2008年01月25日
水辺の未来都市 豊洲
おすすめ度:★★★★
どんどん建ちます
関東大震災のがれきの埋め立て地だった東京都江東区の豊洲(とよす)は、日本初のコンビニができた町だ。近年は再開発が進み、大規模な商業施設や高層マンションが続々と出現している。
▽コンビニ発祥
公団の団地が並ぶ豊洲駅前に「早朝から深夜まで営業」を売りにしたセブン―イレブン豊洲店が誕生したのは一九七四年五月。コンビニ大国・日本の産声はここで上がった。三十年以上の歴史を誇るこの店では、生活用品を求めて訪れたお年寄りらが、なごんだ様子で立ち話をしている。まるでご近所の集会所のようだ。
老舗コンビニのおむすびを食べながら、晴海通りを歩くこと約五分。大型商業施設「アーバンドック ららぽーと豊洲」が見えてくる。旧石川島播磨重工業の造船所跡地にオープンしたのが二〇〇六年十月。飲食店や服飾店など二百近くの店が軒を連ね、コの字形の巨大な建物そのものが一つの町と同じだ。

▽人気スポット
休日ともなれば、子ども向けの職業体験施設「キッザニア東京」の入り口には入場待ちの家族の列が。歌川広重の浮世絵が展示されているギャラリー「UKIYO―e TOKYO」も人気スポットの一つ。ドッグ時代の名残である大きないかり、古びたクレーンが置かれた広場の海辺の遊歩道では、東京湾を眺めながら散策する人が大きく深呼吸していた。
豊洲駅は新交通システム「ゆりかもめ」の終点で、高架上の駅からは建築途中のいくつもの高層ビルを一望できる。ホームには路線延伸用の、造りかけの橋げたがつながっている。変ぼうが著しいこの町はまだ、未来への途上にある。
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2008年01月23日
ジュサブロー館 人形に魂吹き込む場所
おすすめ度:★★★★★
1階奥の小さな劇場「目玉座」
かつて人形浄瑠璃の芝居小屋が並んでいたという人形町。江戸情緒が残るこの町に、NHKの新八犬伝や、蜷川幸雄氏演出の舞台の衣装で知られる人形作家辻村寿三郎さんの美術館がある。
1996年に開館。英国のステンドグラス入りの引戸をがらりと開けると、常時80体もの人形たちが迎えてくれる。不思議の国に迷い込んでしまった気分だ。
2階には、新八犬伝のキャラクターや能を舞う織田信長と武田信玄、チョウの帯留めをした蝶々夫人ら、個性豊かな人形たちがいる。1階奥は小さな劇場で、羽飾りにきらめく衣装を身にまとい、胸もあらわなショーガールたちが勢ぞろいしている。まるでパリのキャバレーのようだ。
1階の小さなスペースは寿三郎さんの工房になっている。「制作中に会えるときもあります」と同館。足踏みミシンや蒸気の出ない重いアイロン。何十年もかけて集めた古布が棚にぎっしり入っている。材料は、人間が身に着けていたものばかりという。
布と詰め物に魂を吹き込み、繊細な指やまばたきしそうなまつげを持つ人形が生まれる。その魔法に、少し触れられた気がした。
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2008年01月21日
月島 路地裏の風情
おすすめ度:★★★★★
屋形船で参ろう
東京名物「もんじゃ焼き」の街として有名になった月島。月島駅近くの西仲通り商店街、通称「もんじゃストリート」は、もんじゃ屋六十店以上が店構えも多彩にひしめく。休日には観光客で活気づくが、街歩きとしては平日の昼間を勧めたい。にぎわいに隠れている下町風情がひょっこり顔を出すからだ。
▽下町タイム
約五百メートルのもんじゃストリートから脇に延びる路地は、すれ違うのがやっとの道幅。戦災を免れた家屋も多いらしく、家々が軒を重ねるような近さで路地裏に並ぶ。もんじゃ屋が開店前とあって、買い物客の足取りも忙しさが少ない。立ち話に花を咲かせる姿に、ゆったりした〝下町タイム〟が流れているのを感じることができる。

