2008年09月30日
心身ともに刺激する遊び場 水上バスで台場へ
おすすめ度:★★★★★
運動を通じて遊べるマッスルパーク
巨大な商業施設が立ち並ぶ東京でも指折りの観光地、台場。いつも何かが変化していて、一方で海の伝統も息づいている。ベイエリアを離れるころには、体だけでなく頭も程よく疲労して、心地よい高揚感に包まれた。
浜松町・日の出桟橋から水上バスに乗る。青空の下、色とりどりの船を眺めレインボーブリッジをくぐれば到着だ。
少し歩いて、複合商業施設「デックス東京ビーチ」へ。フロアごとに趣向が違うテーマパークはどれも本物志向。メタボを恐れる身としては、運動を通じて遊べる「マッスルパーク」に足を踏み入れた。

二十数種類のアトラクションがそろい、人気テレビ番組「SASUKE」に登場する競技も体験できる。どのブースも歓声でにぎわうが、九つのパネルを軟式ボールで狙う「ストラックアウト」に挑戦した。
マウンドに立つとパネルまでが遠い。スタッフは掛け声で盛り上げるが、なかなか当たらない。投げ終えたら少し汗ばむほど夢中になっていた。
外に出て、新交通システム「ゆりかもめ」の高架に沿うように、船の科学館まで歩く。六万トン級の豪華客船をモデルにした本館は白く輝き、ひときわ目立つ。
“船内”に入ると、精巧な模型や多数の展示物がところ狭しと並ぶ。一回りすると船や海のことなら何でもわかった気になってしまう。
高さ七十メートルの展望室に上ると、三百六十度の眺望が素晴らしい。思わぬ穴場に、年配カップルが小さくはしゃぐ気持ちもわかった。
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2008年09月29日
神木たたき、貧乏神退散!
おすすめ度:★★★★★
〝貧棒〟と呼ばれる棒を持つ
インパクトのある名前に引かれ「貧乏神神社亀戸分社」(東京都江東区)を訪ねてみた。JR亀戸駅近くの商業施設「サンストリート」に小さな社が。本社は長野県飯田市にある貧乏神神社で、2003年9月に分社されたという。
一風変わっているのが、参拝の仕方だ。まず“貧棒”と呼ばれる棒を持ち「貧乏神退散!」と叫んでご神木をたたく。さらに「貧乏神出て行け!」とご神木をけ飛ばす。最後は貧乏神が逃げ込んだとされる小袋を、的に投げる。なんとも奇抜なお参り作法だ。
神社を管理する案内人は「ここで祈願した宝くじから、1億円の当たりが出ました」と話す。ストレス解消になると中高年の女性らにも人気で、買い物のたびに立ち寄るリピーターもいるそうだ。
問い合わせは亀戸サンストリート、03(3681)0313。
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2008年09月26日
就職に成果、20代は足踏み ネットカフェ難民支援活動
おすすめ度:★★★★★
実態調査と啓発活動をする職員
インターネットカフェなどで寝泊まりする「ネットカフェ難民」を支援するため、全国に先駆け開設された東京都と厚生労働省の相談窓口「TOKYOチャレンジネット」。これまでの活動から、生活困窮者の実情を探った。
