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てくてくjapan

東京ONEショット

2008年07月10日

笑いで撃退、悪質商法   

おすすめ度:★★★★★

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新作が披露される「出前寄席」

 悪質商法の問題点を笑いを交えて教える「出前寄席」が好評だ。東京都消費生活総合センターが全国に先駆け一九九六年に始めた企画だが、各大学の落語研究会の協力もあって、毎年新作も誕生。巧妙化する手口に対し、早めで分かりやすい対処法になっている。

 先ごろの新作発表会では、「血がドロドロ」と健康不安をあおって高価な物を売り付ける商法などの実態について、青山学院、明治など四大学の落研が創作した落語と漫才の台本が実演された。

 今風のテンポの速いしゃべりに、モニター代わりの観客から「聞き取りにくい」「学園祭のノリでされても」といった声も寄せられたが、受け止めはおおむね好意的だった、と同センター。

 台本は十五分から二十分程度の分量で、実際に起きた題材を盛り込んで各大学の落研メンバーや出身者が作る。弁護士の監修を経て完成するが、笑いと難しい法律用語とのブレンドが課題だ。原稿料は四万円で、著作権は同センターに帰属。毎年三、四本の新作が加わり、ストックは約五十本に達した。

 出前寄席は学校や高齢者施設での開催が多く、平均すると週一回のペース。ただし場所は都内限定なので、東京以外の自治体などから「ノウハウが知りたい」といった問い合わせが、かなりあるという。

 順調に見えるが、運営を担当する同センター協同事業係は「大学生は卒業後に離れる人が多く、出演者確保が一苦労」。一人当たり六千円の謝礼も、出演者が「交通費込みだし、遠方だときつい」とぼやくのに対し、呼ぶ側から「もう少し安く」と突っ込みが入るのが悩みだそうだ。


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