TOUMAI 大陸横断家が集めた民具
おすすめ度:★★★★★
「漂白の思ひ」
店主の趣味に合う商品を扱うセレクトショップが最近人気だが、こちらはさしずめセレクトギャラリー。自らを「大陸横断家」と呼ぶフォトエッセイスト白川由紀さんが世界の旅先で譲り受けた珍しい民具約100点を展示している。
「TOUMAI(トゥーマイ)」は、アフリカのチャドで発見された人類最古の祖先の頭骨に付けられた愛称で、「生命の希望」という意味だ。
古い民家を避暑地の別荘風にリフォームし、所狭しと並べたのは、イスラム風の青色が鮮やかなパキスタンの素焼きテーブル、インドの領主が使っていた豪華ないす、商売繁盛を願うナイジェリア版招き猫とも言えるゾウの形の壁掛け…。各地の文化を象徴する個性豊かな逸品ばかりだ。
アフリカの国ブルキナファソの盾を見ていたら、「描かれた文様にも面白い物語が込められているんです」と白川さん。「世界は広いと実感するでしょ」
手作りケーキなどを供するカフェを併設。白川さんの著書「もっと世界を、あたしは見たい」を読んで来るファンは、彼女とのおしゃべりをごちそうにしている様子だ。ここに来ると、松尾芭蕉のように「漂泊の思ひ」をかき立てられる。