住居や生活、就職などについて、電話やメールでの相談件数は千件を超える。新宿・歌舞伎町の相談窓口に訪れた人は延べ八百人以上。相談者のほとんどは男性だ。当初の予想とは異なり二十代の相談者が少なく、三十―四十代が約六割を占めるという。
就職先から採用通知を受けた相談者は七月半ばで五十件近く。着実な成果が表れる一方、六月下旬から実施した都内十八カ所での実態調査を兼ねた街頭での啓発活動では、新たな課題も見えてきた。
ネットカフェ難民であることが派遣先に知られると、日雇い労働が打ち切られるケースもあり「街角で声を掛けても応じない傾向が強い」と話すのは、同窓口の所長。二十代の相談件数の少なさについて「まだ何とかなるという思いがある。問題を訴えたりコミュニケーションをとったりするのが苦手で、親との関係も希薄」と指摘する。
福祉関連や警備、ビルメンテナンスなどニーズのある仕事紹介先と、相談者が希望する職種がかみ合わない問題も。「楽に稼ぎたいという若者に、ハードな仕事への意欲をどう持たせていくかが課題」という。
厚労省の昨年の推計で東京二十三区に約二千人いるとされるネットカフェ難民。だが、相談窓口「TOKYOチャレンジネット」の所長は「友人宅、深夜営業の飲食店を転々とする若者も含めると、うちの相談対象者はもっと多いはず」と話し、さらに実態調査を進める方針だ。
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2008年09月25日
気分は侍、女性向け殺陣
おすすめ度:★★★★★
立ち回りをする受講生ら
時代劇やアクション映画で使われるプロの殺陣を女性向けに教える教室が、東京・吉祥寺で20―30代の女性を中心に人気を呼んでいる。
殺陣指南に40年近い実績のある「高瀬道場」が今年4月から開講。受講者はまず、さや入りの刀を腰に帯で巻く。重心を低く、意識は前にして歩く練習からスタート。素振りでは「エイ、エイ」と声を出し、胴体を上から斜めに切る“ケサ斬り”、縦にまっすぐ切り割く“唐竹”などの基本型を習得する。
ハイライトは受講生同士の立ち回りだ。太鼓や津軽三味線のBGMが流れる中、夜道で侍が2人組に遭遇するシーンを想定。一方が刀を抜くとスタジオに緊張が走る。切られ役は目の前で刀が振り抜かれると「よもや切られるとは…」と崩れ落ちる演技をする。
参加した20代女性は「あこがれだった時代劇の世界に入り込めた。気分爽快です」と話す。「殺陣を習うと女性は特に姿勢が美しくなります」と講師の女性。レッスンは1回80分で2800円。
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2008年09月24日
暴風雨、震度7を実体験
おすすめ度:★★★★★
暴風雨体験コーナー
今年の台風シーズン、災害に対する備えは十分だろうか―。すさまじい暴風雨など自然の猛威が疑似体験できると聞いて、東京消防庁本所防災館(墨田区)の無料ツアーに参加してみた。
震度7の地震、煙からの避難や消火器の使い方を体験した後、風速30メートル毎秒の風と大雨を再現する「暴風雨体験コーナー」へ。雨がっぱと長靴に着替えて、ガラス張りの体験室に。正面から風、前面と天井のノズルから水が噴出。立っているのがやっとで、呼吸もままならない。手すりをつかみ、前かがみで耐えるしかなかった。

