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てくてくjapan

2009年02月26日

新タイプの映像祭エビゾウ ジャンル超え、おもちゃ箱 

おすすめ度:★★★★★

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館内にはられた告知ポスター

 映像があふれる時代に対応し、新しいタイプの映像祭が東京に誕生した。恵比寿の東京都写真美術館で二月二十日から三月一日まで開催の第一回「恵比寿映像祭」。映像分野の表現がジャンルを超えて大集合する、おもちゃ箱のような祭典だ。

 同美術館は地上四階地下一階。写真と映像の収蔵では国内最大規模を誇る。展示スペースすべてを会場にするが、定員制のプログラムやイベント以外は入場無料。一部の作品は会期中のほか閉幕後も、公式ウェブサイトで楽しむことができる。

 作品は約百三十点で、現代アートの巨匠、アンディ・ウォーホルから現代美術作家ら約百人を紹介。映像と音でミステリアスな世界を作り出す仕掛けや、カルト的人気を誇る粘土のアニメーションなど幅広い構成だ。

 映画は最短十秒の作品から、現代の中国社会を見つめた九時間にも及ぶドキュメンタリーまで。ほかに、楽器のドラムと映像が連動したユニークなパフォーマンスなど、ライブやトークショーが連日行われる。

 映像祭ディレクターの岡村恵子さんは「映像は体験をするもの。普段の見方が変わるかもしれません」と魅力を話す。他の映画祭や芸術祭と異なり、賞を設けていない。「アートに答えは一つではない。賞がないのが信条」だからだ。祭典には早速「エビゾウ」という愛称が付いた。

 福原義春館長は「映像の時代なのに、本当の意味での映像祭は日本になかったと思う。海外からも注目される水準にもっていきたい」と話す。今後、毎年開催する予定だ。公式ウェブサイトはhttp://www.yebizo.com


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2009年02月25日

羽田からスイーツ発信 

おすすめ度:★★★★★

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羽田スタースイーツ

 東京の羽田空港第1ターミナル出発ロビーに、都心で話題のお菓子を集めた新コーナー「羽田スタースイーツ」がオープン、評判を呼んでいる。

 フィリピン産の材料を使ったマンゴープリン、銀座の名店のロールケーキ、パティシエが手掛けたチョコレート、北海道直送のアズキが決め手の豆大福。現在、東京で話題の4店舗が出店した。半年ほどで店舗を入れ替える構想があり、常に流行のスイーツをそろえるという。

 運営する日本空港ビルデングによると、同じ出発ロビー内で、女性雑貨ブランドと提携した「空スイーツ」という小さなサイズを中心にした菓子類も先行して発売中。こちらはカップケーキやクッキーなどで、機内でも食べられるのがセールスポイントだ。

 どちらも売れ行きは上々。「お土産でも、機内のおやつでも。羽田から東京のスイーツを各地に発信していきたい」と、広報担当者は手応えを語っている。


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2009年02月24日

パンダがはく製で同窓会 

おすすめ度:★★★★★

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再び姿を現したリンリン

 上野動物園の人気者だった歴代のパンダ6頭が一堂に会した「初公開!はく製リンリン―上野のパンダ全員集合」展が国立科学博物館で開かれている。パンダの“同窓会”を懐かしむ中高年や親子連れで盛況だ。4月5日まで。

 昨春、惜しまれて死んだリンリン。はく製にする作業が昨年12月上旬に完了。リンリンの初公開に合わせ、パンダたちが勢ぞろいした。

 1972年に来日した初代のランラン、カンカン。日本中に熱狂的なパンダブームを巻き起こした。中高年からは「すごい行列だった」と懐かしむ声も。リンリンに負けず、根強い人気だ。

 ほかにホァンホァン、フェイフェイと、その子どものトントン。企画担当者は「それぞれの人生の中で思い出がよみがえる。今の子どもは動物園感覚で来ているようです」。出産シーンや、産声を上げる貴重な映像を見られるコーナーを併設。自由に記念撮影できるのもうれしい。一般600円。毎週月曜休館(春休み期間の3月23、30日は開館)。

(写真提供・国立科学博物館)


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2009年02月23日

五十三次「品川」に交流館 

おすすめ度:★★★★★

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「品川宿交流館」

 歴史探訪やウオーキングの適地として見直されている、東京の旧街道筋。中でも東海道五十三次の「一の宿」品川は官民一体で盛り上がり、4階建て「品川宿交流館」という、旅籠のような外観のスポットが誕生した。

