セレブに人気、クマの絵本
おすすめ度:★★★★★
主人公「ジャッキー」を囲む子どもたち
十二匹の子グマの日常を描いた絵本シリーズ「くまのがっこう」が、東京中心に人気を広げている。かわいいだけではなく、教育的な要素も持たせたキャラクターで、支持層は若い“セレブ”な母親や子ども。これまで全十三冊が刊行された絵本は海外でも翻訳され、発行総数は百万部を超えた。
手掛けたのは玩具メーカー「バンダイ」の子会社「キャラ研」。広告代理店での実績を買われてスカウトされた現社長が「数億円の市場が期待できる」と絵本を軸にしたキャラクター開発に乗り出し、二〇〇二年に第一作を刊行した。
主なターゲットに据えたのは都会に住み、四―六歳の子どもを持つ比較的裕福な若い母親。「子どもの教育に熱心で、オシャレにも敏感」という特性を意識した。
一番年下で一人だけ女の子の「ジャッキー」を主人公にした物語は、洗濯や早起き、パン作りといった生活習慣や食育などがテーマ。登場する雑貨やインテリアには豊富な色づかいを施し、子グマのファッションは毎回替えるよう工夫した。ぬいぐるみや雑貨などの関連商品も好調だが、原画展や読み聞かせイベント、コンサートなどの開催も積極的だ。
昨年は料理教室を全国展開するABCクッキングスタジオと共同で、子グマの顔形のパンを作るイベントを都内など九カ所で開いたところ申し込みが殺到。さらに日航の国内線のほぼ全機で、絵本が常備されるようになった。
キャラ研は「ミッフィーのように幅広い層から愛される、息の長いキャラクターに育てたい」と話している。
問い合わせはキャラ研、電話03(3402)3911。ホームページはhttp://www.pictbook.jp/km/
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