体験時間は1分程度。なのに長く感じて、こたえた。「台風の時は極力外に出ない。雨が降り始めたら、水辺には近づかないで」とインストラクター。ツアーは要予約。電話03(3621)0119。東京都墨田区横川4の6の6。
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2008年09月22日
都心屋上にサンゴ出現
おすすめ度:★★★★★
地上238メートルのサンゴ
豊かな生命をはぐくむサンゴ礁。地球温暖化などで世界的に減少が心配され、保護や再生を目指す活動が続けられている。東京都心では、六本木ヒルズの森タワー屋上にある有料展望台「スカイデッキ」でサンゴを養殖する、ユニークな実験がスタート。“サンゴの肥立ち”に期待がかかる。
スカイデッキは地上二百三十八メートルで、屋根がなく、三百六十度を見渡せる。デートでにぎわう人気の眺望スポットが、今回の「コーラル・ファーム・プロジェクト」の舞台だ。
サンゴの生息には水温一八―三〇度ぐらいの暖かい海が最も適しているとされる。水槽で熱帯魚やサンゴなどの飼育を楽しむ「アクアリウム」をプロデュースする会社の社長が「スカイデッキは天空を遮るものがなく、強い日差しが降り注ぐ。サンゴの成長に適しているはず」と、ヒルズ側に計画を持ち掛けた。
展望台の一角に、大型水槽(幅二メートル、奥行き一・五メートル)二つを七月中旬に設置。真っ白な砂を敷き詰め、太平洋の島国パラオから輸入したピンクや黄色、紫色といったサンゴ約五百個を並べた。六本木ヒルズというおしゃれな場所に合わせ「南国の浅瀬の海で輝くサンゴ」をイメージした。
順調にいけば半年で三センチほどの成長が見込まれるが、現時点で海に再び戻す計画はないという。プロデュースした会社は「サンゴの保護活動、というと堅い印象があるし、経費もかかる。環境問題に対する意識を高め、関心を持ってもらうには、おしゃれな演出も必要。今回のプロジェクトで、そうした啓発ができれば」としている。
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2008年09月19日
シャンソン、歌うブーム
おすすめ度:★★★★★
「青い部屋」で歌う戸川昌子さんら
一九五〇年代から六〇年代にかけて流行したシャンソンが、新たなブームを迎えている。東京の各教室は男女を問わず、幅広い年齢層の生徒が訪れて盛況。聴いて楽しむことが主流だったこれまでと異なり、今は歌に挑戦する人が多いのが特徴だ。
東京・渋谷の「青い部屋」。「こうした方があなたの良さが出るわよ」。オーナーの作家で、シャンソン歌手の戸川昌子さんの指導を受けようと、十五人の男女がグランドピアノを囲み「セ・シ・ボン」を声をそろえて歌っていた。
戸川さんが再ブームの芽を感じたのは四年ほど前。もともと「シャンソンは教わるものではない」が持論だが、熱心な希望者は後を絶たない。二〇〇四年秋、背中を押される形でレッスンを始めた。「どう歌っても自由なのがシャンソン。正式な歌い方はないことを、まず理解してもらってます」。最近は、お店の舞台を踏む人も出てきた。
現在のブームを「団塊以上の世代が特に熱心。歌を通じて自分自身を語ってみたい人が多い」と指摘するのは、シャンソン歌手の長坂玲さん。銀座でバー「シャンソニエ マダムREI窓」を経営する傍ら、月―土曜日まで教室を開き生徒約二百人を抱えている。
長坂さんは七月、かつて日本のブームを引っ張った銀座に再び灯をともそうと、プロ・アマ歌手による第一回「銀座シャンソンうた祭」を開催。都内のほか、全国のライブハウスを通じて山梨、石川県などから約二十人が集まった。「レベルが高く、ブームを実感した」と言う長坂さん。世界から集まるイベントに育て、銀座をシャンソンの都としてPRしていきたいという。
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2008年09月18日
「きぼう」が待つ科学都市 TXで筑波宇宙センターへ
おすすめ度:★★★★★
宇宙服に見入る高校生
秋葉原から、つくば駅まで快速で四十五分。地下からまばゆい地上へと滑りだす「つくばエクスプレス(TX)」は、まるで離陸しようとする宇宙船のようだ。
“科学都市つくば”の研究機関には見学ツアーを設けているところもある。一番人気は「宇宙航空研究開発機構 筑波宇宙センター」の無料ツアーだ。事前予約が必要。駅からバス十分のセンターにはこの日、高知県からの高校生が集まっていた。
展示室では、本物のロケットエンジンに触ることもできる。「東京から京都まで一分で飛びます」。案内嬢の説明に「おー」と声が漏れる。
高校生たちと、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の実物大モデルに入る。日本人宇宙飛行士の星出彰彦さんが作業していた、あの円筒状の場所だ。