 洋服店だった建物を品川区が買い上げ、地元商店街などによる、まちづくり協議会に運営を委ねた。昨今の景気からすると豪勢な話だが、協議会にとっては20年来の願いだったという。

 1階が無料休憩所と観光情報センター、2階が展示スペースで、4階は小ホール。3階を貸事務所にして運営費を賄い、協議会メンバーがボランティアで詰める。

 周辺に江戸期の家屋は現存しないが、石畳や朱塗りの橋が整備され街道の面影は伝わる。何げない場所に思わぬ由来があり、じっくり見て歩くと、いくらでも足が止まってしまうのだ。交流館は月曜(祝日の場合は翌日)休館。


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2009年02月18日

キティちゃんネイルが人気

おすすめ度:★★★★★

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人気の赤いリボンが付いた「ハローキティ」

 人気キャラクター「ハローキティ」のネイルアートが楽しめる初の公式サロンが東京・銀座に登場した。キティファンの女性を中心に、来店者の7割以上がオーダーする人気ぶりだ。

 サロンはサンリオ直営ショップ「クエスティーナ銀座」のリニューアルオープンに伴い、開設された。25歳から30代女性に向けて「キティちゃんとともに自分らしさを表現しては」と同店。

 ネイルは都内に店舗展開する有名サロンが担当する。デザインは大きく分けて、顔形とリボン。一番人気は、おなじみの赤いリボン付きの顔だという。料金は指1本525円から。

 今年で誕生35周年を迎え、二世代、三世代で愛されてきたキティちゃん。付き合い方はますます深まり、より現代風になったようだ。


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2009年02月17日

タワーのふもとに昭和再現

おすすめ度:★★★★★

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レトロな交流館「芝の家」

 東京タワー(東京都港区)を間近に望む地域に、「温かい人と人とのつながり」を取り戻すことを目的とした交流施設「芝の家」がオープンした。

 ビルの1階を木造風に改装してつくったレトロな家はタワーのある風景と相まって、昭和30年代の暮らしを再現した映画「ALWAYS 三丁目の夕日」さながら。誰でも出入り自由で、運営日には子どもやお年寄りが集まり、笑い声が通りにこだましている。

 周辺は企業の本社や高層の集合住宅が立ち並ぶ一方で、昭和の名残を感じさせる住宅街も健在。だが最近は、かつて当たり前にあった近所付き合いが少なくなったという。

 芝の家づくりには港区と慶応大が連携。お年寄りが孤立せず、子どもも伸び伸びと遊べる地域力再発見事業として取り組んだ。室内では駄菓子を販売し、伝統的な遊び道具もそろう。学生ボランティアのお姉さんとベーゴマやけん玉に興じる子どもたちは、表情やしぐさまでが「昭和」に見えてくる。
 
 原則として水、金、土曜日の午後1時―6時に運営。



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2009年02月16日

たい焼きが生誕100年 

おすすめ度:★★★★★

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「浪花家総本店」の店主

 手軽なおやつ、たい焼き。東京に登場して今年で100年という。明治期に生み出し、元祖として知られる麻布十番の老舗「浪花家総本店」は、1975年にリリースされた大ヒット曲「およげ!たいやきくん」のモデルとしても有名だ。

 4代目店主によると、大阪から上京した創業者が、きんつばをヒントに考案。縁起物だが庶民には手の届きにくかったタイをモデルにした。

 焼き方は、1匹ずつ鋳物の型に入れる「1丁焼き」にこだわる。複数匹を一度に仕上げる手法を「養殖もの」と呼ぶのに対し、こちらは「天然もの」とたい焼き通は区別する。手間はかかるが、薄皮はパリッと香ばしい。尾びれまで詰まった粒あんは上品な甘さだ。

 1個150円。2―3時間は待つ人気のため予約が必要。ただし2階のカフェで飲み物とセット(600円)を頼めば、すぐにいただける。



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2009年02月10日

埋め立て地に、めぐる思い りんかい線で夢の島へ 

おすすめ度:★★★★★

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「夢の島熱帯植物館」

 東京湾を小さく横断するように走る「りんかい線」。大崎と新木場を結び、新交通ゆりかもめとともに湾岸地区の足となっている。

 ウオーターフロントの天王洲アイル駅では、群青色のホーム壁に蛍光灯の光がきらめく。フジテレビに近い東京テレポート駅の発車案内の音は、映画やドラマで人気の「踊る大捜査線」テーマ曲。異なるコンセプトで設計された全八駅は、連続するテーマパークのようだ。

