2009年04月24日
安くておいしく、楽しめる 新学期に大学の学食めぐり
おすすめ度:★★★★★
立教大「第一食堂」の「カツ丼」
百三十以上もの大学が集まる東京には、その数だけ学生食堂がある。安くて盛りがいいのは同じだが、メニューや味には、それぞれ工夫やこだわりも。一人暮らしの現役学生にはありがたく、卒業生には懐かしい。新学期でにぎわう東京の学食めぐりに出掛けた。
東京・池袋の立教大で一番人気は、長嶋茂雄さんも通った「第一食堂」のカツ丼(三百五十円)。調理場に食券を渡すと、カツと卵を入れた雪平鍋をぐつぐつやってくれる。社長は「昭和三十年ごろにはあったメニューなので、長嶋さんも間違いなく食べてます」と話す。
毎年約七千人が入学する東洋大は白山キャンパスの地下に、千三百人が入る学食を持つ。ナンのセットまである本格インドカレーやイタリアンなど、計六店が五百円前後の値段で楽しめる。
渋谷にある青山学院大の人気はビーフシチュー(四百六十円)。ペギー葉山さんの「学生時代」で有名なキャンパス。味、ボリュームともに申し分なく、学食らしいメニューだ。
慶応大三田キャンパス「山食」のカレー(三百十円)は、自家製のスパイシーなルーが自慢。カレー粉と小麦粉に、おろしにんにく、ショウガなどを一緒にして、オーブンで焼きながら練り込んでいく。驚くことに一九三七年の創業当時からこの味を守っている。この日も九十歳のOBから席の予約が入っていた。
「学食ガイド 全国60大学人気メニュー」(ブッキング)の著者唐沢明(からさわ・あきら)さんは「少子化で大学が経営努力した結果、昔と比べて質はかなり高い。各大学が個性を出す場所なので、見ているだけでも楽しめる」と、学食めぐりを薦めている。
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2009年04月20日
神主はイラストレーター
おすすめ度:★★★★★
神主の市野智絵さん
ユーモラスなイラストを描くことで評判を呼んでいる神主が、東京・浅草にいる。
招き猫発祥と伝えられる今戸神社の市野智絵さん(32)。似顔絵教室の講師をする腕前で、高校や中学にまで教えに行くほどだ。
神主とイラストレーターを両立。神社で行われる結婚式では新郎新婦の似顔絵をウエディングボードに描き、一番の笑顔を紙に残すことを信条にしている。新郎新婦を招き猫に見立てるユニークな試みも。社務所に置く、手作りのポストカードは品切れになることもある人気。
海外からも注目され、香港やマレーシアのメディアも取材に訪れたという。市野さんは「幸せであることを願って描いてます。神職の仕事とも、とても近いことだと思っています」と話している。
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2009年04月15日
「銀河鉄道」で出発進行
おすすめ度:★★★★★
「銀河鉄道999」の大壁画
日本初の長編カラーアニメ映画「白蛇伝」が1958年に作られ、アニメ発祥の地と呼ばれる東京都練馬区。今も制作会社が周辺に集まる西武池袋線大泉学園駅に、新たな名物が誕生した。
幅約12・7メートル、高さ約2・8メートルの大壁画「銀河鉄道999」。作者で地元在住の松本零士さんが、宇宙に向かう列車と、主人公らのキャラクターをデザインした。除幕式で「999号は青春の列車。終着駅ではなく、これからも走り続けるイメージで作った」と松本さん。
カメラや携帯電話で撮影する姿も目立ち、たちまち注目スポットに。昨年、同駅には銀河鉄道の車掌さんのオブジェも設置済みで、アニメを前面に出したPRは加速。壁画公開に合わせ、ホームの発車メロディーもタケカワユキヒデさん作曲の「銀河―」に変更されるという、耳を澄ませばうれしい隠し味もある。
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2009年04月03日
「なんちゃって制服」流行
おすすめ度:★★★★★
「CONOMi原宿店」の店内
東京で、女子高生の制服に異変が起きている。制服が義務付けられていない高校に「なんちゃって制服」と呼ばれる、制服そっくりの私服を着て通うのがトレンドになっているのだ。昨年二月には専門店も登場、流行は勢いを増している。
女子高生約八千人が登録するマーケティング会社「ブームプランニング」(渋谷区)代表の中村泰子さんが、流行に気付いたのは二〇〇二年ごろ。何人もの女子高生が、会うたびに違う制服を着ていた。
中村さんは「かつて管理教育の象徴とされた制服も、今では女子高生だから着られる特権」と言い切る。このところ若者向け雑誌でも「なんちゃって制服」特集が組まれているという。
こうした盛り上がりを受け、原宿・竹下通り近くにオープンしたのが、スクールアイテム専門店「CONOMi原宿店」。店内にはブレザー、スカート、シャツ、リボンなど一万点以上の制服風アイテムがずらりとそろう。
タレント活動もしている店員の藤岡静香さんはファンの間で「カリスマコーディネーター」と呼ばれ、制服姿でモデル役もこなす。着こなしのアドバイスを求めたり、そっくり同じ商品を買うファンも多いそうだ。
メーンの客層は高校生だが、最近は中学生の姿も。オープン時よりも来店者は四倍に増え、前回は特設会場で三日間だけ開いた展示即売会「ブランド制服コレクション」を、今年は四月六日までの約四十日間に延長した。
今春、都立高校に入学する女子中学生(15)は母親(41)と一緒に見立てに訪れた。「制服はカワイイから大好き」と、熱心に品定めしていた。
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