壁に計器やらがたくさんあり、何がどんな仕掛けなのか分からない。同じくキョトンとした一人と思わず目が合ったが、宇宙で勝負する道具がそう簡単に分かるはずもない。
帰途、柏の葉キャンパス駅で下車。関東平野を縦走する沿線には、実にたくさんのサイクリングコースがある。駅前で「ママチャリ」を借り、約五・五キロの「はっけん かしわのはコース」を走る。車窓から見えた濃い緑を目指すと、ひんやりとした林にたどり着く。避暑地の軽井沢を思わせた。
つくばには科学万博の跡地に立つ「つくばエキスポセンター」など、他にも見どころ十分な施設がある。今度は全長十二キロの「つくばサイエンスコース」を走ってみよう。
筑波宇宙センターの案内は029(868)2023
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2008年09月16日
江戸検定にも篤姫ブーム
おすすめ度:★★★★★
試験対策のバスツアーで江戸城跡を巡る
将軍が御台所を呼ぶときは何と呼んだ?(答え・あなた)。NHK大河ドラマ「篤姫」が高視聴率を続ける中、十一月三日実施の第三回「江戸文化歴史検定」にもブームの影響が表れている。
過去二回の試験は一万人前後が受検。第三回からは問題の一―二割が事前発表のテーマに沿って出題されることになった。今年は篤姫が大きな役割を果たした江戸城の無血開城から百四十年に当たり、テーマは「江戸城~将軍と大奥」に。
「幕政の中心地ですし、外せません。もちろん篤姫への関心も意識しました」と、主催する江戸文化歴史検定協会の担当者は話す。江戸城で起きた出来事、将軍や大奥の日常、政務や諸制度などが出題対象となる。
同協会と協力し、試験対策現地講座を実施する近畿日本ツーリストは十月に、徳川慶喜が蟄居した寛永寺「葵の間」など通常は非公開の場所を巡るバスツアーと、江戸城跡の皇居東御苑を講師の解説付きで巡るウオーキングプランを設定した。
既に百人以上が申し込み済み。メーンは五十―六十代の男性だが、“篤姫ブーム”のけん引役といわれる三十―四十代女性の参加者も目立つという。協会担当者は「大河ドラマや時代小説など、一番好きなジャンルから興味を持ち、知識を広げてほしい」と、受検者に熱いエールを送っている。
一方、昨年の第二回検定から設定された一級が合格率0・2%と超難関だったため、今年から「準一級」を新設。受検者にやる気を維持してもらう配慮で、一級を受検し高得点を獲得したものの合格に至らなかった人を認定する。問い合わせは同協会、電話03(3515)6954。
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2008年09月12日
アナログな「ロモ」専門店 ロシア発祥のトイカメラ
おすすめ度:★★★★★
7月のオープニングイベント
ロシア発祥のトイカメラを紹介する日本で初めての「ロモグラフィー・ギャラリーショップ・トーキョー」が東京・南青山に今年の夏、オープンした。
ロモは魚眼レンズやピンホール撮影機能、パノラマなどを搭載したフィルム式のコンパクトカメラ。デジタルカメラにはない、独特のピンぼけ感やファジーさを楽しめる。
ロモグラフィー・ソサエティの本部がウィーンにあり、愛好者は世界で約200万人に上る。日本でも10年ほど前からインターネットを通じて人気が高まり、現在は20万―30万人のユーザーがいるという。