 新木場駅北側に広がる「夢の島公園」へ。四十三ヘクタールの広大な土地は一九五〇―六〇年代にゴミ処分場として埋め立てられ、七八年に公園へと生まれ変わった。各種スポーツ施設のほか、マリーナや家族連れでにぎわうバーベキュー広場もある。

 「夢の島熱帯植物館」は、東洋一の規模を誇る新江東清掃工場のゴミ焼却熱を利用した巨大ドーム型温室が特徴。気温二〇度以上、湿度70%以上を保つ空間で、ヤシやシダなど約千種が観賞できる。

 人工滝が流れ落ち、池にオオオニバスの葉が浮く。パパイアの花やバナナ、カカオの実も間近に。野球ボール大で、成長途上のパイナップルの実がかわいい。

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 隣接する「第五福竜丸展示館」は、一九五四年に米国の水爆実験で被ばくしたマグロ漁船をまるごと収めている。約一四〇トン、長さ約二十九メートル、幅約六メートルの木造船は予想以上の大きさ。外見上、目立った損傷はない。放射能の恐ろしさを如実に伝える場所だ。


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2009年02月09日

江戸情緒と老舗の下町 隅田舟下りで深川へ

おすすめ度:★★★★★

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芭蕉稲荷神社

 隅田川沿い東側の下町は、昔から伝わる地名で「深川」と今も親しみを込めて呼ばれる。川や水路が縦横に走り、橋があちらこちらに架かる。江戸情緒が漂う、清澄白河駅かいわいを巡った。

 両国から出発する水上バスで隅田川を下ると、次々と巨大な橋が目の前に飛び込んできた。現代的なデザインの新大橋、つり橋の清洲橋。元禄のころ、忠臣蔵の赤穂浪士は討ち入りの後、永代橋を渡ったという。

 橋に見とれていたら、十分ほどで越中島に到着。深川神明宮、深川江戸資料館…。北に歩くと、深川と付くスポットが現れる。日本映画の巨匠、小津安二郎監督誕生の地でもある。住宅街に、こぢんまりとした神社を見つけた。松尾芭蕉が「奥の細道」に出立するまで庵を構えていたと伝わる「芭蕉稲荷神社」。芭蕉お気に入りのアイテム、カエルの石像がこちらを見ていた。

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 商店街の名は「のらくろード」。「のらくろ」の漫画家、田河水泡ゆかりの土地。靴屋、帽子屋と、個人商店が健在。「のらくろ」グッズを置く店もあり、ふらりのぞいても楽しい。

 味の老舗も点在。深川めしの本家ともいわれる「みや古」。歌舞伎俳優や落語家が時折、姿を見せるという。店構えも粋で、下町グルメを堪能できる。

 日が暮れ、のれんをくぐった。木製のコの字型カウンターが落ち着く老舗居酒屋「魚三酒場」。仕事帰りの人たちの笑顔が並ぶ。あら煮五十円と、値段がうれしい。

 「しや、ちょうだい」と注文の声が飛ぶ。一瞬、何のことか分からない。そうそう、江戸っ子は「ひ」を「し」と発音するのだった。


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2009年02月06日

効果抜群?ラブラブシート 

おすすめ度:★★★★★

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ひそかな人気のラブラブシート

 東京・上野の寄席「鈴本演芸場」の最後列に、二つだけ独立した座席がある。いつの間にか“ラブラブシート”の名が付いて、カップルらに人気。思わぬドラマも生んでいる。

 約5年前、改装で座席数が減り、2席だけが取り残されたのがラブラブシートの由来。全席自由だが、確保しようと開場前から並ぶ人がいたり、「何とか取れないでしょうか」といった問い合わせが相次いだりする。

 劇的だったのは昨年春のこと。交際相手にプロポーズしたいという男性が遠方から上京、演芸場前にその日一番で並んだ。席を無事確保した後の次第は寄席の人にも不明だが、帰りの二人は笑顔。それを見た演芸場の係の感想は「(シートは)半ばシャレみたいなところもありましたが、きれいなオチがついて驚きました」。


