下町の魅力を街歩きで
おすすめ度:★★★★★
赤穂浪士が討ち入った吉良邸跡
赤穂浪士が討ち入りした吉良邸跡、大相撲の本拠地・国技館などで知られ、高さ約六百十メートルの新タワー「東京スカイツリー」が二〇一一年完成予定の東京都墨田区。下町らしい魅力を積極的に広めようと、多彩なイベントをこの秋に繰り広げる。
柱となるのは「橋架け350 ぶらり両国街かど展」(十一月十六日まで)。今年が、隅田川にかかる両国橋の架橋工事から三百五十年に当たるのを弾みにした。期間中は、吉良邸跡や、池波正太郎さんの「鬼平犯科帳」ゆかりの場所、にぎりずし発祥の地など計五十の歴史スポットに高札を立て、街歩きを楽しんでもらう。また水上バスが両国―浅草間で臨時運航し、川面からの眺めを味わえる。両国にある江戸東京博物館の「浅草今昔展」も同期間の開催だ。
十月十一、十二の二日間は国技館通りを歩行者天国にして、出店や曲芸、菊人形で江戸のにぎわいを再現する演出。一方、ボランティアによるガイド付きツアーも休日を中心に実施。「花のお江戸を訪ねる」「職人工房巡り」「大相撲に親しむ」「鬼平と歩く両国」など計十一コースを用意した。
ほかにも、両国が生誕地の「勝海舟展」や、伝統工芸の技が間近に見られる「大江戸すみだ職人展」が十月八―十三日に同区内で開かれた。
「町中に仕掛けをちりばめました」と墨田区観光課が自負するように、盛りだくさん。同区は東京スカイツリー開業後には、観光客が年間二千万人超と予測。今後、八年計画で観光資源を掘り起こす方針で、本イベント以降も攻勢をかける。