同店は20種類以上のロモ(3675―5万6700円)を紹介し、販売。撮った作品をモザイク状に展示する壁面「ロモ・ウォール」も見どころだ。今後は国内外のユーザーの作品展やワークショップも開催する。
ロモグラフィージャパンは「オリジナリティーをとことん追求できるのがロモの魅力。センスあふれるアナログ写真の発信拠点にしたい」としている。
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2008年09月11日
今と昔が同居する観光島 江ノ電で湘南のシンボルへ
おすすめ度:★★★★★
島の西側にある岩場
神奈川県の藤沢駅と鎌倉駅を結ぶ約十キロを、鼻歌交じりの気楽な速度で進む江ノ電。正式は江ノ島電鉄だが「江ノ電」の方が通りがいい。
江ノ島駅で降りて海に続く、にぎやかな商店街を進むと、江の島と陸をつなぐ長さ三百八十九メートルの弁天橋が姿を現す。ぎらぎらの太陽。青い空をゆっくりと横移動する雲を背に、江の島が暑さでゆらめいている。

湘南のイメージは石原慎太郎・裕次郎兄弟、それともサザンオールスターズ? サザンのデビュー曲「勝手にシンドバッド」にも登場する周囲約五キロの島はまさにシンボル。遠目に見るとクールで「イカした感じ」なのだ。

だが島に入ると、今と昔が仲良く同居する伝統的な観光地が見えてくる。寺院や神社があり、参道には食堂や土産物屋も。「さあ、らっしゃい」と盛んに声を掛けてくる。若者が集まる片瀬海岸の利用客を含め、昨年は千三百四十万人以上が押し寄せた。

島のてっぺんには、海岸を一望できる展望灯台がある。徒歩で坂道を上ってもいいが、年配者は「エスカー」が便利。頂上まで大人三百五十円。どんなイカした乗り物かと思えば、ただのエスカレーターなのだが、ここではそんな名称でなじんでいる。

島の裏にある岩場に行くと、自然にできたプールで家族連れが声をからしてはしゃいでいた。大人が頭から飛び込める深さ。「五メートルあるそうですよ」とお母さんは元気に笑う。そばにある「江の島岩屋」も、波の浸食でできた奥行き百メートルを超えるイカした洞窟だ。
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2008年09月09日
架空の競技オンリーピック
おすすめ度:★★★★★
映像作家の真島理一郎さん
架空のスポーツにお笑いをミックスするという、“あり得ない”競技大会を収録した映像作品「東京オンリーピック」が完成した。北京五輪が開幕した八月八日から、東京の映画館で公開。今秋にもDVDを発売する。
「ここだけ(オンリー)で見られる映像(ピクチャー)を集めたからオンリーピクチャーズ。略してオンリーピック」
そう解説するのは、総監督を務める映像作家の真島理一郎さん。二〇〇二年にスキージャンプの選手二人が荒唐無稽な空中姿勢を競うCG作品「スキージャンプ・ペア」のDVDシリーズを制作、大ヒットさせた。
オンリーピックでは「スキージャンプとは違った競技も見たい」というファンの声に応え、真島さんと国内外の映像クリエーター計十五組が架空の競技を創造。それぞれがバカバカしくも、正々堂々と戦うことを誓った
。
劇場版に参戦する“日本代表”は、映画監督の中野裕之さんやイラストレーターの五月女ケイ子さんら多彩な顔ぶれ。DVDには公開分に加え、米国やアルゼンチンなどから精鋭三組の作品も盛り込まれる。
表現は実写やアニメ、CGなど何でもあり。重さ十キロ、直径二十五センチの鉄球を使った「男子鉄球玉入れ」や、究極のバカを決める「バカ近代四種」といった競技がエントリー。開会式と閉会式は、真島さんがCGなどで演出する。
ゲスト出演し、公式テーマ曲を歌うのはタレントの中川翔子さん。中川さんは「新しいスポーツ大会を発表するイベントということで、ギザ楽しみ」と“しょこたん語”でコメントしている。DVD発売はジェネオンエンタテインメント。
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2008年09月08日
泳ぐ魚が人生を映す 京葉線で葛西臨海公園へ
おすすめ度:★★★★★
マグロの遊泳が映画のように展開する
東京方面から旧江戸川を渡れば東京ディズニーリゾートの玄関・舞浜駅というところを、一つ手前の葛西臨海公園駅(東京都江戸川区)でJR京葉線を降りる。
海へまっすぐに延びる遊歩道、子どもが水着ではしゃぐ噴水、直径百十一メートルの日本最大級の大観覧車…。都心の高層ビルをはるか眺めながら、はだしで遊べる人工のなぎさもある。体を動かすだけで楽しくなれるんだということを、ぜいたくなほど広い空間が思い出させてくれる。

