駅弁、物産展は不況知らず
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「冬の北海道物産展」
不況の中、東京のデパートで郷土色あふれる物産展が成功を収めている。全国各地の駅弁を集めたイベントは大盛況で、人気の北海道物産展も年々、売り上げを更新する勢いだ。
新宿の京王百貨店の駅弁大会。平日の昼間も、目当ての駅弁を買い求める人で行列ができた。四十四年目を迎えた歴史を持つが、不況の影響は見られないという。
岩手県の「ウニめし」、富山県の「ますのすし」、熊本県の「鮎すし」…。北から南まで名物弁当約二百種類がそろい、十三日間の会期中で計約四十万個が売れた。
今年も、売り上げが最も多かったのは北海道の函館線森駅の「いかめし」の約五万六千個だった。広報担当者は「同じ素材でも味や調理法に(地元の)独自のものが出る。東京にいながら、旅をした気分も味わえる」と好評の理由を話す。
小田急百貨店(新宿)の「冬の北海道物産展」も、人であふれていた。物産展では北海道が一番集客力があり、次いで九州・沖縄という。
海産物をふんだんに使ったすしや弁当が並び、富良野の生乳を使ったワッフルなどのスイーツも目を引く。飛ぶように売れたのは、カニ、ウニ、イクラが詰まった札幌の釜元弁当と、十勝の生キャラメルだった。
同百貨店は物産展を「(デパートの)にぎわいのシンボリックな存在」と位置付ける。年々、売り上げを伸ばし、一週間だった会期を今年から初めて六日間延長。同じ一週間の比較で、前年比約120%もの数字を残した。
広報担当者は「ネットにはない味覚、においがあり、販売員との会話もある」と、独特の臨場感を決め手に挙げている。
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