2009年07月29日
「重文」の百貨店を探検 息づく伝統、老舗に活気
おすすめ度:★★★★★
一九三三(昭和八)年に建てられた東京・日本橋の「高島屋東京店」が百貨店で初めて国の重要文化財に決まり、「気軽に楽しめる文化財」として人気を集めている。売り上げ低迷が続く百貨店業界で、にわかに活気づく老舗を訪ねた。
手動式のままのレトロな木枠のドアを通ると一階フロア。約十メートルの柱と天井の高さに驚かされる。一見ルネサンス風だが、天井は日本の伝統工法「格天井(ごうてんじょう)」のつくりで和の薫りも。大理石をふんだんに使った館内計十三カ所に埋まるアンモナイトの化石を探す親子連れも増えている。
全館冷暖房を日本の百貨店で初めて完備。いち早く取り入れたガラスブロックを壁面に使う工法や大型ショーウィンドーは自然光で商品の色を確かめることができると好評だったという。今でも正面ウィンドーは、ブランド任せにせず、「季節感を感じられるもの」をコンセプトに演出するこだわりの場所。
金色に輝く扉のエレベーター六基も開業時からの現役。内かごの扉は真ちゅうの格子で、昇降中に売り場が透けて見えるのが面白い。レバー操作が必要なのと、「サービス第一」の考えから、エレベーターガールが健在だ。。

毎朝、開店を待つ客の前であいさつし、ドアを開けるのも彼女たちの仕事。五月中旬、ドイツ、フランスから「母国にないセレモニー」と団体客が相次いで訪れた。同店コンシェルジュは「初めての出来事。注目度がアップしたのでは」と〝重文効果〟を感じている。「高浜虚子が東京店で詠んだ句がある」など、開店当時の歴史を知るお年寄りらからの電話も絶えない。
昭和の伝統を守りつつ時代の流れも。戦後、ゾウを飼育した屋上は二〇〇五年から一部がドッグランに。動物園に移ったのを惜しんでつくられたゾウの形の機械室だけが面影を残す。大食堂も〇四年に姿を消し、高級志向の特別食堂とカジュアルなレストランに変わった。
今後は修繕でコスト増を見込むが本館の保存は決定。店内の見学ツアーや、外観をモチーフにしたグッズ販売も企画する。「日本橋全体の活性化にもつながる」と周辺の老舗店舗も大歓迎だ。
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2009年07月27日
ラーメン、オイシイデス! 米国人の果敢な挑戦
おすすめ度:
看板メニューは至ってシンプル。しょうゆ、塩味のラーメン(各800円)。東京都世田谷区の商店街で、ニューヨーク出身のアイバン・オーキンさん(46)が切り盛りする「アイバンラーメン」が人気を集めている。珍しさにつられて来た客も、予想以上のおいしさに常連になるという。
アイバンさんの日本食との最初の出合いは、アルバイトをしていたニューヨークの日本料理店で食べた卵かけご飯だった。その後、大学で日本語を専攻し、伊丹十三(いたみ・じゅうぞう)監督の映画「タンポポ」を見て感銘を受ける。1987年に初来日して以来、食べたラーメンは数百杯に上っている。
高級フランス料理店のシェフを経て、ラーメン店を開いたのは約2年前。「ラーメンは何でもありの世界。すしなどと違って厳格な規則はなく、おいしければ受け入れられる」とアイバンさんは挑戦した理由を語る。
スープは鶏と魚介のだしを使い、めんは店の2階にある製めん機で作るこだわり。「ガイジンのラーメンだから(まずくても)仕方ない」といった酷評も覚悟していたが、心配は無用に終わった。
10席のみの小さな店に、土日は長い行列ができる。今年1月に限定発売された20万個のカップめんは完売。店を開く経緯をつづった奮闘記「アイバンのラーメン」(リトル・モア刊)も出版した。
3回目の来店という近所の20代男性は「日本人が作る豚骨ラーメンなどとは異なった、上品な味。器も洋風で凝っていて、和洋折衷という感じ」と満足そう。ラーメン研究家の大崎裕史(おおさき・ひろし)さんも「外国人の参入は、業界全体を勇気づける」と好意的に見守っている。
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2009年07月24日
娯楽の老舗・浅草 時代の名残を探す楽しみ
おすすめ度:★★★★★
昔も今も変わらぬ驚異の集客力。浅草寺の繁栄とともに発展した「浅草」は、東京で最も歴史のある歓楽街だ。歩けば、江戸時代はもちろん、明治、大正、昭和の雰囲気も。移り変わったそれぞれの時代の残り香を探し当てる楽しさがある。