ガラスドームが目印の葛西臨海水族園は一九八九年オープン、今年六月に入園者が四千万人を超えた。海の世界をリアルに見せる、国内でも先駆的な施設。二千二百トンものドーナツ型水槽は、人々の足を止めずにはおかない。

大きいもので体重九十キロほどのクロマグロが、砲弾みたいに飛び回る。聞けば、一生ひたすら泳ぎ続けるそうで寿命も定かでない。激突死も起きるという。観覧席に長居するカップルの会話が心なしか、しんみりとしてきた。人間の生き方に通じるものを映画のように投じているからだろうか。もちろん「おいしそう~」と、アッケラカンとした声も耳に入るのだが。

太陽の下で戯れるペンギンは格好の被写体。中高年のカメラ愛好家が集団で動く。公園の見通しのいい場所では、女性グループが対岸のディズニーリゾートをスケッチしていた。自分のペースでゆっくりと。こちらの「遊泳」は波穏やかだ。
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2008年09月05日
両立できる?貯金と冒険
おすすめ度:★★★★★
「貯金電説 バンククエスト」
お金をためたい。できれば楽しみながら。そんな欲求を両立してもらおうと、貯金箱にロールプレーイングゲームの機能を加えた商品が誕生した。その名も「貯金伝説 バンククエスト」。
円筒形の貯金箱は、西洋の塔をイメージした。5円から500円までの硬貨を認識し、側面の液晶画面にゲーム内での通貨に換算した数字を表示する。液晶ゲームには「武器屋」や「道具屋」があり、勇者になった所有者は通貨で装備を整え冒険に出る。
モンスターを倒しながら100階まで上り、大魔王ワルダラーを倒す設定。高価な武器は威力も強く、ダメージの際には回復アイテムも必要。だから懸命にお金を投入して、というわけだ。
発売元のタカラトミーによると、先に発売した液晶付き貯金箱「人生銀行」が、目標額を達成することでリッチになる筋書きが受け、予想を上回るヒット。若者に貯金への関心が高い傾向が見られることに、今回も対応したという。だが冒険の途中で貯金を取り出すとはじめからやり直しになるのは、ちょっと切ないかも。価格は3990円。
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2008年09月04日
無料がうれしい東京名所
おすすめ度:★★★★★
明治神宮の本殿前
「タダ(無料)」という言葉には、誰もが思わず振り向いてしまう魅力がある。東京にある無料見学スポット214カ所を集めたガイド本「こんなにあった!タダで楽しむ東京ライフ」を読んでみた。
名所や文化施設を歩く会員制街歩きの会「グループタウンウォッチング」を16年前に始めた主婦が、豊富な経験を基に出版した。
表参道ヒルズといった有名な観光地だけでなく、最高裁判所や防衛省、大使館など、見学できることがあまり知られていないスポットも盛り込んだ。都心の人込みに疲れたら、自然豊かな明治神宮や池上本門寺でリラックスするのもいい。
一カ所ごとに手書きのイラストや、最寄り駅からの地図が付いているのもうれしい。発行は産経新聞出版。1575円。
問い合わせは「グループタウンウォッチング」事務局、電話047(438)0642
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2008年09月03日
「昭和」にタイムスリップ 青梅線で文学と街巡り
おすすめ度:★★★★★
〝昭和レトロ〟で町おこし
東京都の西部、立川―奥多摩を結ぶJR青梅線。東青梅駅を過ぎると、線路も単線だ。山並みに囲まれ、のどかな時間が流れ出す。多摩川上流の蛇行に合わせ、電車がくねるように進んでいく。
青梅から四つ先、二俣尾駅近くの「吉川英治記念館」は、「宮本武蔵」「新・平家物語」で親しまれる作家吉川英治が戦中戦後の九年間を一家で過ごした場所だ。代表作を書いた「草思堂」と呼ばれる旧宅も保存している。

