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読者からのコメント

てくてくjapan

ニッポン名場面

2007年07月10日

横浜鎌倉 烏帽子岩が遠くに♪  

おすすめ度:★★★★★

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コンテナのオブジェ越しに
ランドマークタワー


 「三日住んだら、ハマっ子じゃん」。古くからの住民は、こう言ってよそ者を受け入れるという。その言葉通り、横浜は開放的な大都市だ。中心部から電車で約三十分にひかえるのが古都・鎌倉。どちらにも海があり、丘がある。東京からは日帰りゾーン。映画やテレビドラマの撮影が引きも切らない。


 ▽ロケの定番
 「あぶない刑事」「喰いタン」などドラマに登場する定番といえば、山下公園。世界最高(百六メートル)の灯台に認定されたマリンタワー、かつての豪華客船「氷川丸」、野口雨情作詞の「赤い靴はいてた女の子」像と、海沿いの細長い敷地周辺に横浜の顔がそろう。

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 人工美を主張する高層ビル群。手入れの行き届いた並木。サングラスが似合うジョギング中の外国人女性、ヘッドホンをしながらローラースケートに興じる若者。よそ者の目には、悔しいけれどあか抜けている。


 公園に面してホテルニューグランドが建つ。一九二七年に誕生した石造りの本館は戦前戦後を通じ、市民に愛され続ける。進駐軍のマッカーサー元帥も宿泊し、歴史の証人でもある。クラシカルな肌触りを室内ロケで巧みに取り込んだのが、三谷幸喜脚本・監督の映画「THE有頂天ホテル」(二〇〇六年)だ。


 黒澤明監督もこの町を愛したといわれるが、巨匠は影の部分を見落とさなかった。「天国と地獄」(一九六三年)は、「もはや戦後ではない」はずなのに消え去らない社会の闇、会社と家族はどちらが大切か、貧富の差といった人間にかかわるテーマを描き、サスペンスの枠に収まらない。

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 丘の上の富裕層にぶつけた犯人の叫びは、現代にも、こだましているのではないだろうか。電車を乗り継ぎ、海の見えるところで江ノ島電鉄を降りた。「天国と地獄」では、独特な走行音や、トンネルを抜ける光景が犯人をあぶり出す手掛かりとなっていた。

 ▽サヨナラ色
 鎌倉の海はキラキラ輝いて、たとえれば青春色。江の島を眺め、潮騒を聞きながらタイムスリップする。目に映るのは、この一帯でロケをした学園ドラマ「おれは男だ!」で砂浜を走る森田健作。流れてくるのは、サザンオールスターズ「勝手にシンドバッド」「チャコの海岸物語」「真夏の果実」。

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 ノスタルジックな空気を全編で伝えたのが、竹中直人監督・主演の「サヨナラCOLOR」(〇四年)だった。海辺の病院で医師が、高校時代のあこがれの女性と再会する。つかの間の幸福。やがて訪れる運命の逆転…。青春の苦さ、切なさを、他人にはこっけいに思えるという視点も交え、大人の映画に仕上げた。北鎌倉に眠る小津安二郎、木下恵介両監督への竹中流オマージュなのかもしれない。



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 「3日住んだら…」。引っ越して来て、そう言われたらきっとホッとするだろう。横浜市の人口が増え続けているのは、町のこだわりのなさが実感できるからではないか。中華街にしても、みなとみらい地区にしても、生活と観光が溶け合って拙者は居心地よかった。元町商店街となると、まねできないハイカラさがある。戦後、米軍が進駐していたころのヤバイ空気もドキュメンタリー映画「ヨコハマメリー」(2006年)で知ったが、それも含めて歩きがいのある町じゃん。鎌倉は江ノ電を鎌倉高校前で降りて、砂浜を行くことをお勧めする。足をとられるけれど、引っかかる感じが逆にうれしい。「えぼ~し~、いわがとお~くにみえ~る」。写真の生徒諸君、実は速足で、ついてゆくのが精一杯の移動撮影でござった。 IMG_1870%E2%91%A1.jpg       北鎌倉駅↓変わらずにあってほしい。   


コメント

その昔、学生だったころ写真部にいて学内の美人をつれて倉庫街に撮影に行ったことがあります。引込み線がたくさんあってレンガづくりの倉庫をバックにシャッターを押しまくったっけ。なんて時代を思い出しました。
それにしてもコンテナを斜めにしたオブジェはいいですね。また写真が撮りたくなりました。

投稿者 元町ハム : 2007年07月06日 17:37