東京メトロ銀座線の浅草駅から「雷門」へ。リピーターでも必ず寄りたくなるこの場所は、平日でもやはりたくさんの人出。そしてそのまま、本堂へとつながる「仲見世通り」に吸い寄せられてしまうのはなぜか。

通りで江戸時代から続く「金龍山」は、あげまんじゅうが有名な和菓子店。こしあんを小麦粉の皮で包み、高温で揚げる。これを「浅草名物」に育てたおばあちゃんは八十年以上、店に立ち続けいま百歳。
本堂を拝み西へ進むと遊園地「浅草花やしき」のシンボルタワーが見えた。ここも歴史は古く、一九五三年に誕生したコースターは、現存する中では最古という。大人の遊び場が多い浅草にあって、街のアクセントとして愛され続ける遊園地だ。
花やしき通りから、六区ブロードウェイ商店街の方へ折れると、古い大衆娯楽映画がかかる浅草名画座。高倉健さんらが活躍した日本映画の全盛時代には、浅草の各映画館にも続々と観客が詰めかけた。古い映画ポスターが郷愁を誘う。
永井荷風が通い、渥美清さん、ビートたけしさんらが修業したストリップ劇場「浅草フランス座」は「東洋館」と姿を変え、漫才、コントなど色物の定席。隣接の「浅草演芸ホール」は、東京の代表的な寄席の一つだ。

浅草寺周辺から上野の方角に足を延ばすと「かっぱ橋道具街」が南北に伸びている。そば道具だけの店や鍋だけの店もあり、食に関する道具が文字通り何でもそろう。面白いのは食品サンプル屋。本物そっくりのすしやステーキなどのサンプルをはじめ、小型化した携帯ストラップも売っている。料理好きなら一日中いても飽きない、お勧めの問屋街だ。
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2009年07月22日
目指せ!植物のお医者さん 法大が本腰、病院構想も
おすすめ度:★★★★★
農作物や観賞用植物などの病害を診断、治療に当たる「植物医師」の養成が、東京都内の大学で本格的に始まった。法政大が2008年度、小金井キャンパス(小金井市)に新設した生命科学部の植物医科学専修コース。学部教育としては国内初の課程だ。入学志願者も増加傾向で、人気は定着しつつある。
専修コースでは、病理学や雑草学の基礎から、診断、投薬などの技術まで学ぶ。都市緑化や家庭園芸の分野で、新ビジネスをいかに生み出すかを学ぶ「植物医科ビジネス論」など実践的な科目も数多い。
将来的には、人やペットが病院で診てもらうように、一般の人が病気の植物を持ち込んで治療が受けられる“植物病院”の創設も目指す。
1年次から専門の実験科目を取り入れたのも特徴。例えばソラマメの苗で、キンカク病の病原菌を付けたものと、農薬で防いだものを見比べ、症状や病原体を観察する。自然界で起きていることを肌で知ってもらうのが狙いだ。
法大によると、植物医師を名乗るには、一定の実務経験を積んだ上で「植物保護士」の国家資格を取得することが必要。一方で、財団法人日本緑化センターが認定する民間資格「樹木医」を目指すカリキュラムも用意されている。
「環境問題を意識して、農作物など人が生きる根本にかかわる部分への関心は高い。半面、経済不安を反映してか、手に職を付けたいという動機も多く見受けられる」と、同学部の西尾健教授は学生たちを分析する。
実習に取り組む2年生の女性は「将来は植物病院の勤務医に。人の思いが込められた植物を生かし続けたい」と夢を語っている。
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2009年07月21日
新築移転した韓国文化院 韓流ファンに憩いの場所
おすすめ度:
韓国政府の文化交流施設「韓国文化院」が東京・四谷に移転、設備も新たにオープンした。映画やドラマを気軽に楽しめるとあって、韓流ファンの女性らで連日にぎわっている。
新施設はモダンなガラス張りビルの1~4階部分。音響効果の高いハンマダンホール(307席)は上映会やイベントに。ハングルやテコンドー、子供向けの文化体験など講座メニューも豊富に用意した。オンドル(床下暖房)のある伝統家屋を再現した一角では、チマ・チョゴリの試着ができる。
韓国文化院が他の国に先駆け、東京・池袋に開設されたのは1979年。95年、南麻布に移転したが、韓流ブームとともに利用者が増え、新築移転の計画を進めていた。
