素材にこだわる北欧風 伝統の食文化、デンマーク
おすすめ度:★★★★★
手前が魚、奥が肉の盛り合わせセット
「北欧の玄関口」といわれるデンマーク。人口約五百四十万人という小国ながら、長い歴史と伝統に裏打ちされた食文化を持つ。東京・六本木の「カフェ・デイジー」は、そんなデンマーク料理に出合えるお店。人気の「オープンサンドイッチ」は、好きな具材を薄切りパンに載せて食べるデンマークの国民食だ。
「初心者にはいろんな味の盛り合わせがお勧め」と日本人料理長。
セットは肉と魚の二種類で、一皿にそれぞれ数種類の料理が盛られ、パンとともに出てくる。
肉はレバーパテ、ミートボール、シカの薫製、魚はサバの薫製、エビ、ニシンの酢漬け、サーモンマリネが白い皿に上品に盛り付けられる。
黒パンにバターを薄く塗り、レバーパテを載せてみた。しっかり凝縮されたパテのうま味が口に広がる。付け合わせのピクルスが、こってり感をほどよく中和。魚のプレートでは、表面が香ばしいサバが気に入った。ストーブで温まった体に、冷たいデニッシュビールを流し込むと、まさに北欧気分。
寒さで糖質が必要になるのか、甘い味付けが多いという。下味を付ける調理が基本で、多くは保存に適しているそうだ。
料理長は、これまで三人のデンマーク人と仕事をしたが、何につけこだわる国民性が調理にも表れていたという。「解凍にレンジを使わないほど材料を大切に扱う。シンプルに素材を楽しみたいところは、日本人と似てるかも」

【ミニ情報】創業14年の「カフェ・デイジー」。オープンサンドイッチの盛り合わせは、肉と魚それぞれ2100円から。板張りの床が踏み心地よく、趣味の良い調度品も「北欧」の雰囲気を醸し出す。休日は元日のみ。電話03(5411)0253。東京都港区六本木7の3の22。創業は1995年。