書き物机の上に広げられた日本地図と虫眼鏡。細部の妥協も許さぬ、仕事への厳しい心意気が伝わってきた。
約六千平方メートルの広大な敷地には、樹齢約六百年のシイの巨木がそびえ立つ。江戸時代の養蚕農家を改築した母屋が中心となった一帯では、時間の流れが止まったかのようだ。

青梅駅のそば、宿場の面影も残る旧青梅街道沿いは、街が最も栄えた昭和三十―四十年代をイメージして町おこしする。「第三の男」「ローマの休日」「少年探偵団」などの色鮮やかな映画の看板が目に飛び込む。
ドアを開けたとたんにタイムスリップを味わうのが「昭和レトロ商品博物館」だ。昭和のたばこ屋と駄菓子屋を再現。「オリエンタルカレー」「大学目薬」など懐かしい商品のパッケージがところ狭しと並ぶ。

「遊ビ具ハ大切ニシテホシイニャン」―。路地裏の公園に掛かった猫の看板にもレトロ感が漂う。「昭和」という時代がまだまだ息づいている気がした。
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2008年09月02日
「散歩の達人」が150号
おすすめ度:★★★★★
創刊150号を迎えた「散歩の達人」
「大人のための首都圏散策」をテーマに、東京都内と近郊を紹介する月刊誌「散歩の達人」(交通新聞社)が八月二十一日発売の九月号で、創刊百五十号を迎えた。デートスポット中心のタウン情報誌が苦戦する中、異彩を放つ存在だ。
「東京オタク」を自任する編集長は「どんな街にも、歩いた人だけのこだわりが生まれる。でも、どこまでディープにするかは神経を使いますね」と話す。
この雑誌が、若者や女性の流行を追う雑誌と異なる点は、飾り気のなさにある。八月号は江東区の「深川」かいわいを特集。表紙に「下町歩き」「江戸風情」などの言葉が並び、ページにも職人や大衆酒場の店主らオヤジの笑顔があふれる。
街歩きの素材選びは個性的。赤羽、蒲田、向島と、通が喜びそうな場所を積極的に取り上げる。スポットの当て方も渋い。生活臭のぷんぷんする商店街や路地裏、旧赤線地帯まで登場するに至ってはマニアックな印象さえ与える。だが、そこが熱心なファン獲得につながっているのだ。
一九九六年に創刊した同誌は現在、約八万部。編集部員はわずか四人。ほかにライターやデザイナー約五十人が雑誌にかかわる。フリーペーパーが多数登場し、ネット上で話題が行き来する情報誌受難の時代に、同誌の健闘は目立っている。
「現場の空気をしっかり伝えたい。その分ライター泣かせで、僕らの入れる赤(ペン)の多さに、おののく人もいますね」。メジャーな観光地に飽きたら「散達」を片手に、自分だけの東京探しをしてみては。
交通新聞社のホームページでオンライン販売も受け付ける。http://www.kotsu.co.jp
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2008年09月01日
銀座でワンコイン名画
おすすめ度:★★★★★
「禁じられた遊び」の場面写真が人目を引く
東京・銀座で、往年の名画が500円で見られる。知る人ぞ知る東京国立近代美術館フィルムセンター(東京都中央区)の特集上映。
定員310人のホールだから、スクリーンのスケールもなかなか。人気作だと開場前に待合ロビーが埋まる。膨大な収蔵を生かし、ファンになるべく良い状態で、しかも安く観賞してもらおうという好企画だ。
年間を通じ定期的に開催されているが、9月28日までは特集「生誕100年 川喜多かしことヨーロッパ映画の黄金時代」。戦前の「会議は踊る」をはじめ、「第三の男」「禁じられた遊び」など約60本を上映する。
海外作品の紹介に尽力し、日本の「映画大使」と呼ばれた川喜多さんの業績をしのぶ絶好の機会でもある。プログラムの詳細はhttp://www.momat.go.jp
フィルムセンターは東京都中央区京橋3の7の6.。観賞料金は一般500円、高校・大学・シニア300円、小中学生100円
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