試写会に訪れた千葉市の女性会社員(49)は「韓流ツアーで現地を訪れても、俳優絡みのイベントで忙しく意外に観光はできない。ここで文化とハングルを学びたい」とうれしそうだった
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2009年07月17日
学習院の7棟が文化財に 乃木館など外観見学可
おすすめ度:★★★★
公家の教育機関として江戸時代末、京都にできた学習院。現在地の東京・目白へ移転してからでも約100年の歴史を持つ。この春、大学の建物7棟が登録有形文化財に決まり、外観見学が可能になった。
移転当時からある「正門」をはじめ、旧図書館の「北別館」や旧皇族寮の「東別館」など、どれも重厚で歴史を感じさせる。
目を引くのは第10代の乃木希典(のぎ・まれすけ)院長が、学生と寝食をともにした旧総寮部。明治天皇の大葬の日に殉死した「乃木将軍」だ。院長の居室だけが「乃木館」として保存され、都心とは思えないほど緑豊かな学内にたたずむ。現在、書道部が利用しているが、残念ながら室内見学はNG。
3人以下の見学は当日に正門、西門で受け付け、4人以上は事前申し込みが必要。学芸員ガイド付きのグループ見学(10人以上)も要予約。電話03(3986)0221。
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2009年07月14日
ビルなか楽しい丸の内 出世物語に思いをはせて
おすすめ度:★★★★★
威風堂々、そして洗練。JR東京駅西側に広がる「丸の内」は日本を代表するビジネス街。江戸期は大名の屋敷町で、明治維新後は軍用地。明治中期から三菱一号館など西欧建築が建ち始め「一丁ロンドン」と呼ばれたこともある。
東京駅開業が1914(大正3)年だから、駅前としての歴史は意外にも百年に満たない。江戸開府時の荒涼とした湿原から、世界に誇るステータスの地に。徳川家康の本拠だが、むしろ豊臣秀吉になぞらえたい出世物語なのだ。
シンボルは、駅正面にそびえるツートップ「丸ビル」と「新丸ビル」。どちらも二十一世紀に建て替えられ、首都の玄関に立つ仁王さまのようで格好いい!。周辺の高層ビル「丸の内オアゾ」や「TOKIA」と同様に、低層階をショッピングやグルメのスペースに開放してあるので、ビルなか歩きが楽しめる。
オアゾ2階にある宇宙航空研究開発機構の情報センター「JAXAi」で、実物のロケットエンジンを眺め、宇宙服から顔を出して記念撮影するのもいい。お土産は宇宙食が人気。TOKIAの地下では「インデアンカレー」や、お好み焼き「きじ」など、東京に進出した大阪のうまいもんに行列ができる。
ブランドショップが並ぶ「丸の内仲通り」。銀座より、さらに高級感があるような。ビル群を抜け、皇居前広場へ。空が一気に目に飛び込む。二重橋は定番の観光スポットだ。凝縮されたニッポンが映るのだろうか、外国人の姿も多い。

手軽な昼食なら、有楽町・東京国際フォーラムの「ネオ屋台村」がお薦め。日替わりで多彩な屋台が車で集合する。チキンをメーンにカレー味のごはん、野菜を混ぜる中近東料理「サルサ丼」(650円)を選び、そばのベンチでかき込む。辛くてヘルシーなビジネス弁当。人目も気にならず、しばし「丸の内人」になった。
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2009年07月13日
台場の科学館リニューアル 最先端技術を子どもたちに
おすすめ度:★★★★★
エレクトロニクス製品などに生かされている最新技術を体験できる東京・台場の科学館「ソニー・エクスプローラサイエンス」が、装い新たにオープンした。
ソニー創業者の一人、故井深大さんの理念に基づき、子どもたちに科学の面白さを伝えるために2002年に開設。これまでに100万人以上が来館したが、日進月歩の技術革新に合わせ、約3カ月かけ改修していた。
20個の筒状スピーカーを均等に配置し、臨場感あふれる「音の場」を作り出す「オンバ」、携帯電話の電波がアンテナ基地にどう中継されるのかが一目で分かる「セルラーキューブ」などで最先端テクノロジーを反映。「ハイビジョンシアター」では、3D映像が大迫力で楽しめる。
9月15日まで「同じだと思う、違いに気付く」という人間のパターン認識力を応用した技術を紹介する企画展も開催中だ。一般(16歳以上)500円。小人(3~15歳)300円。原則無休。電話03(5531)2186。