商店街の中ほどには東京で最も古い交番が。一九二六年築で、警視庁月島署の交番として今春まで現役だった。現在は地域住民の相談などに当たる地域安全センターになったが、レトロなたたずまいのまま、月島の安全を変わらず見守っている。
▽屋形船
隅田川河口に広がる月島一帯は明治期に造成された埋め立て地。土地の間にも川や運河が流れ、橋や船を見かけることが多い。月島橋のたもとには、超高層ビルを背景に屋形船が浮かんでいる。この屋形船の経営者は、徳川家康が大阪から月島の隣の佃に連れて来た漁師の子孫だ。「クーラーができるまでは、涼を取るために屋形船に乗るのが東京の夏の過ごし方だったんですよ」
月島歩きの最後は、商店街のビル二階にある銭湯「月島温泉」で汗を流して締めくくることにした。その一階の月島観音で開運祈願も忘れずに。
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2008年01月18日
大学と区はパートナー
おすすめ度:★★★★★
共存共栄を
都内二十三区と大学との連携が活発になっている。大学が本部を置く地元との結び付きはもちろん、キャンパスがない区と連携する大学も増え始め、自治体の新たな地域活性策としても注目が集まる。
「今まで大学に閉じこもって教育や研究に没頭する学者も多かったが、これからは社会貢献も大学の重要な柱だ」。十一月、浅草を研究対象とした「国際浅草学プロジェクト」のシンポジウムで、明治大の針谷敏夫副学長は力説した。
明大と、浅草がある東京都台東区も同月に包括協定を結び、同プロジェクトを発足。今後、下町文化の共同研究を進める。針谷副学長は「今後さまざまな連携を考えていければ」と話す。
豊島区は都内有数の教育エリア。区内の教育機関は幼稚園から大学、専門学校まで公私合わせて約百三十校、日中は九万人の生徒、学生が集まる。同区は十一月、立教大や学習院大など六大学と包括協定を締結し「としまコミュニティ大学」事業を始めた。
区の担当者は「大学をPRして少子化対策などに生かしたい大学側と、知的資源を政策に生かしたい行政側。互いのメリットが一致した」と分析。「大学は区の大事なパートナー。教育分野を中心に地域課題の研究にも力を入れたい」と話す。
区との連携事業を最も古くから進める大学の一つが早稲田大。キャンパスのない墨田区との連携は五年目を迎えた。早大産官学研究推進センターは「産業振興の課題を抱える墨田区は、大学にとって研究や実学の場」と評価。事業の要として「大学と区の要望を一致させる調整役を置き、連携のねらいを明確にするのが成功の条件では」と話している。
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2008年01月15日
根岸 ど~もスイマセン
おすすめ度:★★★★
蚊帳にハエ捕り紙
時間が止まります
俳句、書、落語。似ている点は、送り手による簡潔な表現に、受け手のイマジネーションが加わり世界が広がってゆくところだろうか。東京の代表的な下町、根岸には奇しくも三つのエッセンスが半径百メートル内に集まった地点がある。
かいわいへJR鶯谷駅から歓楽街を抜けるのが近道だが、地下鉄入谷駅から朝顔市で知られる鬼子母神を拝んで目指すのもいい。
▽眠る子規
俳句に革新をもたらした正岡子規(一八六七―一九〇二年)が八年余りを過ごし、「病牀六尺」を残して生涯を終えた子規庵は、眠ったようなたたずまいで人を迎える。戦災で焼けた家屋が、五一年に復元された。

森鷗外、夏目漱石らが通った道筋の古い民家も、句を記した短冊を軒下に並べ、子規の息遣いを伝える。庵を運営する保存会が「心が元気になる場所」と自負するのも、なるほどと思う。
ほぼ向いにあるのが、書家で洋画家の中村不折(一八六六―一九四三年)の旧宅。現在は書道博物館として公開されている。角を曲がり、鉢植えが目に優しい家並みを抜けた先に「昭和の爆笑王」といわれた落語家、林家三平(一九二五―八〇年)の自宅が現れる。一部を「ねぎし三平堂」として曜日を決めて公開、愛用品やネタ本などを見ることができる。

▽心が元気に
江戸テイストの寺や神社が集まる方向へ向かうと、歓声が聞こえてきた。通りの標識を使ってゴム跳びをする女の子、公園で三角ベースの野球をする男の子。放課後とはいえ外で遊ぶ子どもがこれほど多いのは、今や都会では珍しい。「心が元気になる」術を知らずしらず身に付けているようで、ちょっとうらやましくなった。
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2008年01月11日
汐留 仕事も遊びも出発進行!
おすすめ度:★★★★
夜もキラキラ
期間限定ですが
明治時代は日本初の鉄道の起点、旧新橋停車場が置かれていた。鉄道ファンの聖地、汐留は今、ガラス張りの超高層ビルが林立し、空中回廊が交差する未来都市だ。
▽高みの見物
JR新橋駅を出て汐留に向かうと、趣のある旧駅舎を復元した鉄道歴史展示室がある。鉄道とともにあった汐留の歴史を古い写真などの資料で紹介している。最新の交通システム「ゆりかもめ」の始発駅はすぐそばだ。
運転士も車掌もいない無人運転の電車は、汐留メディアタワーなどビル群を縫うように高架を走る。ゆっくりと走行するから、遊園地の乗り物のように高みの見物が堪能できる。
汐留駅周辺には高級ホテルが軒を連ねる。高層階のロビーの天井は高く、窓外の見晴らしもなかなか。ゆったりとしたイスに腰掛ければ、豪華なホテルライフの雰囲気だけでも楽しめるというもの。待ち合わせ、おしゃべりにはもってこいだ。

