目が合い笑う、両さんの街 京成電鉄で金町、亀有へ
おすすめ度:★★★★★
制服姿の両さん像
東京都葛飾区内のわずか三駅を結ぶ京成電鉄金町線。始発着駅の京成金町は、埼玉と千葉に隣接する所にある。人も風景ものんびりしていて、ここが東京なのか、とも思う。
親しみやすさが物語の舞台に適するのだろう、寅さんが旅立つ柴又駅は手前の駅。少年ジャンプ連載の漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」、通称「こち亀」の中で両津勘吉巡査長が勤務する一帯も徒歩圏内にある。
京成を降りて西へ。両さんの後輩、中川圭一巡査の名前の由来でもある「中川」を渡ると、もうそこは両さんの街。作品に登場する香取神社を横目に、大通りを北上。横道から通勤客が出てきて、その方角に駅があると知れる。
JR常磐線亀有駅には、北口に制服姿、南口には法被姿の両さん像がある。

さすがに一九七六年から続く人気コミックだ。お土産の「両さんどら焼き」の紙袋を手にした人たちが、カメラ付き携帯電話を向けてパチリ。男性が多いのは納得できる。ベーゴマ、プラモ、缶けりと両さんの趣味が男の子の心をくすぐるものばかりだから。ファン同士、目が合って思わず照れ笑い。
制服の両さん像の背後に見える北口交番は、漫画の派出所のモデルとなった場所だから、見た目がそっくり。だが「亀有公園」はここになく、駅前よりさらに数分先へ行ったところにある。
南口の商店街「ゆうろーど」に最近、三つ目の両さん像が完成した。少年時代の姿。そこでさっき駅前で会った人とまた会う羽目に。やはり笑うしかない。

【ぽけっとメモ】
北口交番にも出前する「真ごころラーメン 竹」の一番人気は「にぼしラーメン」(650円)。魚介香味油を利かせた熱いスープと特製めん。のどごしは病みつきになるかも。
京成上野―京成金町は310円。







