銀座ミツバチが“新名物”
おすすめ度:★★★★★
ビル屋上ではちみつの採取
東京・銀座のビルの屋上で養蜂をする特定非営利活動法人(NPO法人)「銀座ミツバチプロジェクト」が軌道に乗っている。街の新たな魅力づくりとして始めた事業で、今年が三年目。採れたてのはちみつを使った洋菓子などの売れ行きも好調だ。
もともとは再開発をきっかけに、銀座の環境問題の再考と地元PRを兼ねて立ち上げた計画。同プロジェクトの関係者は「まさか、こんなに注目されるとは思ってもみなかった」と話す。
百貨店・松屋銀座の裏手にあるビルで飼育するミツバチは十万匹以上。みつを運べる範囲といわれる半径四キロには、皇居や日比谷公園もあり、ソメイヨシノや菜の花、ユリノキといった蜜源がたくさんある。
ミツバチが活発な四月から六月にかけ、せっせと巣に運んでくるはちみつをスタッフが毎週土曜日に採取。最初の年に約百五十キロだったはちみつは、昨年で約三百キロに。今年も、前年以上の量を見込んでいる。

はちみつは地元企業などの賛助会員に一口(一キロ)一万円で分け、季節限定のスイーツに。銀座文明堂の「銀座の蜂蜜カステラ」、清月堂の「銀座はちみつ羹」などは定番だが、最近はカクテルやマシュマロなども登場し、注目度は増している。
銀座には、大都会のしゃれた街という固定イメージがあるが、プロジェクトの関係者は「はちみつを味わいながら、意外に豊かな都会の自然環境を想像してもらえれば」と言う。ミツバチの頑張りに負けないように、銀座の新しい味をさらに盛り上げていく考えだ。
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