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2009年02月05日

ビートルズコピーに新盤 パロッツがライブ収録 

おすすめ度:★★★★★

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「パロッツ」のメンバー

 ビートルズナンバーをこよなく愛する日本人5人組プロコピーバンド「パロッツ」が新アルバム「アラウンド・ザ・パロッツ」(2100円)をリリースした。7年ぶり2枚目の作品集だ。

 パロッツは1990年の結成以降、英国・リバプールで毎年開催される「ビートルズ・コンベンション」にこれまで6回出場、世界的にも評価が高い。東京・六本木のライブハウス「アビーロード」を本拠地にしている。

 CDには、英国内や那覇、神戸で行ったライブを録音。「オール・マイ・ラビング」や「ドント・レット・ミー・ダウン」など14曲を収めた。

 ジョン・レノン役の吉井守さんは「聴衆の歓声など臨場感のほか、演奏合間に英語のしゃべりにも挑戦したメンバーの緊張ぶりも楽しんでほしい。ライブの体温が伝わればうれしい」と話す。

 昨年11月末の発売日には、パロッツらアビーロード常連のバンド3組が集結し、渋谷のライブハウスで「東京ビートル・コンベンション」も開催。吉井さんは「来年以降は全国各地で同様のバンドとセッションしたい」と熱く語っている。


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2009年02月03日

カツカレーは銀座から 発案は「猛牛」千葉茂さん 

おすすめ度:★★★★★

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カツレツカレー

 しっかりボリュームがあって手軽においしいカツカレー。日本中で愛される人気食がどこから広まったのか、ご存じだろうか。

 東京・銀座の「グリルスイス」は、カツカレー発祥を名乗る店。発案は常連だったプロ野球巨人の元内野手、故千葉茂さんだ。

 同店での誕生は、千葉さんが現役だった1948(昭和23)年。野球で汗をかき、一品では量が足りなかった千葉さんが、ある日、いつも別々に頼んでいたトンカツとカレーを「一緒にして」と頼んだのがきっかけという。

 「千葉さんのカツレツカレー」は、スープ付きで1365円。からりと揚がったカツのサクサク、ひき肉と野菜を煮込んだルーのまろやかさが口の中で混然となる。

 店内にある千葉さんの色紙には「カツカレーは勝利の味がする」。現役時代「猛牛」とうたわれたイメージそのままの、豪快で力強い味だった。


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2009年02月02日

笑い呼ぶ、漫画読み聞かせ 

おすすめ度:★★★★★

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ときに絶叫を交え、笑いを誘う

 活字離れが進み、読み聞かせの大切さが語られる中、東京で漫画を朗読するパフォーマンスが登場した。発信地はライブハウスや小劇場が集まる下北沢。引きこもりを経験したパフォーマーが繰り広げる独演会から、笑いの輪が広がっている。

 「漫画を朗読するから漫読家」と名乗るのは、東方力丸。舞台は毎週土曜日夜の下北沢駅南口。「ドラえもん」「ベルサイユのばら」「北斗の拳」「スラムダンク」…。七十冊あまりを路上に並べ、道行く人のリクエストを待つ。

 紙芝居のように絵を見せながら、登場人物ごとに声を変え、効果音も入れる。「ゴーッ、ゴーッ」「プルプルプルー」。表情が目まぐるしく変わり、大声を張り上げ、物語の世界に入り込む。観衆は腹を抱えて笑い、人の輪が増えていく。クライマックス場面十数ページを読み終えると、おひねりが置かれる。

 漫読を始めたのは、アニメ声優などを夢見ていた二十七歳のころ。当時は、一年間続いた引きこもりから抜け出したばかり。発声練習に漫画を使ったり、路上でギターの弾き語りを続けていたところ、次第に高い声が出るようになり、好きな漫画を人前で朗読するようになった。

 四年前、テレビの情報番組で話題に。インターネットの動画共有サイトでも人気を呼び、テレビやCMなどの仕事が少しずつ増えた。最近は漫読だけで生計が成り立つという。

 力丸さんは吉祥寺・井の頭公園でも、毎週日曜日の昼に漫読を披露する。「あらゆるジャンルの漫画に挑戦して、全国各地から足を運んでもらえるようになれば」と意欲的だ。


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