赤な2階建てバス「スカイバス東京」が、東京で2社目の定期観光バスとしてスタートした。これまで都内の定期観光バスは、1949年運行開始の「はとバス」だけ。60年ぶりとなった新規参入のハンドルさばきは―。


 スカイバス東京は、日の丸自動車興業が運行。「太陽と風と木の香りに触れながら、短時間で都市観光が楽しめる」と、国内唯一という2階建てオープンバスの魅力を強調する。今後、お台場や東京タワーなどを巡るコースを新設したり、外国のユニークな車体を輸入して走らせたりする計画がある。


 現在唯一のコースは、東京駅丸の内南口前から皇居大手門、国立劇場、最高裁判所、国会議事堂、銀座を車上から眺めながら回る約50分。地上3メートル余りの高さの座席から見下ろす視界は新鮮で、顔をなでる風も心地よい。都心には意外と緑が多いことに気付かせてくれる。


 このコースは04年から設定されていたが、運行形態は募集型の貸し切りバスだった。人気が年々高まり、昨年度の利用者は約10万人。こうした実績を基に、関東運輸局長から今年1月、毎日定時に決まった経路を運行する定期観光バス事業の許可を得た。


 都内に100余りのコースを持つ「はとバス」にとって初の“ライバル”だが「商品の位置付けが違うので、すぐに食い合いになる感じはない」と余裕の構え。「この先、東京スカイツリー開業などもあり、互いが高め合って観光を盛り上げたい」とエールを送っている。


 スカイバス東京は午前10時から午後6時まで毎正時出発。大人1500円、4歳以上12歳未満700円。


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2009年08月14日

神楽坂に、ご当地ビール  街の風情を味やラベルで

おすすめ度:★★★★★

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花街の面影が残る東京・神楽坂に、テレビドラマなどの舞台として全国的に知られる場所をモチーフにした「神楽坂ビール」が誕生した。「長く愛される商品に」と地元の期待は高い。


 企画したのは、少年時代をかつて料亭があったかいわいで過ごした会社員の伊東宏祐(いとう・こうすけ)さん。チェーン店などに押されて街の風情が失われつつある今、地域の手で「古き良き神楽坂」のイメージを伝えようと考えた。ラベルはレトロ調で、ランドマーク的存在の「毘沙門天」(善国寺)の狛虎をデザインした。


 宮城県大郷町のメーカーに発注した味は3種類。野良猫の多い土地柄にちなみ、それぞれ「DORA」「MIKE」「KURO」と名付けた。価格は330ミリリットル入りで各550円と高めだが、天然酵母を使用した本格派。「香りが高く、大量生産にはない味」とビール通の評判も上々という。


 神楽坂の一部の飲食店や酒販店で取り扱っている。ホームページのアドレスはhttp://www.kagurazaka-beer.com


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2009年08月10日

上野は「大人の遊園地」 包み込む森、ゆっくり時間

おすすめ度:★★★★★

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上野と言えば公園に博物館・美術館、動物園、西郷隆盛の銅像、安売りのアメ横…。1日で全部回るのは可能だが、時間があるならミュージアムと動物園にそれぞれ半日、公園を中心としたぶらり散歩にもう半日をかけるのをお薦めしたい。目に入るものが増えるほどに楽しさも高まる「大人の遊園地」なのだから。


 JR上野駅の公園口を出ると、平日なのにお祭りと見間違う人の波。東京国立博物館や国立西洋美術館で、人気のある展覧会が開催中は当たり前の光景らしい。「ただ今110分待ち」と記したプラカードにも動ぜず、整然と列ができる。

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 広がる空、目に優しい緑。公園中央部では、東京都のお墨付きを持つ「ヘブンアーティスト」があちらこちらで大道芸を披露する。これも日常のこと。観衆は笑顔と拍手、終わると帽子の中に千円札がポーンポンと。気分が良くなると気前も良くなるという、見事な相関関係。


 木立に目を凝らすと、国立科学博物館前に高さ4・5メートルもの銅像が。試験管を掲げ実験中の人物。野口英世博士なのであった。説明には1951年完成とあるが、いまだに「えっ、こんなところに」と驚く人がいる。ランドマーク化した西郷さんに比べ寂しさは隠せないが、やっぱり歩いてみるものだ。

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 意外と言えば、動物園脇に上野東照宮があるのをご存じだろうか。徳川家康・吉宗・慶喜を祭神に社殿、唐門などが重要文化財。見応えはあるものの、何でも包み込む上野の森にあっては主役になりきれない。


 公園内の桜木亭で、袋入りのパンダ焼(6個480円~)を買い、京都にならって清水坂と名付けられた石段を下りて不忍池へ。真ん中に浮かぶ弁天堂をハスの葉越しに眺めながら、パンダを惜しげもなくちぎって口に入れる。貸しボートが音もなく横切り、時間がゆっくりと流れてゆく。


 ほとりのベンチに座ると、なかなか動く気になれない。傍らで猫が、何匹もくつろいでいる。「そんなに急いで、どこ行くの?」と話し掛けてきそうだ。


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2009年08月03日

ファッションを旅する 流行の先端、表参道・原宿 

おすすめ度:★★★★★

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シャネル、ディオール、アルマーニ…。世界的なブランドが通りに連なる東京・表参道。歩くだけでもおしゃれな雰囲気を感じ取れる、都内でも随一のファッションストリートだ。


 すれ違う道行く人も、個性的な装いに身を包む。細身のジーンズにブーツをうまく着こなすモデルのような若者だけでなく、おしゃれなストールを首に巻く大人も。ファッション雑誌の世界に入り込んだような、華やいだ気分にさせてくれる。


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 ランドマークは、オープンから3年が過ぎた大型複合施設「表参道ヒルズ」。世界的な建築家、安藤忠雄さんが設計を手掛けた。


 本館は地上三階地下三階。中央が吹き抜けになったモダンな造り。ブランド店やアクセサリー店が入居。ゆるやかなスロープをのぼっていくと各階のウインドーショッピングを楽しめる。


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 和菓子の老舗「とらや」の新機軸、「トラヤカフェ」のあんを取り入れたケーキは、散歩中にちょっとぜいたくな気分を味わえる。

 高級ブランド街を抜けると、米国の「GAP」やスペインの「ZARA」といった手ごろな価格でデザイン性が優れた服を扱うショップが集まる一角が出現する。


 最近の話題は、スウェーデンを拠点にしたブランド「H&M」の進出。塔のようにそびえ立つ白い外観が目を引く。店内の壁にポップな絵が描かれ、洗練された雰囲気。こちらも手ごろな値段で、オープン時には行列ができた。

 表参道から明治神宮の森に行き当たると、若者があふれる街・原宿だ。竹下通りには、人気タレントのポスターが店頭に並び、格安香水店、アクセサリー店がひしめく。そこかしこにクレープ屋さんが点在。若い女の子にとって定番のようだ。


 お姫さまのようなドレス、アニメのキャラクターのような奇抜な服で着飾る女の子が行き交う。表参道から原宿を歩くと、欧州の高級ブランドから若者の流行まで、ジャンルを越えたファッションの世界を旅することができた。


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