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2009年07月10日
思わず足が止まります 杉並に出現のガンジー像
おすすめ度:★★★★
インド建国の父、マハトマ・ガンジーの銅像が今春、東京都杉並区の「読書の森公園」に出現した。散歩の人も思わず足を止める存在感だ。
高さ約2メートル、重さ約500キロのガンジー像は、インド・ニューデリーの慈善団体「ガンジー修養所再建トラスト」から杉並区日印交流協会に、支援のお礼として寄贈された。腰巻き布をまとい、つえをつく姿に威厳が漂う。
意外にも、杉並とインドの縁は深い。ガンジーやネールらとともに独立運動を指導したチャンドラ・ボースの遺骨は、同区の蓮光寺に安置されている。中央図書館には、ボースとガンジーに関連する資料のコーナーも。
銅像の横にはガンジーの言葉「7つの大罪」を記した石碑が。一つは「原則なき政治」。現代日本に重く響くメッセージかもしれない。
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2009年07月09日
都心に「力士シール」増殖 特異な顔、誰が、なぜ?
おすすめ度:★★★
「近ごろ都にはやるもの」とまではいかないが、銀座や渋谷、神楽坂といった東京で人気の繁華街に、奇妙な張り紙が増殖中だ。相撲取りのような顔が二つ重なって見えることから「力士シール」と呼ばれ、インターネットで憶測が飛び交っている。
張られているのは看板やダストボックス、電柱など。一度見ると忘れられないデザインで、大きさは縦20センチ、横15センチのものから、こぶし大ぐらいまで。図柄も微妙に異なって、何パターンもありそうだ。ネット上の説によると、昨年から目撃例があり、相当な勢いで広がったという。
銀座2丁目で力士シールに触ってみた。べっとり張られ、容易にはがれない。誰が、なぜ?。毎日ここを通る女性は「面白いというより、気味が悪い…」と話す。早くも評判は土俵際かも。
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2009年07月07日
「せんとくん」が客を呼ぶ 新感覚、東京のまほろば館
おすすめ度:★★★★★
来年の大イベント「平城遷都1300年祭」を前に、奈良県のアンテナショップ「奈良まほろば館」が、百貨店やショッピングビルが並ぶ東京・日本橋にオープンした。
特産品を展示即売し、各種パンフレットをそろえるというのは他県と同様で、アンテナショップらしいつくりだが、圧倒的に人目を引くのが正面に立つ「せんとくん」。同祭の公式マスコットキャラクターとして2008年春に命名されたものの、頭にシカの角をはやしたデザインが物議を醸した。
現在はどうかというと、記念撮影をする人が相次ぎアイドル的存在に。通り過ぎる女性たちから「カワイイ」と声も掛かる。売り場には、せんとくんグッズを並べ、都内で買えるのはここだけとPR。ほかに阿修羅(あしゅら)像で知られる興福寺から運ばれたお守りも買えたりする。
目配りの利いた積極展開で、座して待つ“大仏商法”からの脱却を思わせるスペースだ。年末年始のみ休館。
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2009年07月06日
くすぐります、知的好奇心 「科学雑貨」店が人気
おすすめ度:
子ども時代に出合っていたら、人生変わったかも―。そんな後悔をするくらい知的好奇心をくすぐるのが東京・下北沢の科学雑貨専門店「ザ・スタディールーム」。科学を身近に体感できる実験キットや人体模型など千点以上をそろえ、幅広い人気を集めている。
テレビ番組の影響で科学実験への関心が高まる以前の1995年、専門店の先駆けとして開店。「授業を面白くできる」と、理科教師や医者ら〝プロ〟のファンも多く、今では仙台、静岡など6店に増えた。
回転軸が一定のまま回り続ける「地球ゴマ」は、地球の自転公転を説明するのにも使えるロングセラー。昆虫標本は珍しい両面ガラス張りで「腹部分までよく見える」と収集家をうならせる。7月22日、国内で46年ぶりに観測できる皆既日食を前に、黒いフィルム越しに見る日食眼鏡も売れ行きがいい。
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2009年07月03日