▽怒れる亀
各ビルを結ぶ空中回廊と、広々とした地下通路は終日、スーツ姿の会社員の人波が絶えない。電通本社ビルはテナントのレストランが充実。憩いの場である地下広場には大きな亀形の噴水があり、「プッシュー」と怒ったように音を立てて水を噴き出す。この“怒れる亀”に癒やされるビジネスマンも多いはず。
汐留一番の人気スポットは日本テレビだろう。地下広場では随時さまざまなイベントが開かれ、お祭り騒ぎになる。キャラクター商品の店では子どもも大人もはしゃいだ様子で品定め。その近くで、壁に張られたジャニーズのアイドルの巨大ポスターを、修学旅行の女の子たちがうっとりとした表情で見上げていた。
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2008年01月09日
日本文具資料館 筆記具と計算機の歴史
おすすめ度:★★★★★
大小さまざまな筆
買い物の予定もないのに、銀座や日本橋の大手文具店に立ち寄り、陳列棚をのぞくことがある。太軸の万年筆、革の手帳、シルバーのペーパーナイフ…。身近な実用品でありながら、文具は見る者をなぜか引きつける。
筆記具と計算機を中心に文具約800点を展示するこの資料館を訪れると、そんな文具の魅力に浸ることができる。
まず目に飛び込んでくるのが、全長70センチもある中国・端渓の古すずりと伊達政宗と徳川家康の鉛筆(レプリカ)だ。「これだけ大きな端渓のすずりは珍しいので、ぜひ見てみらいたい」と同館責任者。
ウオーターマン、ペリカン、パーカーなど有名ブランドのアンティーク万年筆もずらりと並ぶ。中には20世紀初頭の逸品もあり、万年筆好きにはこたえられないだろう。
計算機の種類も豊富だ。昭和初期に使われた米モンロー社製の電動計算機は当時1500円。庭付き一戸建てが買える価格だったという。今の電卓の基になったカシオリレー式計算機は1957年製。机の上いっぱいを使う大きさで重さは140キロもある。
手回し計算機も数多く展示。古い計算機の愛好家の方は長い時間飽きずに眺めているそうだ。
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2008年01月07日
杉並の「なみすけ」が全国進出
おすすめ度:★★★★
なみすけ波に乗る
荻窪など落ち着いた街並みで知られる東京都杉並区が、癒やし系として評判を呼ぶ同区キャラクター「なみすけ」の関連商品を全国展開する。同区とライセンス(使用許諾)契約を結んだ企画制作会社ファンワークス(渋谷区)が支援するユニークな取り組みだ。
なみすけは、地域ブランド向上策として杉並区が二〇〇六年夏に公募。二百八十一点の中から、東京芸大の女子学生の作品が選ばれた。「スギナミザウルス島に住んでいた妖精」という設定で、広報紙に登場。区が限定発売したぬいぐるみやストラップが人気を集めたことから、今回の積極策が打ち出された。
ぬくもりのある丸い形は、特に若い女性から支持され、幼児にも親しまれているという。ファンワークスは、なみすけが杉並区内を見て歩く公式ブログを開設。インターネットを通じて全国的な人気者に育てる方針だ。
その上で絵本や雑貨、映像ソフトなどを商品化しファン層を広げていく計画で、自治体の新戦略として注目度は高い。
公式ブログ「てくてく×なみすけ」は、http://blog.livedoor.jp/tekutekunamisuke/
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2008年01月04日
伊豆、小笠原諸島を強力プッシュ
おすすめ度:★★★★★
南の島が呼ぶ
太平洋に浮かぶ伊豆諸島、小笠原諸島の観光情報と特産品を紹介するアンテナ店「東京愛らんど」が、東京都港区の竹芝桟橋に新装オープンした。南国ムードをレイアウトで演出し“諸島グルメ”を用意して来場を呼び掛けている。
東京愛らんどが常設されているのは竹芝の客船ターミナル。両諸島に向かう乗客で連日にぎわいを見せる場所だ。百九十平方メートルの店内で目を引くのは、特産品約四百五十点が所狭しと並ぶコーナー。大島の焼酎や新島のくさや、三宅島の健康植物アシタバのつくだ煮、利島のつばき油、小笠原の島唐辛子みそなど、よそではなかなか入手できない商品を購入できる。
郷土料理を振る舞う飲食ゾーンでは、アシタバを使ったそばをはじめ、島の食材たっぷりの「島カレー」などが話題。酒のさかなとして、さめジャーキー、くさやのピザなど珍しい料理がメニューに並ぶ。今後は島料理の講習会も開く。
旅行者に重宝なのは、観光サービスカウンター。お薦めスポット、宿泊施設などについて資料をそろえ、諸島旅行に関するさまざまな相談に応じる態勢を整えた。営業時間は午前七時から午後十時までで年中無休。
両諸島を訪れる観光客は一九七三年の百三十七万人をピークに、ここ数年は四、五十万人台にとどまっている。特に二〇〇〇年の伊豆諸島群発地震と三宅島噴火が大きな打撃となった。
同店の母体、東京都島しょ振興公社は「エコツアー、スローライフなどで見直されつつある島観光の魅力を積極的にアピールしていきたい」と意欲を見せている。
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2008年01月01日
謹賀新年 2008
おすすめ度:★★★★★
お伊勢さん
あけまして
おめでとう
ございます。


旧年中はお世話になりました。
本年もよろしくお願い申し上げます。



ついでと言ってはナンですが、各地の新年の光景です。
プライベートアルバムからですみませぬ。

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