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読者からのコメント

てくてくjapan

新東京絵図

2007年10月09日

神保町 古本巡礼  

おすすめ度:★★★★★

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ここに地球あり


 歩くとき、作家を気取ってもいい。学者になったつもりでもいい。本、本、本。とにかく神保町は、紙と活字に満ちている。日本一の本の街というのは謙遜で、新刊と古書を扱う店がこれほど集中するのは世界で一番だともいわれる。一人でぶらりと歩く流儀が似合う点でも類がないと、認定させていただく。

▽心臓は古本屋

 岩波書店、小学館、集英社…と大手出版社が連なるが、このかいわいの心臓部と呼びたいのは約百六十軒ある古本屋さんだ。

 今も昔も、店主は奥で気配を消し、本だけでなく客も値踏みする。鋭いいちべつも慣れてしまえば怖くない。切られることが励みにさえなる真剣勝負。「大事にしてくださいね」と言われて、本を手渡されたら「勝った」ということだ。大人の駆け引きが楽しめるから、古本巡礼はやめられない。
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 さかのぼれば明治時代から一帯は、学びの地だった。特に法律学校が多く、それが明治、法政、中央、専修など現在の大学につながってゆく。書店が集まったのも道理なのだ。

 ▽野球妖怪?
 開成学校(東大の前身)跡である学士会館には「日本野球発祥の地」の碑が立つ。明治初め、米国人教師が生徒に野球を教えたのがこの地だとか。人の背丈ほどの手が、ボールの縫い目がある地球を握るというユニークな造形。妖怪的でもあり「ゲゲゲの鬼太郎」でひと暴れして、と応援したくなる。

 もっと若者が来る街にしたい、という地元の動きもあるが、ここまで文化的な蓄積があればじっくり構えてもと思う。選球眼がある人は、この街を素通りすることはないだろう。



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時間を忘れる街。インターネット全盛だが、ここに来ると本の命は永遠だと思う。どうして、こんな本が!と呆れたりできるのもいいのであって、必要不可欠なものだけを置くのなら、書店も古本屋もこんなにいりません。持ち主には宝物のように思えるから、本はたくさん生まれてくるのでしょう。 %E7%A5%9E%E4%BF%9D%E7%94%BA%E3%83%A1%E3%82%AC%E3%83%8D%E5%BA%97%20.jpg 売らんかなの下心も、ほほえましい。どうして、こんなにいい本を手放したのかと想像するのも、また楽しい。神保町を歩き回る中高年は明らかに元気です。何でもかんでも欲しそうな顔をして、少年のようでもある。眼鏡屋さんのあどけないジョン・レノンなんて、風景に埋め込まれてるし。ここは「しんぼうしよう→しんぼうしょう→しんぼうちよう→じんぼうちょう→神保町」とは思わないのでござるな。→ムチャムチャ、おやじギャグやん。    


コメント

 しばらく神保町には行っていない。理由はネットだ。古書検索サイトはあるし、アマゾンにも膨大な古本市場が現存する。しかし何といっても、古本屋のにおいってのはネットにはない。なんともなつかしいのだ。

投稿者 紫竹庵人 : 2007年10月10日 17:14