カエル年に両生類保護訴え
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上野動物園でカエルのぬり絵
今年は子(ね)年。でもカエル年でもあるんです―。財団法人東京動物園協会の四園(上野動物園、多摩動物公園、井の頭自然文化園、葛西臨海水族園)は年頭に、「国際カエル年(ねん)」の活動に参加することを宣言。カエルなど両生類の保護を来園者に呼び掛けている。
「国際カエル年」(二〇〇八年)は、国際自然保護連合と世界動物園水族館協会が提唱している世界的キャンペーン。両生類は現在、五千―六千種が生息するとされているが、その約三割の種が絶滅の危機にひんしているという。
原因は特定されていないが、両生類がすむ水辺の環境破壊や、オゾンホールの拡大による紫外線量の増加、致死率の高いカエルツボカビ症の感染が考えられている。両生類の危機的状況を伝え、環境保全を訴えるのが活動の目的だ。
四園は一年間、両生類にちなんだイベントを展開。それぞれ特別展示やクイズ、塗り絵などの工作、カエルを探すフィールドワークなどを通じて、飼育係と子どもたちが、両生類や環境について話をする機会を増やし、理解を広める。
また四園連携で、来園者から都内でのカエルの目撃情報を募り「東京でカエルを見かけたヨ!」マップを作成。それぞれに集まった情報を一つの地図にまとめ、ホームページ上で公開する予定という。
ところで、来園者からは「カエルは保護する価値があるの?」という質問が寄せられることも。上野動物園の教育普及係は「人間の役に立つからカエルを守るというのではなく、命はすべて存在するだけで尊重されるべきものだということを伝えたい」と話している。
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