サルの水上散歩、間近に 上野「アイアイのすむ森」
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インド洋のマダガスカル島に生息するサル「アイアイ」など貴重な動物を飼育・展示する新施設「アイアイのすむ森」が、上野動物園(東京都台東区)の西園にオープンした。
不忍池の一角。大きなバオバブの擬木のある小島と、約15メートル離れた対岸の飼育舎との間にはつり橋が渡され、昼行性のワオキツネザルが池の上を散歩したり、日光浴したりする様子が浮桟橋から見学できる。
アイアイの“すみか”は、鉄筋コンクリート2階建て。夜行性のため、寝ている昼間の状態が見られるスペースと、暗い中で活動する姿が見られる「昼夜逆転ゾーン」も。ガラス張りだが一部金網だけの部分があり、鳴き声やにおいが感じられるほか、細長い中指で実をかき出して虫などを食べる様子が間近に。
日本でのアイアイの飼育は同園のみ。2001年に同園に来て以降、現在は6匹。ずっと仮設舎暮らしだったため、念願の“マイホーム”完成という。
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2009年07月02日
国民的スポーツの魅力凝縮 野球体育博物館が50周年
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日本の近代史を大衆とともに歩み、数多くのドラマを生んできた野球。その国民的スポーツを文化的な側面からとらえ、魅力を凝縮した「野球体育博物館」(東京都文京区)が今年6月、50歳を迎えた。
野球をテーマにした日本初の博物館として後楽園球場近くに誕生したのが1959年6月。88年、完成した東京ドームの外周部分に移転した。
「プロ野球」コーナーでは、12球団をそれぞれ代表する選手のユニホームをはじめ、王貞治さん、イチロー選手らスーパースターのバットなどを展示。「野球の歴史」コーナーでは、米国生まれの野球が日本で、どう発展したかを分かりやすく解説している。収蔵品は実に約3万点。書籍や雑誌も計5万冊を超える。
日本野球機構が所有するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の二つの優勝トロフィーが展示されることも。学芸員は「サッカーに押された時代もありましたが、WBCの影響か、再び野球人気の高まりを感じます」と話す。
「野球殿堂」の運営も重要な仕事の一つだ。ホールには表彰者の胸像をかたどったブロンズ製のレリーフがずらり。これまでに、野球の発展に貢献した168人が殿堂入りした。「野球」という言葉を初めて使った明治の俳人、正岡子規といった意外な名前も登場する。
同館は7月20日まで「野球殿堂50年のあゆみ展」を開催。長嶋茂雄さんらのユニホームや懐かしい写真に、来館者は足を止めて見入っていた。この後も、来年1月中旬まで「都市対抗野球」「大学野球」「プロ野球2リーグ制60周年」をテーマに特別展を連続的に開き、節目の年を盛り上げる。
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2009年07月01日
狙え!OLのオシャレ心 銀座真ん中に大型手芸店
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高級ブティックが並ぶ東京・銀座。その中心部、銀座5丁目にあるビル内に、やや場違いとも思える手芸用品の大型店がオープンした。本来の客層は主婦中心なのに、なぜ銀座?と驚く声もあったが、会社帰りの女性らを引きつけ、早速にぎわっている。
主に首都圏で店舗を展開するユザワヤ商事が手掛ける「マイスターbyユザワヤ銀座店」(約760平方メートル)。目玉は同店のみという「プチデコ」コーナーだ。洋服やバッグ、帽子などにレースや、ラインストーン、カラースプレーなどでちょっとした装飾を施し、世界で一つ、自分だけのお気に入りに“チェンジ”するための材料約2000点をそろえた。
アイロンで接着したり、直線縫いで付けたりと簡単にできるものばかりだが、アクセント効果にはびっくり。初心者には、材料選びや作り方をコンシェルジュが無料で教えてくれるのも心憎い。
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