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読者からのコメント

てくてくjapan

新東京絵図

2007年11月26日

日本橋 街道の起点   

おすすめ度:★★★★★

DSC_0274.JPG 夜を駆ける


 「お江戸日本橋 七つ立ち~」。歌の通り、日本橋の朝は江戸時代から早い。

 午前七時半すぎ。地下鉄出口から、背広姿の人々の流れが兜町へと続く。どこを見渡しても、銀行と証券会社の看板が。言うまでもなく日本経済の中心地。心臓部の東京証券取引所をのぞいた。

▽巨額が動く
 見学コースを進むと、テレビでおなじみのガラス張り円形立会場。場内では男性数人がなにやら談議するのが見えるほかは、モニターを凝視する職員ばかり。巨額の金が動く現場なのに、不気味なまでの静けさ。株価を延々と表示する電光板。息が詰まってしまった。

 中央通りに戻り、買い物客やビジネスマンの会話、トラックのクラクションにほっとする。この街には人のにぎわいを期待するからだろうか。

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 かつおぶしの八木長、和菓子の日本橋屋長兵衛を過ぎて山本海苔店へ。腰掛けた長いすの横には高さ一メートルはある黒色陶器製のり貯蔵かめが鎮座。嘉永二年から明治初期まで使用とある。関東大震災も東京大空襲もくぐりぬけたのかと感心していたら、女性店員がお茶をそっと出してくれた。老舗ならではのもてなしがうれしい。


 ▽高架の影
 裏手の路地では家族経営の喫茶店、マージャンクラブ、洋服屋が軒先を重ねるように営業中。見上げれば、三十九階建ての日本橋三井タワーが陽光を反射してそびえ立つ。日本橋室町は新旧が交ざったジグソーパズルみたいな町だ。

 帰り際、首都高速下の日本橋を渡った。晴天なのに石畳は高架の影で暗い。五街道の起点、魚河岸発祥の地はもっと日の光に当たり、輝いていてほしい。今につながる繁栄のスタート地点でもあるのだから。



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 現代と江戸時代の日本橋が描かれた栄太楼総本舗の缶入り「黒飴(あめ)」と「梅ぼ志飴」。橋の上空に首都高速がなく、開けた景観だ。創業150年の老舗の甘味を口に、新旧のお店巡りを楽しむのもいい。外国人にも人気の日本橋みやげ。本店限定販売。1缶346円。 BS-0065__-200711051621_M.jpeg